先日2月11日に�K田日銀総裁マイナス金利導入について意見 を述べた。その時、4者（地球、「私」、「政府」、そして「私以外の他者」）を考えて 議論した。「胴元」である地球が無制限環境ならそのインフレターゲットも達成可能だろう と述べた。つまり経済成長可能なのだ。しかし山登は、「胴元」である 地球が制限環境になっている、だから地球も人類の仲間として考え、タカラナイ、 搾取しない、むさぼり取らない、ことを提案した。今や資源枯渇、地球も極貧に 近いと捉えている。そんな時に、経済成長一辺倒の各国政治家には大きな失望を感じる。

さて、阪神大震災、東日本（東北）大震災、そして熊本大震災である。地球も少しイラダッテイル のかもしれない。山登の実家も阪神大震災に被災、未だに家はそのままの傷んだ状況だ。 そして今回の熊本の方たちも、大変な状況になっている。何とかしなければと思うし、 悲しい。

そんな折、テレビでバラエティー番組などの放送を自粛するかどうか、議論していた。 アンケートでも半分は自粛反対だった。そして震災で被害を被った方たちを元気づける ためにも、熊本の名産などをどんどん買って上げるべきだとの議論があった。 対応して、銀座に出ている熊本名産店の売り上げが大きく伸びた、義援金も多く集まった という報道もあった。もちろん応援するという気持ち、その地方の産業活動を応援して、 売り上げに貢献しようという気持ちも、大いに理解できるし、大切だと思う。

でも違和感も持ってしまう。 ヒトの進化と協力欲を強く主張する山登の趣旨に適うことのはずなのにである。 でもなぜか、現制限環境を認識しないで、活動を抑えずにそのまま経済成長促進 方向を唱える意見には、やはり違和感を持つ。熊本の産業支援のため製品を買おう ということを、無反省に唱える人々に、人類の奢り、高慢さ、を感じてしまうのは 山登だけなのだろうか。もちろん、現資本主義社会で、ではどうしたらあの熊本の 厳しい状況の人々に協力できるだろうかと尋ねても、いい答えはない。 ただ、山登としては、地球も人類と対等な一仲間と考えて、地球の資源をむさぼり 取らないように、心して行動して欲しいと願う。そしてやはりこの制限環境下の 資本主義という社会組織体制を変更することが一番の解決策だと思う。すると 自由のある程度の制限に繋がるのかもしれないが。

一昔前までは、地球は「胴元」然としていた。生命体はいつでも甘えられた。 でももはや今は人類と同等な仲間だと考えるべきだと思う。生命体をはぐくんできてくれた 母なる地球のことも、もっと大切に思いやるべき時代なのだ。

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