日々の出来事に抱く各種疑問・問題点(24.05.31)

大学教育力の衰退について問題点を 指摘した。適応力学に従い、万物が釈迦の輪廻と縁起により相互作用しあっている ことを統一原理とすることで、これまでの400年ー100年間の量子力学や慣性系・相対論 の欺瞞性を明らかにした。さらにその延長として、本ホームページの主旋律であるヒトの 本性（食・性・危険回避・協力欲）である4欲と万物の正義である自由・平等およびこの 世の有限性に由来する対称性の破れ＝階層化（制限環境下の利己的戦略優勢状況）に ついて本ホームページ全体で論じてきた。
　その先に何をするか。心づもりを 述べた。その線に沿って活動するつもりだが、日々テレビで報道を見る。日々の 出来事をニュースで知る。その時々に、この年になって感じる感じ方が、若い頃とは おおいに異なり、とても明確になっていることを感じている。そんなつれづれの思いを ここに記すことにする。

• 24.05.22 政治資金規正法だとか。ざる法。「お主も悪よのー」のムラ社会にどっぷり 浸かり、悪徳経済人たちから多額の献金を受けて、不必要な無駄な施策を立法して税金を 使って彼ら経済人たちに大金を配り、かつ逆に無駄な非効率な政策により庶民・国民を 苦しめて人々の溌剌としたやる気を削ぎ、かつその活動を阻害する。こんなことをして いて、当然赤字国債は膨らみ、悪徳経済人たちは濡れ手で粟で安穏な経営をし、庶民は 活力を削がれて溌剌とした活動は萎むばかり。何という害悪垂れ流し政治家たちなことか。
  　好例が今年の定額減税とその給与明細への記載義務。バカバカしくて国民はやっていら れないだろう。ほとんど国民に利益がないだけでなく、逆に無駄な労力を要求し、精力を 吸い取っている。これで政治家は国民のために何かやっている気になっているのだろうか。 自分たちの存在、活動が、国民の阻害要因いやむしろお荷物なのだと気づけないのだろうか。
  でも、この「お主も悪よのー」の政治家や役人たちも、最近はその自覚も知恵も度胸も なくなっていると見える。つまりもはや木偶の坊の操り人形だ。有力な民間企業などが、 濡れ手で粟の事業（例えばオリンピック事業での電通や大阪万博での鹿島などの総合デベ ロッパーなど）を考えつく。それを政治家や官僚に吹き込む。政治献金で手なずけてある。 当然大事業だから大予算だ。お上の仕事だから取りはぐれがない。あとは政治家たちが 予算を獲得してくれるのを待つ。
  　現代の「お主も悪よのー」は本人たちにその自覚がないだけに恐ろしい。そんなこと が最近は大多数でひどいものだ。例えば少子化対策と称して婚姻、妊娠、教育業界からも 大運動があったろう。あとは予算の山分けだ。高齢者対策と称して、医療、介護などから 大運動。円安にして、エネルギー、輸入業者、食品などから大運動、補助金づけだ。国民 も税金の無駄遣いなのに、そんな施しで嬉しがる。バカか間抜けか。SDGｓで各種対策、 花粉症対策で林業界、農村の高齢化で農業対策などなどこんな無駄な対策・予算が目白押しだ。 少し前は、バブル崩壊での不動産対策、金融対策、その後のアベノミクスにおける各種 経済対策での金融緩和。当時は日本のほとんどの資産がこうした後始末用の不動産、 金融業界用の無駄使いに使われてしまった。何ともバカバカしい。でも誰も反対しないのだ。 不思議。
  　これで税金の無駄使い。濡れ手で粟の少数者たちに予算が吸い取られる。彼らは技術革新 やイノベーションとは無関係で非効率な従来の甘い運営を継続したがる。ロクでもない仕事だ。 国民は気づかない。政治家や官僚たちは国民のために仕事をした、と鼻高々。でもその実は、 税金の無駄遣い、国民の創意工夫を抑圧・阻害、そして従来の運営も非効率化で災害を 招きかねない、だからイノベーションもなく経済成長も無し。あとは税金の高騰で国民 自身が困る。おまけに事業者の努力も見込めず、あとは日本売りで円安。日本没落の、 または日本のギリシャ化。
  　こんな最悪の衰退連鎖を早く止めてほしい。ただ、国民自身がこの状態に慣れて、 誰も飛び出そうとしないのが情けない。政治家や官僚に心と知恵があるならば、 是非各種対策を止める、国民への施しを止める、国民に自由を。何度もそう訴えている。 国債は早く償還する。それで国民は溌溂と自ら活動を活発化し、経済成長をする。 国民を自由にさせろ！それだけだ。
  　カスハラ問題。その中で例として挙がる映像は、見ていて吐き気を催す。こんな人たちが 本当に存在するんだ、と驚く。相手を人と見なさない態度。それでよくこの社会の中で 生きていられると不思議に思う。現代先進資本主義社会の制限環境下における各個人 孤立状況の利己的戦略優勢社会が原因だろう。何度もこのホームページの各所で論じて きた。個々人が孤独で、協力欲も満たせず、ふしあわせに感じた状況で、自己の存在意義を 納得させるための行動なのだろう。その原因である利己的戦略優勢状況を理解しない報道や コメンテーターが対症療法的な発想しかできないのだ。なんと悲しいことか。
• 24.05.23 ローソンの向かいから富士山撮影。観光公害が問題でそこに黒幕を 張る。仕方がないとコメンテーター。何か子供の議論のよう。外国人を多く受け入れるなら、 それなりの対策（交通規則、ゴミ箱など）を十分に取り、かつその人件費をまかなうための しっかりとした旅行客税を制度として設けるべき。こんな対症療法ばかりでは、自分たちの 首を締めることになる。何ともバカバカしい。
  　最近盆栽泥棒、ポツンと一軒家強盗、貴金属店強盗、無人販売店窃盗など犯罪多数。外国 人も多くいる。技能実習生として来たベトナム人が不法滞在になってやむなく犯罪へ、などだ。 そんな劣悪環境な職場を設ける政府による外国人受け入れ制度などいい加減に破棄改善すべき。 コメンテーターが今回珍しく的を射たコメントをした。すばらしい。そう、原理から解明して、 根本的対応を行うべき。また日本人でも最近の孤立した制限環境下の利己的戦略優勢状況 に、孤独を感じ協力欲を満たせずにふしあわせを味わっている人々が大勢いる。早く この根本原因を理解して対策を提案できるコメンテーターや政治家が現れないかと、 このホームページを頑張って充実させている。日本人・人類には教育が大事だ。
• 24.05.24 日中韓では人口減少、少子高齢化、結婚離れが進行中。似ている。どうして 欧米や東南アジアやアフリカや中東でそうならないのか、不思議。宗教も一因か。でも きっと経済が発展し、一人でコンビニで生きていける状況をいち早く達成したからかも しれないと推定する。すると50人規模の家族中心の帰属集団もなくなり、あとは利己的 戦略の自由競争資本主義社会の競争にさらされて、個々人のしあわせ感減少、孤独感 増大で、民族継続意欲が低くなっているのかもしれない。さらには、この制限環境を 肌身に感じ、自ずと自制し、地球にたからない生き方を選んでいるのかもしれない。
  　一方欧米などでは、キリスト教なりイスラム教の一神教で自分たちがヒトとして選ばれた という意識が強いのかもしれない。さらに、常に競争社会に曝され続けて、未だ一人だけ でコンビニで生きていける状況に達することができず、未だに家族中心の帰属集団中心の 暮らしが続いているのかもしれない。帰属集団がある限り、競争が激化でも帰属集団への 協力がより強く要請され、だから協力欲を強く刺激されて、結局協力欲を満たしながら 生きていける状況なのかもしれない。特に彼ら地域の多くが治安が不安で、日中韓の ように平和な日常を味わえないとも観測される。だから治安の悪い町で、帰属集団の 生き残りのためにも、十分他者と戦うことが正当化されかつ称揚されているのだ。 つまり戦うことが善であり、競争しても協力欲に違反しないのかもしれない。（欧米 など本来の先進国では、そんな状況などはとっくに過去の物になっているはずなのだが。） 今後東南アジアなども日本の仲間になってくるだろう。ただアフリカがまだまだ、 インドもヒンドゥー教のカースト制で階層化し帰属集団が固定しているので厳しい。 そして中東ではイスラエル対の人種紛争で将来とも争いが絶えず、競争肯定的な 雰囲気のままだろう。こんな世界情勢理解では、東アジア地域の衰退だけが心配だ。 逆に世界の他地域の紛争激化もおおいに心配だ。どうなるか。
• 24.05.25 楽しみな報道、久しぶり。ICJ（国際司法裁判所）がイスラエルにラファ 侵攻の即時停戦措置を発表。拘束力はあるが、執行力はない。でもだんだん各地の紛争や 戦争も国際的に監視が厳しくなり、次第に国際的な警察機構が働き始めそうな感じ。 それは各国内で地方の紛争を警察が検挙し防止するのに似ている。そのような警察機構が 今度は国際的に地球規模で有効になってきた。国連の理想に近づきつつあると期待したい。
  　ロシアのウクライナ侵攻はなかなか遮ることはできないだろう。ロシアは核を持ち 大国だ。でもイスラエルのガザ侵攻は制御可能なレベルになっているように期待する。 今後は当然国際的にもこの方向に進む。右往左往しながらも、人類はその理想を 堅持し、実現させることができそうに思え、嬉しくなる。期待。
• 24.06.02追加 相変わらずの繰り返し。
  　日本の政治はどうしようもない。定額減税とか、事務作業が大変。でも一回限り。 政治資金規正法自公案、ほとんど現状維持。これで国民が納得するとしたら、日本国民も どうしようもないということか。
  　いろんなところで、政府自治体に「何をしろ」「何をしてほしい」という声が大。 それを報道も追随。コメンテーターもだ。結局社会全体で、物乞い根性丸出し。誰も 何もしたくない。税金を使って金儲けしたい、税金にタカって楽をしたい、税金だから 争ってぶんどり合戦して貰えれば儲けものということか。税金は湧いてくると信じている ようだ。馬鹿か。間抜けか。もうどうしようもない。こうやって脳天気を決め込む。
  　どうして誰も「政府自治体は何もするな！自分たちを自由にさせろ！」と叫ばないのか。 このホームページでは、ずっと国民自体の自由な活動を提案している。自由な発想で 協力欲に後押しされた活動こそが、しあわせにつながり、結局はそれが溌剌とした活発な 活動になっていくはずなのに。自らの努力を惜しんで税金にタカっても、何らしあわせにも 繋がらないのに。政府も国民も皆がMMT理論でも信じているのかしら。自分たちのしあわせを 台無しにしている。残念だ。
  　「お主も悪よのー」の世界にどっぷり捕まっている。オリンピック招致運動（電通など）、 大阪万博開催（総合デベロッパーなど）、ガソリン価格・電気料金補助金（エネルギーや 電力会社など）等々、最近でもどこかから声がわき上がり政府が動いて大予算を投資する 構図が目白押しだ。昔のダムや鉄道建設や公共投資の構図がそのまま罷り通る。江戸期の悪徳 商人が役人に入れ知恵して国家予算を浪費専横していたのと同じことだ。「お主も悪よのー」。 国民も、自分たちの自由を差し出して、ふしあわせに埋没しようとしている、としか思えない。 国民自体が、そんな構図にあやかりたいと各所で声を上げて物乞いする。何とバカバカしい ことか。何とかしてほしい。
• 24.06.04追加 本当に報道はどうしようもない。何とかならないのか。もっと勉強しろ！
  　日本の自動車業界では、このところずっと各社検査不正問題が話題になっていた。国交省が 各社に自社内で点検を要請した。するとトヨタなどでも不正が発覚。昨日トヨタ、ホンダなど 5社が謝罪会見。その原因として、新聞も報道もコメンテーターも、皆が社内でのガバナンス 不足、業務見通しの甘さ、将来見通しの間違いなどを挙げて、社員に無理を強いていたから だとか。
  　えー、そんなアホな、と笑ってしまった。何が問題か、もっとしっかり調査し、勉強し、 それから分析しろ、と言いたい。こんな的外れの報道では、国民も業界もいい迷惑で 道を誤らせるだろう。何という大罪。痴呆とは言わないが、低脳極まりない。
  　北海道知床の観光船沈没事故が数年前にあった。社長がやり玉に挙げられた。船の点検 や緊急連絡手段のお粗末さが指摘された。でもその前に、国の検査機関が検査して承認 していたのだ。その検査機関の検査不備も少しは指摘されたが、でも罪には問われていない。 そんな馬鹿な。検査で民間を縛り、負担をかけておいて、その検査で指摘もできていない のに、問題にならないのは逆だろうに。国側が悪い、民間は従っただけではないのか。
  　その同じことが自動車業界の今回の不正事件にも言えるだろう。民間の自由に任せず、 何やかやと国が口出しをし、いろいろと自由を縛る。その口出しに、全く整合性がない のだ。大抵の国の規制は、内容など考えず、「自分たちでよきに計らえ、でも問題に なったら、自分たちが悪いのだからな」の態度だ。形式だけの規制、検査。実は 国側が業界にも検査にもほとんど無知なのだ。その意味で検査内容など各車ごとに 異なる可能性もあり、誰も全体像を把握していないのだ。そのくせ、国が上に立って 見張り、民間を指導するという形にする。民間の主体性をつぶしている。だから民間は 普段は「やっていられない」と思いつつも、お上に従うふりをすることになる。
  　本来は検査をするなら検査機関が全知全能ですべてを把握し、詳細に理解した 上で、検査側の責任で行うべきものだ。それを権威だけ自分たち側につかんでおいて、 実質は民間に任せる。民間は実際やっていられないと思うだろう。むしろ民間の自由 にすべて任せるべきなのだ。民間が自主活動で商売をし、もし問題が起これば 確実に自らの責任が問われるということになれば、自らが責任を持って、 慎重で厳重な検査を、しかも当を得た原理を弁えた検査をするはずだ。 お上がしゃしゃり出てくるおかげで、民間のやる気も失われるのだ、という ことが分からないのだろうか。これは、すぐ上の指摘と同趣旨の批判だ。
  　コメンテーターが外国ではこのような問題は起こっていない、だから日本の 業界の体質問題だ、と指摘。何とも軽々しく的外れなコメントか、バカバカしく なる。もっとしっかり調査し、勉強して、指摘するべきだろう。想像だが、 諸外国では多分企業に結果責任まで任せていると考える。それが資本主義だ。 だから企業側の検査は真剣そのものになるはず。または国側が検査する場合 には、国の検査機関が全責任を持って真剣で真摯な検査を取り仕切っている はずだ。そんな違いにも気がつかないで、よくコメンテーターが勤まる ものだ、よく報道番組として厚顔をさらせるものだ、と思う。
  　日本の政府自治体報道、本当に落ちぶれたものだ。コロナ騒動の際にも、 同じことを指摘した。もはや日本では誰も問題対処ができないのでは なかろうか。恐ろしい。
  　報道別番組。実にコメンテーターが本質をついた批判をした。つまり、 官尊民卑の体質。何かあれば、国が口出し、民の活動をさらに縛る。耐震 偽装の問題があった時、結局国は建設業界に検査と詳しい書類提出を義務 づけ。業者は書類作成に時間を追われている。そんな官尊民卑の国のシステム を変えようとしない。そこが問題だと指摘。山登の指摘そのままだ。こんな 明敏なコメンテーターも居る。捨てたものではない。どんどん報道も学ぶべきだ。　
• 24.06.09追加。報道の痴呆化が止まらない。何度も書いた同じこと。もっと しっかり勉強し、調査し、それから判断してくれ。
  　東大発ベンチャーが野菜粉末から建材を作ったアップサイクルを紹介。白菜から コンクリートの7倍強度の建材とか。コメンテーターも避難所で食料ないとき 食べられる、とか。アホらしくなる。
  　素材はそのままだ。糖や植物繊維がそのまま。圧縮し加熱。もし食べられるの なら、腐らないのか。当然カビが生える。分解する。すると建材も溶けてなくなる。 そうした可能性や試験を報告しないで、報道。それで報道と言えるのか。
  　もう日本の政治経済報道界の痴呆化が止まらない。そのくせ金くい虫。
• 24.6.13追加。最近はテレビのドラマもほとんど見ない。面白くない。 ところがitsコムに変えてから9チャンが入る。そこにリバイバル時代劇で 山田五十鈴の『必殺からくり人』。すると相変わらずの江戸期の「お主も 悪よのー」の世界が描かれる。勧善懲悪。悪の程度も典型的、分かりやすい。 最後に悪は必殺される。これでいいのか。
  　さて、日本の政治経済社会の仕組みがそのまま同じなのが悲しく見えてしまう。 民主主義で憲法・法律で縛られているが、その建付けを権力者・権威者・ 大金持ち・大企業・財界などが都合のいいように作り、庶民・国民には縛りを きつくして自由溌溂な活動を許さず、逆に従順でおとなしい暮らしを強要する。 時代劇の世界そのままに感じられる。
  　どうして人々は自由でフェアで気持ちのいい暮らしを欲しないのだろうか。 西欧人には不思議に見えるだろう。ヒトとして、自分自身に正直になれば、 必ず自由の無さに気づくだろうに。早くこのホームページを勉強して、 人類皆がヒトであることに気づいてくれることを祈る。それでこそやっと 人々は協力欲に裏打ちされたヒトのしあわせに到達できると確信する。
• さて、上記、日本の暮らしの雰囲気が未だに自由・平等・博愛の民主主義 からほど遠く、「お主も悪よのー」の権威主義世界にどっぷりなことの原因は どこかを考えてみた。丁度日中韓人口減少現象 の問題点考察にも関係することだ。
  　日中韓の高い生産性・制限環境下の自由競争主義・低い多様性による平和環境が、 帰属集団の必須性の消滅につながり、そのため帰属集団への協力欲不達成がしあわせ 感減少、そして人口減少に繋がっていると分析した。
  　その平和環境の一翼を担うのが、すぐ上の権威主義的世界の残映ではなかろうか。 ヒトの本性に正直に従えば、自由・平等を欲する。自由な協力欲発揮を欲する。 でも、帰属集団が消滅していても、どこかの権威からの声が聞こえ、それに従順に 馴らされているおかげで、自己のふしあわせ感解消のための反抗ができないのでは なかろうか。民主主義を学んでほしい。自由・平等を体得してほしい。その上で、 ヒトとしての本性＝協力欲に素直に気づいてほしい。そうすれば、今如何にこの 日中韓の暮らしの中で、自己のヒトとしての本性を抑圧して生活しているかが 理解できると期待する。ヒトの本性である協力欲に素直に従えば、現代の制限環境 の自由競争資本主義世界の不都合にすぐに思い至るはずだ。すると本ホームページ で描く将来像の方向性にも賛同乃至は議論を 加えたくなってくれるはずだ。そして、自由で溌剌とした活動を取り戻し、現制限 環境下の自由競争資本主義世界の抱える根本的問題の解決に取り組みだしてくれる ことを願う。それでこそ、日中韓も北欧並みに しあわせ感向上を目指せると期待する。
  　そのためにも、現代報道の罪は大きい。ドラマでも、報道番組でも、報道内容の 取捨選択でも、そしてCMでさえ、ヒトの本性の理解に基づいていないのだ。勉強が 足りない。大抵が、自由競争主義だけを取り出して利己的戦略に基づく“金・名誉・ 権力”獲得競争を無批判に推奨する、まるでそれが現代では当たり前とでも言いたげだ。 または社会規範に従うことを推奨する、まるで現在流布する社会規範が正義だとでも 言いたげだ、こんなにも人々の自由と平等を制限してしまっているのにだ。一人一人 の存在が大事だと唱える、まるで各人が誰でもこの社会の勝者になれるとでも言いたげだ、 こんな厳しい制限環境下の利己的戦略優勢の自由競争社会でだ。このホームページに 基づけば、生命体は個々に生きているだけで意味がある、個々の存在は釈迦の輪廻と 縁起で絡み合って価値がある、そしてヒトは協力欲に従えば、自己に素直にフェアであり、 しあわせである。現代社会の利己的戦略優勢な自由競争社会がふしあわせ感の元凶である ことを無視してしまっている。その不都合を何ら糾弾しない。だから人々に逆効果な ふしあわせ感を抱かせてしまっている。報道の罪深さを誰かが正さない限り、現代 日本社会の懊悩は続くことになる。
• 24.06.28追加。同じことの繰り返し。日本国民もよく飽きず懲りずに同じこと を繰り返すことだと、あきれかえる。
  　ネットに原田泰氏が、日本国力の減衰は、人口減少でもなく単に一人当たりGDP増加 を妨げるように、生産性向上活動を邪魔するからだと提案。これまでの山登の提案と 同じ。やっとこういう分析のできる人も現れた。ひとえに政府官僚の金融経済政策の 失敗によるとする。そんなことは明白だったじゃないか。やっと今般彼が指摘。
  　SNS誹謗中傷合戦、ネット詐欺、大谷翔平フィーバーなど、相変わらずの騒動。 その大本は、このホームページの主旋律であるヒトの本性を認識せず、フェア感覚との どことない違和や帰属集団のない世の中での協力欲発揮不全に由来する不平不満にある。 しかも江戸時代さながらの利権集団とその利益誘導政策による大衆の経済社会活動の 自由阻害が自由な発想・活動を妨げているのだ。
  　今の日本国民にはもはやこの泥沼からの脱却は無理のようだ。悲しいかな。世界的な 激しい変動が外部因子として必須なのかもしれない。それまでおとなしく待つしかない。
• 24.07.02追加。日本の劣化があまりにも酷い、面白い。
  　まず昼過ぎ、隣アパートの管理業者訪問。住人の一人がごみの置き間違いで文句を貰い、 アパート横にゴミ箱を設けることにしたとのこと。その収集をごみ収集業者に依頼した ところ、区の清掃課が収集車通過のため家の前の私道部分の通過許可をそれぞれ貰えとの ことで承諾書への署名を貰いに来た。でも郵便や介護サービスや工事業者は勝手に入って 来て平気なのに、何故清掃車だけ承諾書が必要なのか、不思議。走って取りにくればいい、 またはバックで入って入り口だけで止まればいいと話す。そして承諾書の文書も、国語が なっていないので業者に再提出をさせるべきと提案。これって、役所の末端が、一番弱い 民間に嫌がらせ乃至は意地悪をしている構図の典型。江戸時代からの「お主も悪よのー」 の典型。父は役所と銀行が大嫌いだった。権力をカサに着て弱い者いじめ、民間いじめを する。あることないことイチャモンを付け、また権威ぶって回りくどい規制をがんじがらめ にして、やる気もくじく。大学でも文科省が事こまごまと規制・規則を設けて、教員の 個々を縛る。やる気も活動幅も狭める。こうやって日本経済も教育も社会もすべて 活力低下させる。誰もやる気がなくなる。そして単に人に責任を押し付け、文句を言うだけ。 協力欲など全く出番がない。
  　もう一点。報道で大分日田の三郎丸橋の橋げたがこの間の大雨増水で傾き、橋が崩落寸前。 増水だけで橋げたの橋脚の土台が掘られて橋脚が傾くなんて、何という杜撰な工事をやって いるんだろう。政治も経済もそして業者の工事も、現代至る所で杜撰な工事・対応だ。マイナ 保険証など騒がれているが、誰が信用するものか、これが政治家役所がやることだ。彼らの やることが信用ならんのだ。それが分からないのだろうか。これで政治家が何を騒ごうが、 誰が耳を貸すだろうか。本ホームページのヒトの本性、フェア、協力欲をしっかり勉強して 欲しい。皆さんそれを忘れている。だから個々の活動の信頼性が抜け落ちるのだ。本当に デカルトの「しあわせな人生のためには、他人に見られないで生きる」べきなのだろう。
• 24.7.6追加。いつも同じことの繰り返しのようだ。それほどまでに日本中成長無しという ことか。
  　明日東京都知事選。教育改革について、どの候補も皆施し政策のみ。教員業務に専念の ため、教育と無関係な業務の人員を増やす、サポート人材を増やす、などだ。誰も日本の 教育界の教員の責任負担の重さを言わない。いじめ対策や成績評価や健康管理など、至る ところ教育者側の責任負担が過大だ。それは過去に各個の問題発生に対し、政治家や官僚が 責任を取らずに、単にその責任を教育者側に押しつける規制・規則などを負荷してきたからだ。 自分の大学教育現場でも、どんどん自由さが失われ、規則でがんじがらめになってきたという 感覚がある。（大学では成績評価をさせないのだ。不可をつけると生徒側からの無言電話や ピンポンダッシュやらが増えて、身の危険を感じる。それに対して、大学も官僚も何も しない。だから基本全員合格だ。だから成績など評価のしようがない。そんな学生を 送り出す。卒研で個別指導できるが、どんどん「学生はお客様」になっていた。セクハラ どころか、パワハラ、アカハラ、何とかハラ、でこちらだけがいつも告発される。だから 何も言えない。単に学生の好きにさせるしかない。成績も評価できない、指導もできない、 でどうやって学生を卒業させるのか。当然次代を担う若手を育成などできるわけがない。 だから世の中の若手に対しては、ほとんど信用できない思いになる。）
  　政治家も官僚も、そしてどの都知事候補も、教育界のみならず国民一人一人の自由を 回復するため、予算削減、規則撤廃、を訴えるべきところ、真逆の行動を取る、真逆の 提案をする。どんどん規則を増やし、縛りを強くする。江戸時代の「お主も悪よのー」の 各界取り巻きから賄賂なり陳情なりを受けて、利権を守り、利権を増やすために、税金 を使おうとする。そんな構図が見えてしまうのだから、都知事候補の誰も不適格だと判断 する。ではどう投票するのか。難しい。
  　最近トヨタや日立造船など、製品の品質保証の改ざんが報道されている。あの知床遊覧船 沈没事故でも企業側が告発されている。でも国民向けに体のいい規則で多くの縛りを作り、 官庁がそれを検査などでチェックして企業を指導する体制になっている。あれもこれも 規則で縛り、国民の自由を奪い、結局協力欲に基づく人々の自由で溌剌とした活動を奪って いる。誰もやっていられないと思い、自らの創意工夫を放棄してしまう。日本の国力衰退も この同じ轍に原因がある。それを政治家も経済人も官僚も報道もコメンテーターも分からない、 指摘しない、批判しない。だから解決策も何ら出てこない。情けない現状だと憂える。 本ホームページを早く勉強して欲しい。
• 24.7.12また同じことの追加。毎日毎日モノとヒトの原理を理解しないままの言動が 目白押しだ。一体日本人はどうなってしまったのか。
  　石丸都知事候補が小池氏に続き二位だとか。ネット利用で躍進。広島安芸高田市長を 辞職して都知事選とか。「政治屋は要らない、既存政治をぶっ壊す」などどこかで聴いた スローガンをぶち上げる。でも何故広島でなく都なのか、説明しない。そして教育が 大事だとか、東京の経済を復活させるだとか、都から少子化をなくすだとか、体のいい ことを唱えるばかり。既存の政治家と何ら変わらない。小池のように、教育費無償化 とかすら言わない。具体的な施しすら提案しない。当然、これまでの各種規制を撤廃 するとか、減税するとか、教育なり飲食業なり各種企業活動の厳しいルールの撤廃 などには全然触れない。都知事候補の誰もこちら方向の政策は提案しない。おまけに、 都知事選後の各種インタビューでの答弁で話をはぐらかし、茶化し、馬鹿にする 態度が明確で、各方面から批判が出ていた。こんな候補者に都民の160万人もが 投票している。10代から30代では第一位だ。えー！？あのヒットラー出現時の ドイツ国民と同じではないか。恐ろしい。都の若者があまりにも酷い感性・知性 ということか。情けない。恐ろしい。
  　本日朝愛媛松山城近くで、梅雨末期の大雨による土砂災害、3人行方不明。報道 ではコメンテーターが、気候変動で大雨が酷くなってきた、自治体が土地の状況を 把握して警告を出すようにすべきだ、とか体のいいコメントを発する。誰も近年の 人間による開発による人災とは指摘しない。確かに昔より大雨の程度が酷くなった。 でも昔ならその程度の大雨でも何ら影響が無かったはずだ。都市化、近代化で 人々は傲慢になり、強欲になり、昔なら10倍から100倍の安全度で開発し、造ってきた のに、科学が進歩したとして2-3倍の安全度、強度基準でいろんな物事を進めてしまう。 つまり、昔ならこんな大雨でも何の問題もない状況だったのに、人々が何らかの活動 をして、例えば今回のような防護壁なりを設置して、安全だと保証し、そのおかげで 災害を招いてしまったと見えているのに、そんなことは考慮しない。反省もしない。 つまり、最近の人間たちの所業には信用ならんのだ。人間は自然をあまりにも甘く見て いる。その点をどのコメンテーターも指摘しない。あまりにも皆さん傲慢になって しまっていると憂える。どこかにヒトとしての謙虚さを捨ててしまったようだ。 悲しいかな。こんな報道は即中止すべきなのに、でもどの番組でも似たようなモノだ。 だから視聴するに忍びない。でも他に情報源がない。仕方なく見る。すると必ず腹が立つ。 そのうちほとんど視聴しなくなってしまうのかも。すると世間からどんどん離れる、 疎くなる。でも早く本ホームページを世間に広め、人々の教育を進めたいと願う。 どうすべきなのか。残念。（最近タワマンが目白押しだ。でも首都直下型地震が きたら、本当に大丈夫なのか。信用できないのだ。崩れ落ちて大惨事にならなければ いいのだが。）
• 24.8.4おもしろい追加。先週の水曜日、科捜研の女の新シリーズ。これまで報道 では、しょっちゅう〜ハラが問題視されていた。いろいろ厳しい規制が敷かれ、 いい加減うんざりしていた。大学でも各種〜ハラ問題で、教育も研究もとても自由が 無くなり、とてもやりにくくなっていた。教育など金輪際ご免だとも思った。その 問題が、今回の科捜研で取り上げられた。
  　中間管理職が新人たちに厳しく当たるのも難しくなり、かつ職業遂行でも手続きが 面倒で煩雑、とてもやりにくくなっていたと嘆いていた。そのため、もう職を続ける 気概も無くなっていた、だから人殺しをしたことになっても投げやりに肯定すること になったと白状。テレビ報道でもドラマでも、これまで〜ハラなど時流に逆らう、 または疑問を呈することはほとんど電波に乗っていなかった。今回の科捜研の女は 珍しくそれを打ち破っている。だからテレビドラマとして、長続きし、人気も保って いるのだろうと思う。
  　こういう報道なりドラマがしっかり全面に出てくるべきだと思う。もう少し踏み込んで そういう〜ハラ報道の頻出原因まで調査分析し、その結果を踏まえた番組にしてくれる ことを祈る。
  　同時に今パリオリンピック中。その報道の情けなさは酷い。おまけに、その勝敗事案 に絡んだSNSの誹謗中傷も酷いらしい。もはや世界中でこうしたオリンピックやSNSは 限界に来ていると見える。もう止めにしたらどうか。
• 24.11.13 さらに追加。でも上と同じことの繰り返し。相変わらず、世界中で 目先のことにのみこだわる事件が目白押し。なかなか人類としての成長が見られない。
  　石丸氏が石丸新党で都議選だとか。大谷ドジャースがWS優勝で大騒ぎ、盗塁で左肩 脱臼で手術、今後各種賞タイムスタートとか、日々大騒ぎ。トランプ大統領当選で、 世界が迷惑を被る、COP離脱とか、戦争を24時間で終わらせるとか、中国関税60％とか、 頭がないのか、良心がないのか。衆院総選挙で自民過半数割れ、でも立憲主導の野党 での政権交代は各野党の反対、国民民主の103万円の壁突破政策で大騒ぎ、こんな些末な 議論で日々暮れる。世界では各種災害が目白押し（山火事、干ばつ、洪水、大雨、 台風、竜巻など）、でも誰も気にする風がない。インバウンドはじめ、観光地は大混雑、 イルミが派手やか、広告もけばけばしい、何らはばかることを知らない。
  　しかも必殺仕事人の中村主水的な話、「お主も悪よのー」連中とその袖の下を受け取る 政治家連中のなれ合いによる予算の山分けが未だに横行している。何らそれに気づくこと なく、報道も国民も皆がその山分けを見守り、浮かれている。しかも各種規制がきつく、 国民は自由な活動を妨げられているにもかかわらず、むしろ自ら手足を縛ろうとする。 アホか、間抜けか。もはや日本の行く末はお先真っ暗の感。赤信号、皆で渡れば怖くないか。
  　輪廻と縁起原理を提案しようにも、なかなか雑誌が受け取ってくれない。公開できない。 人々の教育が大事だ。でもそれが可能なのか、心配。このままローマ時代末期のように、 闘技場でのショーに市民が浮かれたままで、世界中が滅びていくのかしら。
• 24.11.18 ずっと同じことの繰り返し。人類の劣化が酷い。
  　アメリカでトランプ元大統領が再度当選。気候変動もコロナワクチンも信じない トランプを大統領にするなんて、アメリカ国民の頭の程度が信じられない、と 思っていた。これでは世界がどんどん歪んでいく。移民排斥、強制送還、中国に 関税60％とか、化石燃料増産、そのくせEVのイーロン・マスク氏を政権内へ。 もはや狂気の沙汰。トランプの頭は狂っているとしか思えない。
  　と思っていたら、今度は日本兵庫県知事選で、あのパワハラ、おねだり疑惑の 齋藤元知事が再選とか。今度は日本国民、兵庫県民の頭の中を信じられない。 職員の告発に対し、辞職を促し、結局自殺にまで追い込んだ。その告発内容は 何もなかったという主張。それなら彼が以前のままでも正しいということ。 それで押し通して平気なら、彼の主張は正しかったことになるが、それで 職員は平気でいられるのか。逆に今度は彼の態度が改まって職員にも優しい 接し方をするようになるとしたら、そのこと自体以前の彼はGuiltyだったこと の証になり、彼には知事の資格もなく、有罪になることになる。どちらだろうか。 人一人が死亡しているのに、その元凶とされた人間が正しかったなんてことが あっていいのだろうか。
  　どちらもSNSが大変有効だったとか。そして世界中で人々はおねだり根性丸出し で、本当に制限環境下の利己的戦略そのままだ。ポピュリズム極まりない。報道 の各種宣伝や登場人物を見ると、本当にその通りと思える。人々は、物事や生命 の根本原理を全く無視し、『はるかな記憶』も覆い隠し忘れ去り、何も学ぼうと しない。世界の終わり間近と心配になる。
  　大谷や野球プレミアやサッカー、バレーボール、アイドルたち、歌手たちや アナウンサーたち、コメンテーターたち、皆さん本当に大丈夫なのかしら。 頭の程度が何ともスカスカに見えてしまう。地球温暖化、世界の気候変動災害、 ウクライナやガザ、そして世界各地での人々の不適応行動。そんな危機的現象 に対し、何ら心が動かされないのかしら。それこそ、上記したように、ローマ 末期の浮かれた市民たちと同じに見えてしまう。あのスウェーデンのグレタ・ トゥーンベリさんは、きっと気が気ではないだろう。または無力感に苛まれて いるのかもしれない。そんな彼女と同列の人々が、世界には大多数いると信じ たいが、でも日々の報道を見るに、そんな人々がマイナーで、大多数は浮かれた 低脳たちだと思ってしまう。（もう少し人類を信じようか。彼らも山登たちの 原理＝輪廻と縁起を読めば、しっかり学んで、『はるかな記憶』を思い出して くれるかもしれないから。）
• 24.11.22 思いがけず、トランプ政権下イーロン・マスク氏が行財政改革を 断行するとか。その際、約3分の一の予算削減（33兆円）、政府人員の削減、 規制緩和とか。すばらしい。先進民主主義国の陥っている大きな政府＝たかり 政治＝「お主も悪よのー」政治を破棄する政策だ。やっとアメリカだけが 始めることができるようだ。本来日本や韓国が先陣を切るべき政策だ。でも やっと世界で一国だけでも始められるということは、人類捨てたモノではない ことになる。さすがアメリカ。楽しみに見守りたい。これで人々は自由で 平等な活動を思う存分楽しめることだろう。それが実は未来に繋がる。

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