[11.24] [11.25] [11.29] [12.5] [12.7] [12.15] [12.23] [2022.1.1] [2022.1.5] [2022.1.11] [2022.1.18] [2022.1.23] [2022.1.31] [2022.2.3] [2022.2.10] [2022.2.20] [2022.2.27] [2022.3.21] [2022.4.11] [2022.4.18] [2022.4.28] [2022.5.5] [2022.5.15] [2022.5.24] [2022.6.1] [2022.6.19] [2022.7.3] [2022.7.9] [2022.7.21] [2022.7.29] [2022.8.6] [2022.8.8] [2022.8.19] [2022.8.25] [2022.9.12] [2022.10.11] [2022.10.26] [2022.11.6] [2022.11.26] [2022.12.8]

1. まず韓国は感染拡大、一方日本の感染激減に驚き、その原因が不明だという。同じ “新規感染者数”という名目のデータでも、韓国は“誰でもどこでも”無料PCR検査で 市中無症状者も特定しているのに、日本では今も発熱者中心の行政・保険適用検査のみで 市中無症状者検査は無視しているのだ。定義が異なるのに、同じ名前だと同じだと勘違い して、騙されたまま。情けない。
2. 仙台では、下水検査で市中感染状況を測定し、数日先の予測をするとか。10万人に 一人くらいなら特定できるとか。アホか。
   　公表新規感染者数に対して、下水検査の測定値を対応させている。しかし今日本の 公表新規感染者数が行政・保険適用検査だけで、市中感染者数を反映せず、特にワクチン 後の有症者割合減少効果で見かけ上少ないだけなのを理解していないのだ。本来公表値の 1000倍程度はいるはずであり、つまりは10万人に1000人程度しか特定できないということ なのが分かっていないのだ。
   　科学に携わるものとして、まず公表新規感染者数ではなく、本当に対応する市中感染者数 がどの程度かをしっかり把握しておくべきだろう。下水の測定値だけでなく、対応する 側の感染者数把握が必要なのに、そちらは貴方任せというのは何とも情けない人たちだ。
3. そしてオミクロン株だとか。騒ぐだけ騒ぐ。感染防止対策をすれば、それだけで 十分なはずなのに。むしろ市中感染状況をしっかり把握するべきだ。民間自費検査情報 だけでも収集公開すれば、市中にどの程度の感染者がいるのか推定でき、それが 国民の注意喚起に繋がるのに、ずっと放置だ。何とも情けないコロナ感染対策だ。
4. 2021.12.1追加。都は昨日21人。
   　本日報道でオミクロン株。やっと報道のコメンテーターが、これまでの日本のPCR検査 が、行政・保険適用検査のみで市中無症状者を無視していたことを指摘。今更だが、 やっとだ。大声を上げて欲しい。
   　それが分かるなら、第5波の激減もすぐ説明でき、納得できるはず。そしてこれまでの 日本のコロナ感染対策のバカさ、間抜けさ加減が明確になるだろうに。
   　一方、分科会メンバーが、オミクロン株がすでに市中に入っているのか、どの程度 広がっているのかも分からないので、早め早めの水際対策や感染対策が必要だとコメント。 どうして市中にどの株がどの程度広がっているかを調べようとしないのか、知らないのが 当たり前だとでも思っているのか。未だに欧米などの世界標準からかけ離れた、浮世離れ したうわごとを宣い続けている。本当にどうしようもない、恥知らず、間抜け、 情報の収集公開不作為の罪に 問われるはずだ。ここまで来ると、許し難いと思う。
5. 2021.12.4追加。コロナとは関係なく、世界の再編が気になりだした。今や コロナも地球温暖化・気候変動も人権問題も、もはや 国民国家の枠組みを超えてしまい、世界中が地球規模で影響し合い関わり合ってしまう 状況になっていると思う。かなり早い時期に、これまでの国民国家体制主流の 地球世界から、何らかの形で国連中心なり、EU類似なりの、地球国体制に移行する ように思う。平和裏にスムースに進むことを祈る。

• 昨日首相の所信説明。結局検査は感染拡大時にやっと無料の無症状PCR検査をするとか。 アホらしい。これまでとほとんど何も変わらない。報道でもそのことを指摘。
  　群馬などでも工場でクラスター。コメントはワクチンで市中無症状感染者が多くいて、 それから感染拡大したのだろう、と言う。ワクチンでは有症割合が減少する。だから 本来市中無症状の検査が感染状況把握のためには必須。だのに、日本では全くその検査を していない。
  　やっとコメンテーターがここで訴えている可能性、つまり 日本の感染者数は行政・保険適用検査のみの有症中心のため、多くの市中無症状者を 見逃していることを指摘。早く無症状者の検査を充実させるべきとのコメント。 やっと妥当な報道のコメントになってきた。
• 理研がファクターXを発見とか。日本人の6割がHLA-A24を持ち、ウィルススパイクの エピトープと親和性が高いので、感染細胞の抗原提示が強くなり、そのためキラーT細胞 の活性化が高くなって、細胞性免疫が強いとのこと。だから日本では重症化や死者が 欧米に比べ少ないと報告。欧米では1〜2割しか持たないとか。
  　またまた何とも間抜けな報告だ。
  　まず日本人だけがHLA-A24なのか。韓国は現在感染拡大、死者も出ているが、その韓国の HLAはどんな型なのか、調べもせず、報告もしない。つまりコントロールがない。
  　また日本人の中でA24の人たちと、そうではない人たちの重症化や死亡率の違いが 有意なのかという調査も報告しない。まるで小中学生の報告レベルで、正の相関例だけで 結論を述べる。コントロールがないのだ。
  　もうこんな科学者の報告など無視すればいいのに。もっと科学的な報告を取りあげる べきだ。そして報道もそんな間抜けを放っておけばいいのに。情けない。
• そしてやっと都のアドバイザリーボードが、有症者が検査にかかるが、今無症〜軽症 者が市中にその4倍程度いる可能性がある、と報告。そんなアホな。少なくとも100倍から 1000倍はいるはずだ。
  　おまけに、やっとその“可能性”があると認めたのだ。何という脳天気なことか。 どうして市中にどの程度無症状も含めた感染者がいるのか、という感染状況を調べようと しないのか。その情報収集は、 民間自費検査情報としてすでに得られるはずなのに、それを収集しようとしない、 公開しようとしないのだ。
  　こんな感染症対策専門家など懲罰ものだろうに。責任をとって貰いたい。
• 別件だが、政府は現金給付やクーポン給付など騒ぐ。また報道などでよくサブスクやら 旅行・宿泊援助やら騒ぐ。また経済成長と物価、特にマックによる通貨為替比較などを よく騒ぐ。でもどうしてもこの地球環境に対する負荷を煽るように感じる。地球温暖化 を騒ぐくせに、政治も報道も無駄金を使い、無駄なエネルギーを使う方向にしか活動 しないと感じる。
  　何故経済成長なのか、何故地域振興なのか、どうしても無駄なエネルギーやらで 地球に負荷を掛けてしまっている。 日本ではきっと経済成長よりもこの地球環境を考慮して控えめな生活をしているのだ と思う。全く政府自治体報道皆間違っていると考えられる。この制限環境になった地球と 共存共栄していける考え方に改めて欲しい。日本の将来が思い遣られる。
  　また賃上げを促進する税制改正だとか。全くトンチンカンな政策だ。コメンテーターも あっち向いたコメントだ。上のように、この地球環境制限状態に対する科学的論理的な 意味のある対策を提案しない限り、日本人は控えめな生活を送り続けると思う。これは コロナ対策に対する人災糾弾 でも同じことだ。ここでの山登の視点の 中のヒトの協力欲といった本性を考えれば、地球環境に対しても、経済成長に 対しても、科学的論理的な妥当な政策はすぐに考えつくはずだ。単に彼らが勉強不足か、 または間抜けなだけなのだろう。
  　または、むしろこうした非科学不合理な政策や対策や報道の裏には、実は日本の持つ ムラ社会の弊害が横たわっていること が多いのだろう。裏には旅行業界や宿泊業界、通信会社や大企業、などなどの政府に 群がる各種ムラ社会が利己的な利益要求を突きつけているのかもしれない。だから不合理 で非効率な政策が罷り通ってしまうのだろう。情けない。

• 報道で「今のうち忘年会、旅行など」という市民をレポートしている。コロナが少し 落ち着いている今のうちに楽しもうと思う、とのこと。
  　今ワクチン接種後の感染阻止と有症率低下の効果で、日本特有の見かけ上の感染者数 低下だ。これまでここで何度も指摘してきた。
  　世界では“誰でもどこでも”市中無症状感染者を捕捉しようとしているのに、日本だけ 行政・保険適用検査のみで市中無症状感染者を見つけないようにしている。当然見かけ上 感染者数は低下傾向だ。国民には市中感染者数が見えない。だから上のような「今のうちに ・・・」の発想になる。
  　戦時中と同じで、国民に情報を 隠蔽し、誤解させたままで経済を動かしてしまう。国民を誤誘導してしまっている。 被害を受けるのは国民だ。何という情けない政府自治体専門家たちだろう。“御用学者” “御用報道”が未だに罷り通ってしまう。
• 「新自由主義」対「新しい資本主義」のお話し。
  　新自由主義で経済は成長したが、トリクルダウンは起こらず、格差拡大、中間層の消滅が ひどくなった。世界はそのように認識して、アメリカでも民主党が大統領だ。大きな 政府、富裕層への増税、そして富の再分配を目指している。日本も新しい資本主義で、 分配と成長を目指すとか。そのことに関する報道での議論だ。
  　まず日本は実は新自由主義をやらなかった。雇用だけ規制緩和で、 経済を動かしているムラ社会を保護してしまった。だから産業界の自由競争がなく、 そこでは既得権益だけが守られ、日本の産業構造は変化せず、生産性も低下、経済成長も なくなってしまった。そのことをしっかり分析しない限り、政策転換しても意味がない はずだ。
  　若者たちは自己責任と言われて育った。本当は、むしろ社会環境でどうしようもない 状況が多いのに、自己責任と認識して政治には抗議しなくなった。そこで、これからは 政府の関与が重要だという話になってきたのだとコメントする。でも、本来社会環境・ システムについて、ここでの議論に基づいて しっかり理解し、将来像に描くようなシステムを 模索すべきだと思う。そうした原理的な考察をしない限り、単なる対症療法だけで根本的 な解決には繋がらないはずだ。もうそろそろしっかり学習してもいいだろうに。
  　さて、新しい資本主義とは。最低賃金や税制変更など、政府の関与をますます強めよう としている。きっとますます日本の産業構造も変化できなくなると恐れる。今、少子化で、 しかも賃金を上げないで物価維持できているのは、むしろ低賃金の外国人労働者で まかなってきたからだと分析する。その分析は妥当だろう。実は日本は世界で第4位の 移民大国だとか。だからこれからは賃上げ分を企業のコストとして計上して価格値上げを すべきとのこと。
  　ただ、経営者側からは、実は企業が儲からないから賃上げできないのだとの批判。また また鶏が先か卵が先かの議論を始める。 結局生産性が向上しないのはどうしてか、をしっかり分析しないままで議論して しまっているから、こんな中途半端な議論に行きついてしまうのだ。そのため、むしろ 労働者の転職などを促し、年功序列などより労働市場の流動化を行うことが必要なのだとの 議論になってしまう。つまりメンバーシップ型会社よりジョブ型会社にすべきとのこと。
  　でもアホな提案だ。実はヒトは50人規模で協力でき、だからスタートアップ企業は大抵 がメンバーシップ型なのだ。ところが大きくなって不特定多数がいるようになると、 当然社員の管理が大変になる。するとジョブ型が有利になるはずだ。 ヒトの進化で獲得した特性を理解していないのだ。そんな間抜けな考察だけに基づく 議論だから、またまた現象に対する対症療法しか提案できないのだ。 社会環境・システムのあるべき姿に基づいた根本的な原理的な考察をすれば、フェアで しあわせに溢れた社会像を描くことができるだろうに。本来日本では、50人規模を基本 とする新自由主義的な自由な企業活動の保証と、社会組織への個々人のジョブ型関与を 保証する体制が、現状では可能なあるべきベターなシステムだろうと考えられる。
  　ただ、素晴らしいコメンテーターがいる。彼は、何故日本で中間層が崩れ、非正規雇用 が増加し、労働の流動化が進まないのか、の原因は、一に正規労働者側の既得権益維持 だと看破している。なかなか日本では終身雇用で首を切れないのだ。労働組合が強すぎた のだ。正鵠を射ている。ただ、彼もまた、すぐ上の議論のように、ヒトの特性を理解 していないのだが。

• 大阪でクリニック放火殺人、25人死亡。その犯人の孤独がクローズアップされた。 報道でその孤独、孤立を取りあげる。大変時宜を得た、また社会の本質に迫る報道だ。 ディレクターの良心と企画力を高く評価する。
  彼は、あの秋葉原殺傷事件の加藤智大と同じ心情に突き動かされたと考えられる。 増保さんとの共著『21世紀のホモサピエンス』 の第8章人々の不満・不安の中で論じた。
  　しかしその内容、コメンテーターには今ひとつの勉強が求められる。彼らの対症療法 コメントは、結局社会で繋がりを求めやすくするための、教育やNPO、NGOからの支援を 応援するべきとのこと。どうしてその社会での繋がりが無くなってしまうのか、その 原因に言及せず（確かに競争資本主義社会で、経済成長無くかつ格差拡大なので、 一度社会から弾かれた人は、再復帰ができない仕組みになっていることが問題とする。 浅はかな思考停止状態だ。）、だから根本治療法には思い至らない。
  　もう一度このホームページを復習しよう。
  1. ヒトはチンプからの進化で、第4の協力欲を持つようになった。つまり協力できて しあわせを感じる。図を参照して下さい。
  2. チンプ由来で、ヒトの認知限界は50人規模だった。だからその範囲ではお互いを 認め合うことができる。いい人か利己的かを評価し合えたのだ。
  3. 生物界では、無制限環境下には“いい人” 戦略優勢、でも制限環境下には“利己的”戦略優勢になる。
  4. 約1万年前、狩猟採集から農耕定住になり、生産性が上がり、不特定多数の社会を 作れるようになった。
  5. すると認知限界を超えて、いい人評価を直接できなくなり、その代わりに金・名誉・ 権力で評価するようになった。つまり、社会で階層化が進んだ。
  6. 地球上で各種集団が存在し、その狭い地域で必ず制限環境になり、お互いが利己的 戦略を採るようになる。その時、不特定多数の集団だとしても、集団間の闘争で生き残り を図る。だから個々人はその帰属集団に対して協力が必須で、協力できるおかげで しあわせを感じられる。（つまり社会に居場所があった。）
  7. ところが現代では、まず人類は地球上皆仲間であり、殺し合えない。しかし地球上 グローバル化で、かつ地球温暖化で、厳しい制限環境になっている。利己的戦略優勢で、 かつ評価は金・名誉・権力に頼らざるを得ない。
  8. おまけに現代、一人でコンビニに行って生きていけるほどの高生産性になっている。 だから個々人は、帰属集団も曖昧で、だから協力できる対象もなくなり、しかも制限環境 で利己的戦略優勢の厳しい自由競争社会であるため、しあわせを感じられなくなる。
  9. すると人々は、しあわせを感じるために、競争して“いい人”評価の代替尺度である 金・名誉・権力を獲得しようと努力する。他を蹴落として競争する。すると実は蹴落と された人々はしあわせを感じられず、また蹴落とした勝者も、どこか フェア感覚に対する違和感を抱き、しあわせを感じにくくなっている。
  10. では、制限環境を何とかするためにも、またしあわせを感じられるようにするため にも、この自由競争資本主義の経済社会組織体制を 少し制限するべきだろう。ヒトの認知限界50人規模をきっちり認識した上で、新たな 経済社会組織体制を考えなければならないはずだ。
  11. このようなまとめは、家族についてにも書いた。
  以上がこのホームページのメッセージだ。つまり当然、今は勝者も敗者も実はしあわせを 感じにくくなっていることがお分かりと思う。協力欲をもつヒトのフェア感覚に反するから だ。そこが孤独・孤立感の根本的な原因だ。だって協力したいのに、協力できる機会も 場所もないのだから。だから、その根本治療を考えないで、単なる敗者復活を考える 対症療法なんて、何ら役に立たないと言えるだろう。
• 大阪でオミクロン株感染の市民が4名とか。ついに市中感染が始まったとか。
  　何ともバカバカしい。オミクロンだろうが何だろうが、すでに市中には公表新規感染者数 の1000倍はいるはずだ。その市中感染状況を調べようともしない で、恐れるだけ、注意しろと促すだけ。
  　戦前も、戦中も、情報収集には後ろ向き、単に精神論だけで政治を行う。改まらない 日本の政治家、専門家、報道だ。
• ネットでも、検疫ですり抜け、市中にも感染が拡大している恐れが強いと警告。 それが専門家だとか。
  　どうしていつまでも「感染が拡大している恐れがある」とのんきなことを言って いられるのか。どうしていつまでも市中感染状況を把握しようとしないのか！アホらしく なる。
  　民間自費検査の陽性率から市中感染者数を推定できるだろうに、その情報収集をしよう ともしない。もちろんずっと訴えている無料の市中での無症状者対象のPCR検査をすれば、 市中感染状況が分かるだろうに。
  　韓国やロンドンやニューヨークで市民がPCR検査所に行列を作っている報道をずっと 見ていて、しかもその感染者数が5000人とか2万人とか、週に65万人とか、聴いているのに。 それに対して、日本では新規感染者数30人未満だとかで安心している。市中でPCR検査に 行列など作っていないじゃないか。そんな検査所は無いだろうに。そのことを知って いながら、日本では感染が抑えられているなんて、何を寝言を言っているのか。 アホらしくなる。日本人の知力はこの程度なのか。
• ただし、大阪・京都・沖縄でオミクロン株感染者が見つかり、市中感染発生とされた。 そのため、首相は感染拡大地域では無料で市中PCR検査を広範囲に行うと発表。やっと 標準に近い検査体制に近づいた。
  　その結果を必ず発表して欲しい。検査件数と陽性率が分かれば、市中感染状況が分かり、 すると韓国や欧米並みの感染者数が判明するだろうし、日本では国民の自主的な自粛を 促されるだろう。
  　どうしてこのような標準の検査体制を早く採らないのか、不思議だ。全国ですぐに 拡大検査を行うべきだ。それでこそ、日々の新規感染者数が諸外国と同じ意味のデータに なり、比較が可能なのだ。
  　でも、地域限定的だが、やっとこの政府が実現させるようだ。専門家たちも本来は謝罪 すべきだが、とにかく諦めたのかもしれない。
  　今後日本も欧米並みの科学的合理的な感染対策が可能になると期待する。 今年の1月から訴え続けてきて、この1年間かかったが、やっとのことで検査体制の改善 が図られたと思う。まずはよかった。
  　これで、一昨年来延々と書いてきた新型コロナ感染症関連のページもきっと終わる ことができるだろう。
• ちょっと今後の展開を予想しておこう。市中感染状況を調べるようになれば、きっと 日々新規感染者数20人程度などではなく、その1000倍くらいの2万人程度の市中感染者数 が推定できるほどの検査数・陽性率のデータが得られるだろう。日に2万人が受診すれば、 大阪で40人程度の感染者数が追加計上されるだろう。20万人受診では、400人程度になり、 韓国と同程度の感染拡大が観測されると予想する。つまり、韓国での 感染拡大と日本での感染急減の違いは、単に“誰でもどこでも”PCR検査をしたか、 しなかったか、だけのことなのだ。そして、この市中感染者数の実際の情報を公開・ 共有できるだけで、日本の国民性と生活 習慣からは、自主的な緩い自粛的行動抑制で、普段通りの生活を暮らしていけると 期待する。
  　またワクチンのおかげで、入院率はきっと0.1〜0.3％程度に抑えられると期待する。 だから政府自治体専門家報道がうるさく警告するような医療崩壊は、日本では起こらない と期待する。単に市中無料PCR検査を拡充し、あとは感染者を隔離するマスの療養施設を 準備すればいいだけなのだ。ところが ずっとそれをしなかったのだ。許し難い。そして専門家、分科会などはその過ちを 謝罪もしないのだ。日本の“御用報道”“御用学者”たちだ。
  　経済対策でもコロナ対策でも、例えばあのアベノマスクに代表されるように、政府が なすことすべてほとんど非効率で無駄が多い。政府自治体にはもうほとんど何もしないで ほしい。きっと民間の方が、効率よく、しかも時宜に適った最高のパフォーマンスで最高 の結果を引き出してくれるはずだ。だから将来像に 描くように、50人規模を基盤にした自給自足圏（現代ではAIやロボットの発達が 未成熟のため、多分あの富山市のように5000人規模なら十分可能だと予想する）の 全人類に渡るネットワーク社会を目指すべきだと思う。それぞれが効率よく運営でき、 かつ各メンバーはお互いを認知できるおかげで“いい人”評価が直接でき、しかもお互い が協力しなければ成り立たないために、必ずそれぞれがそれぞれの協力欲を満たすことが できて、皆がしあわせな人生を送ることができるはずだ。この ホームページの根幹を勉強して欲しい。
• 12.26追加。やっと日本のネットでも、外国の検査や陽性率の詳細との比較が議論 されるようになってきた。参考にフランスのデータを挙げる。
  　25日、人口6千万人のフランス、オミクロン株が主流になって、日々の市中検査数155万件、 陽性者数10万人突破とのこと。つまり陽性率6.5％、するとフランス全土で感染者数 400万人と推定できる。
  　ちなみに、オミクロン株では倍加時間が3-4日程度と速いとか。欧州でのアルファ株や デルタ株の急拡大では、 以前の連続培養モデルを用いてその程度に速く、検査＆隔離戦略だけでは間に合わず、 もはや感染縮小は難しいだろうと議論していた。一方日本では、倍加時間がデルタ株でも 7日程度、それ以前は11日程度と遅く見積もることができ、民間自費検査情報収集開示なり “誰でもどこでも”市中無症状者PCR検査による特定隔離で十分感染拡大を阻止できると 提案していた。実際にもその見積もりが妥当だということが示されつつあると 嬉しくなる。
  　つまり、こうした検査数と陽性率などの基礎的な感染状況情報が収集開示されれば、 感染者数の多寡がわかり、国民の注意喚起に繋がる。さらに、倍加時間も推定でき、 多分日本では、その国民性と生活習慣から自粛的で感染抑制的であるため、検査＆隔離 戦略だけでも感染を縮小に持っていけるほどに感染はそれほど拡大しないと期待できる。 すると、欧米では感染速度が速すぎて、あとはワクチンの三回目接種で感染阻止を図る しか手がないので接種を急ぐようだが、日本ではそれに闇雲に追随することはなく、 むしろワクチン接種の遅れている国々に融通してあげるくらいの余裕が生まれるはず なのだ。是非とも今回の検査情報を速やかに収集開示して貰いたい。それでこそ、 日本の政府も自治体も専門家も、 自らの基礎データを見て、自らの頭で考えた科学的で合理的な感染対策ができるはず なのだ。これまでのように、情報無視で欧米に右へ倣えだけのバカ丸出しの感染対策 では、国民も世界中ももはや日本を信じなくなると恐れる。
  　またイギリスでは、デルタ株の時は入院率1.2％くらいだったのが、オミクロン株では 0.6％程度に低かったとのこと。ここでいう入院率は、感染者のうちの有症で入院が必要 な患者の割合のことだ。
  日本では、ずっと感染症法2類相当として、 感染者全てを入院隔離させなければならないと考え、無症状者もひっくるめた全ての感染者 のうちの実際の入院している割合を入院率としていた。だから40％以上入院させられる ほどベッドがある場合を、レベル2とかでそれほど逼迫していない安心な状況としていた。 アホ丸出しだ。そのため、幽霊病床などの問題や無症状感染者も入院させることにして しまって、病床補助金を詐取していたのだ。そしてすぐにベッド不足になり、自宅療養 させてしまうことになって、救急搬送できずに死亡させてしまうことになったのだ。
  　実際に入院が必要な有症者だけを対象に考えれば、すべてを入院させるのが当たり前で あり、かつ全感染者数のうちの入院者数の割合は有症比率を表していることになるはずだ。
  　すぐ上の項目に書いたように、日本でも市中での無料PCR検査を広範に行えば世界標準 になり、日々の公表新規感染者数というデータも比較可能になる。多分日本ではまだ デルタ株が主流のままで、そのためワクチンと マスク着用などの国民性と生活習慣から、やはり0.2％程度の低い感染率だろうと 推定して議論する。
  1. まず、日本でも100万人レベルの検査が必要だろう。すると日々2000人の感染者が 特定される。有症割合1％と考えると20人の入院患者になる。現在の行政・保険適用検査 で陽性確定され隔離される人数と対応する。
     　欧米式の入院率なら1％となり、日本式に考えれば100％でなければならず、1％なんて 40％を大きく下まわって、とても医療逼迫した状況ということになってしまう。でも実は 有症で入院が必要な患者の100％を入院させていることになり、大変余裕のある状況のはず なのだ。（こうやって病床補助金を詐欺していたのだ。）
     少し前まで、報道では外国の入院率1％をある意味バカにしていた気がする。日本では 無症状者も含めて入院させなければならず、だから100％を目指して、40％以上あるから まだ医療逼迫でなくて安心だと報道していたようだ。そしてそれに比べて、欧米では1％の 入院率で、ほとんどが入院できずに悲惨な目にあっている、といった雰囲気の報道をして いた。実は、欧米では有症者を100％入院させることを目指しており、無症状者は隔離 されるだけで、入院させなければならないとは考えていないために、入院率1％でも 何ら問題がなかったのだ。同じ言葉でも欧米と日本の定義・解釈が異なるために、ひどい 誤解を招いていたのだ。
  2. 市中感染状況情報が得られることから、やっと隔離されない市中感染者数が推定 できる。日本では全国に40万人程度の感染者がいることになる。陽性特定されて隔離され る人数を無視すると、その40万人がシミュレーションにおける感染可能人数Iにあたる ことになる。それでこそ意味のあるシミュレーションが可能なのだ。
     　これまで、このIの代わりに隔離された治癒者 数Rを用いたシミュレーションしかしてこなかったのだ。生命科学研究者という 同じ立場にいる身にとって、とても恥ずかしい日本の研究者たちだと情けなかった。 これからは少しは意味のあるシミュレーションをしてくれることになるだろうと期待する。
  3. 欧米と日本などでの感染率や死亡率の違いはどこにあるのか。ファクターXがあるのか？
     　あのHLAの違いは確かに重症化阻止に効果があるのかもしれない。しかし韓国での流行と 日本での抑制の差を見ると、やはり一番有効なのは、国民性と生活習慣だと考えられる。 欧米のマスク非着用状況を見ると、当然欧米での感染拡大が一ケタ程度大きいのは納得 できるだろう。実際にも一ケタ程度の差でしかないと考えられる。

• 前週都で大体2-30人の公表新規感染者数の定常状態だった。すると市中には その1000倍の無症状感染者がいると推定できる。 ワクチンによる感染防止効果(0.1)とさらに日本での有症者中心行政・保険適用検査という 検査制度の欠陥による無症状者見落とし効果(0.1)、さらに一般的に市中無症状者滞留に よる感染可能日数20日を積算すると、有症陽性・隔離者数の10×10×20=2000倍いる ということになるから。
  　すると都では市中に3万人の無症状感染者がいるだろうと推定できる。都の人口14百万 のうちの3万人は、約0.2％。つまり市中感染率0.2％と推定できる。今オミクロン市中感染 発生により、27日から市中無症状無料PCR検査が始まり、日に2-3万件行っている。2万件の 0.2％で約40人の陽性者を特定できるはず。
  　この40人が前週からの増加分として、あぶり出されたと考えれば、つじつまが合う。
  　そして望むらくは、日に100万件くらいの検査を行って欲しい。すると2000人の陽性者が 特定隔離でき、確実に感染縮小に持っていける。もちろんその陽性者は入院ではなく、 マスの療養施設に隔離して頂くのだ。日本の 入院率による病床補助金詐欺は許し難い火事場泥棒になるのだから。　
• 帰省の前に、人々は無症状者対象PCR検査を受け、その一部が陽性判定されると、 行政検査を再受診する。年末年始に保健所休みで、そうした陽性者は自宅待機する。 出歩いて感染も拡大させる。そして年始の保健所再開に伴い、大挙行政検査を受け、 すると年初には感染拡大分も含めて急増する陽性判定者が出現する。
  　一昨年の12月民間自費検査が普及しだしたおかげで、前回の年末年始に第三波の急拡大 が見られた。そこで気づいて、分科会や政府 自治体報道各所に民間自費検査情報の収集開示を訴えたが、なしのつぶてだった。 それを民間自費検査情報の隠蔽人災 として糾弾した。その同じことが今回も起こりそうに心配する。折角始まった市中 無症状者対象無料PCR検査情報を、早く収集し公開することを切に願う。未だになされない のだ！許し難い。当然その無料PCR検査を100万件に増加することもやって欲しい。それに つれて、当然日々の公表新規感染者数は急拡大に見える。この間の論理をしっかり 理解して、国民に説明すればいいだけの話だが。
• 欧米では感染爆発中。フランス人口6千万人、先月25日一日に155万件検査で10万人 陽性。その後4日の29日には倍の20万人とか。確かにオミクロン株の倍加時間は3-4日。 すごい感染力。米国も日に65万人とか。どこも市中PCR検査を広範に行い、市中無症状 感染者を洗い出している。それでも検査＆隔離戦略では感染縮小は覚束ない。何故なら 倍加時間λが速すぎて、 希釈率が高すぎることになり、人口対必要検査件数が膨大で実行不可能なのだ。 だからもうワクチン三回目接種を急ぐしか手がないのだろう。もちろんまたロックダウン も必要なのかもしれない。
• 一方日本では、国民性と生活習慣とワクチン で感染拡大は遅い。オミクロンもまだ広がっていない。だから検査＆隔離戦略が有効な はずだ。そのための必要検査数算定が必須で、 そのためには市中感染者数の推定が必要だ。その計算には、市中感染状況情報が 欠かせず、市中無症状者PCR検査の検査数や陽性率情報が必要なのに、いまだに日本では その情報を収集公開しない。民間 自費検査情報も隠蔽したままだった。
  　何という愚かな専門家たち、政府自治体報道だろうか。情けない。すぐ 上に書いたように、その情報があれば、科学的合理的な感染症対策を策定できるのに、 そんな大事な基礎情報を得ようとしないのだ。

• 人流増加は年末年始で妥当だろう。しかしワクチン効果減少なんて、どうしてこの 数日中に急に起こると考えるのか。恥ずかしげもなく、よく言う。
  　さらにオミクロン株出現とか。沖縄は当たっているかもしれないが、他はその寄与は 少ない。単に政府自治体専門家が、自分たちの無能を隠すために、変異株のせいに責任を 転嫁しているだけだ。それが見え見えなのに、報道で専門家もよく恥ずかしげもなく コメントし、報道もそれを許すのが腹立たしい。
• これまでずっとワクチン＋行政・保険適用検査のみで、市中無症状感染者を野放し だった。民間自費検査陽性者は、行政検査を再受診して陽性確定され、公表新規感染者数 に計上される。こんなまどろっこしい検査体制にして、結局検査数や陽性者数の情報を 有耶無耶にして誤魔化し、結局隠蔽しているのだ。
  　だからこれまでは公表新規感染者数の1000倍は 市中に滞留していると推定していた。そこにオミクロン市中感染発覚で先月26日から 市中無症状者対象無料PCR検査をスタートした。市民は行列を作って検査した。当然あの 1000倍の市中感染者が市中無料検査であぶりだされることになった。だからいつもの 公表新規感染者数に加算して特定され始めた。
  　帰省、正月などの人流増加、年末年始の保健所 休みでその市中無症状者が滞留していたのが、年始明けで行政・保険適用検査を再受診 して特定され、公表新規感染者数に計上され始めた。だから年始に急拡大に見えた。 昨年同じ現象の分析で、このシナリオを考えた。それを訴えたのに、ずっと無視、今回も 同じことなのに、何ら学習していない。
• こんな間抜けでとんちんかんなコメントや分析をまじめ顔で報道はレポートする。 彼らは頭をいくらかでも働かせているのか、腹立たしい。
  　単に市中無症状者対象無料検査情報 なりこれまでの民間自費検査情報を収集公開すればいいだけなのに、ずっとそれをしない。
  　フランス10万人感染者の時155万人検査、陽性率6.5％、だから全土に400万感染者を 推定できる。NY州、8万感染者の時陽性率22％とか。だから検査は40万やっていたはず。 するとNY州全土1000万人口で400万感染者と推定できる。
  　ところが都で390人公表新規感染者（行政・保険適用検査陽性者）で市中無料PCR検査数 が分からず、その陽性率も分からず、だから都民の全感染者数が推定できない。アホか。 未だに市中無料も民間自費検査もその陽性者を直接には公表新規感染者には算入せず、 その陽性者は行政検査を再受診させられているのだ。何というバカげた検査体制を未だに 維持していることか。
  　これが厚労省の医系技官による感染症ムラの 人災なんだ。腹立たしい。御用報道、御用学者が闊歩している。

• 土、日共通テスト。土曜日トンガで海底火山噴火で、日曜日空振による津波。そして 東大前で若者が共通テスト関連の3人を刺傷騒ぎ。当然コロナは感染拡大最盛期。津波で 太平洋沿岸に緊急警報や注意報で、共通テスト中止も発生。そして寒波で日本海岸側は 大雪で交通障害。
  　つまりコロナ、津波、大雪、そして刺傷騒ぎなど、最近共通テストも再考すべき時期に きていると思う。
• コロナ関連の報道コメンテーターや報道内容が、ずっともうどうしようもなく低劣な ままだ。どうしてこれまでの経験から学ばないのか。また保健所が業務逼迫とか、これも 未だに学ばない。そしてオミクロンはもう誰も異議を唱えないほど、認めてしまっている。
  　単に検査拡充、その官民合わせた 検査数や陽性者数の感染状況情報を詳細正確に収集公開して、国民と情報共有すること。 そしてあとは陽性者のマスの療養施設準備だけで十分なはずだ。諸外国の例から全く 学ばない。どうしてこんなに間抜けなのか。
  　これで無症状軽症が多い市中感染者数も 捕捉でき、国民が自主的に判断して自粛的行動をとることができる。それが“自由” を第一義とする民主主義というものだろう。あとは、マスの療養施設で医療逼迫を回避 でき、かつ保健所業務も軽減できるはずだ。何という無能なコロナ感染症対策本部だろうか。
  　おまけに、シミュレーションでまたまた2月上旬には1万人越えの感染拡大とか騒ぐ。 きっと先週から今週くらいに掛けて、すでにピークアウトしているだろう。（それほどに 国民は注意深くなっているはずだ。）市中感染状況が分からないままで、彼らは何を どうやってシミュレーションしているのだろうか。本当に頭を働かせているのか、 疑わしい。これで研究者と言えるのか。

ただし、やはりオミクロン株と言えども、今回も前回同様、せいぜい今週がピークで、 その後は急減していくだろうと予測しておく。

その理由は、前回同様だ。年末年始の帰省やイベントで、多くが市中無料検査を受け、 それが市中無症状滞留感染者のあぶり出しに繋がり、年始保健所再開での大挙受診により 陽性者数が鮮明になったからだ。そして、その急増に驚いて、国民性で自主的自粛行動 を採り、倍加時間の延長および実は市中無料検査受診へのインセンティブ消失のために、 かつオミクロン株の無症状・軽症傾向に助けられて、結局ほとんどの市中無症状・軽症 感染者が無料検査も受けなくなって、あぶり出しすら消滅すると予想した。前回同様、 今後年度末や連休頃まではイベントもなく、国民が検査を受ける積極的意味合いが無く なっている。
　市中の民間自費や無症状者対象無料検査の情報を収集も公開もせず、結局無視・隠蔽 している検査制度のため、国民にはそれら検査の重要性も伝わらないのだ。このまま 行政・保険適用検査だけで、見かけの新規感染者数は低いまま、これからも日本では 感染が見かけ上抑えられた状態で過ごすことになるだろう。その時、市中には公表新規 感染者数の今度は400倍くらい（オミクロン株での有症割合5％程度と見積もり、無症状 感染滞留者の感染可能日数をやはり20日とすると、公表新規感染者数の20×20=400倍 の市中感染者がいることになる）の市中感染者を抱えたままで過ごすのだろう。

2022.2.2追加。都では昨日14445人、本日21576人。さらに拡大中。ただ訳が分からない。 本日から検査無しの診断だけで陽性と見なされた人も都の新規感染者数に算入。いつ ピークアウトと言えるのか。今も拡大中らしい。でもひどいモノだ。統計もメチャメチャ。 何を指標に対策を打てるのか。アホか。
　自主検査だけで、自主隔離し、自主療養とか。この陽性者は公表新規感染者数の統計に 算入されるのか。もはや歪んだ検査制度が崩壊して、ぐちゃぐちゃの検査・医療になって しまった。これで先進国の一員なのか。情けない。
　おまけに濃厚接触者に対しては、検査無しの医師の診断だけで陽性と判定するみなし 陽性を導入。医師と言えども検査無しでどうしてコロナなのか風邪なのか区別できる のか。もっと難しい病因の場合、誰がどう責任を取るのか。これが日本のお役所仕事だ。
　報道されるデータにはもはや意味なし。何を指標に対策を考えるのか。日本国民は 政府自治体専門家たちからは見放されたと同じだ。勝手に自分たちで何とかやってくれ ということ。責任を追及したいものだ。
　さらに、マスの療養施設はまだだ。また感染症2類で、全員入院。だから軽症でも入院、 一般病床側が病床不足、そのため一般の入院が制限を受け、医療崩壊一歩手前、すでに 救急搬送困難事案が頻発している。単に、欧米並みに、検査を拡充、広く検査結果情報を 収集公開、そしてマスの療養施設に全員収容して、有症者は入院させるだけでほとんど 何の問題も来さないだろうに。日本では、お役所仕事が、単純簡単な出来事もどうしようも なく複雑面倒にして、グダグダの対策にしてしまう。何もしないでくれ、と言いたい。

　以上、腹が立って腹が立ってしかたない。もうどうしようもないのか。権威主義の ムラ社会。また新疆ウィグル、香港、ミャンマー、ロヒンギャ、シリアなどだけでなく、 今ウクライナが大変。ウクライナのNATO加盟寄り動向に対し、ロシア軍がクリミア占領、 国境への集結で戦争かという騒ぎ。どうしてこの世界にこんな中ロのような権威主義の 国会・社会があり得るのか。

• みなし陽性や自主検査だけの自主隔離は、検査体制不整備のせい。 これで国民は完全に国の保険制度から見放されたと同じになる。戦中の一億総玉砕、 沖縄戦の自決と同じだ。参謀本部は情報も収集せず、「よらしむべし、知らしむべからず」 で国民をもの扱い、最後は勝手に死ねとばかりに見放す。今回の政府自治体専門家 厚労省は、検査を渋り、感染状況 情報を収集せず、情報を国民と共有もせず、そして最後は検査もできないからあとは 勝手に自分で何とかしろと見放す。同じだろう。怒り心頭、もうどうにもならないのか。
  　おまけにマスの療養施設も準備しない。未だに基本的な感染者全員入院隔離規則に 従い、病床がコロナ患者で溢れる。病床補助も濡れ手で粟。そのため、別の病気の患者 も救急搬送困難になり、かつ入院も難しく、大変な医療崩壊になっている。何という 近視眼的な対応か。当初の37.5度以上 発熱4日以上という受診制限が、単に専門家たちの頭が世の中の病気がコロナ以外ないとの 短絡思考による思考停止のせいだった。同じことが当てはまる。つまり世の中の 発熱者はすべてコロナ患者との狭視野により、病床もコロナ患者のことだけしか考えられ ない状態なのだ。何ともアホ丸出しそのままだ。
  　そして今やピークアウトの可能性があるが、検査が不足で市中感染者を反映しているか わからないとのこと。検査陽性率はすでに40％にもなっている。 自分たちが検査を渋り、こんなでたらめな検査制度を作っておきながら、検査が 不十分で感染状況を反映していないかもしれないなんて、どの面下げて言えるのか、 無恥、無知、無能、無責任。自分たちが率先してまず検査拡充・検査情報収集公開を行う べきだろう。
  　しかも、3回目ワクチン接種を急ぐべきとか。政府厚労省のサボりで遅れている。しかし 当初のコロナ株に対するワクチンをオミクロン株に対して有効と考えているのかと、 悲しくなる。感染ピークアウト後も緩やかになると警告しているが、当然だろう。 デルタ株の時は、ワクチンで急減した。その急減も実は日本の検査が行政・保険適用検査 のみで、民間ベースの検査、つまり市中無症状感染者を無視しているために、軽症・ 無症状の割合が増えるワクチンの効果で、見かけ上公表新規感染者数が減るということを 頑として認めなかったためにそう見えただけなのだ。そんな考察もせず、単に今回の 3回目ワクチンでオミクロン株を見かけ上抑えられると考えているとしか思えない。実は ワクチンは、オミクロン株に対しては感染はほとんど防止せず、発症も高い割合で起こす。 そんな特徴を理解せずに、またまたワクチンが効くとでも信じているのか。何とも アホ、バカ、間抜け、どうしようもない。ワクチン接種しても、今回の感染はほとんど 防止できず、当然公表新規感染者数は見かけ上何ら影響なく、だらだらと高止まりのはずだ。
  　政府が都に病床を準備するとか。自宅療養が8万人、調整中も7万人に対して、政府が 準備するのは660床。何とも間抜けな、ままごとだろうか。こんなことが 日本政治では頻発する。原発、貿易、DX、経済規制、雇用行政などなど、至る所目詰まり 状態だ。これでは、経済成長どころか、大変な税金無駄遣い。 折角の国民の地球制限環境に対する思いやりも、とても非効率に使い捨てられて しまう。残念だ。
• 最近報道も専門家もコメンテーターもだんだん現在の公表新規感染者数情報は実際の 感染者数を示していないと認めだした。やっとだ。何とも情けない。一年以上前から 指摘し、市中感染状況情報を収集もしないことを批判していた。誰も見向きもしなかった。 ついに、検査制度と矛盾する検査不足・検査状況になってきたので、認めざるを得なく なったのだ。何とバカげた人たちだ。 未必の故意による不作為で多額の賠償を求められよう。あのミドリ十字によるC型 肝炎ウイルス事件やサリドマイド事件に類する。
  　そして年末年初のオミクロン爆発の前、昨夏 8月の第5波後の急減時に、本来なら市中感染状況を、民間自費検査情報を含めて しっかりモニタリングしていれば、きっと公表新規感染者数約20人くらいの1000倍程度の 2万人くらい都には無症状感染者がいることが明らかだったのだろう。何とも間抜けで バカバカしいことだ。それがデルタ株であり、ワクチンのおかげで多分無症状者が多かった のだろう。国民に情報が共有されていれば、当然国民は自主的に自粛して年末年初の オミクロン爆発も確実に抑えられたはずだ。何というバカバカしいコロナ対策だった ことだろう。
  　そして報道で、�@ワクチン三回目接種、�A検査体制拡充、�B経口治療薬が整えば、 欧米並みにコロナと共存できるとの意見。それは正しい。でも日本ではワクチンはダメ、 検査も無し、であり、欧米並みの規制撤廃は無理だとのこと。そこまではOK。ところが 未だに「検査をこれまでと同じように全数検査が必要だ」とか。今は「検査不足で不十分 かもしれないが」とか議論している。何ともあっち向いた、間抜けでとぼけた議論を未だに している。これまでの日本の公表新規感染者数情報は行政・保険適用検査であり、有症者 中心だ。でも感染拡大に寄与する市中無症状感染者がその100倍は居るだろうに、そのこと に注意しない。それを無視する全数検査をやってきていたのに、その指摘をしない。何とも 日本の政府自治体専門家も報道各種もコメンテーターも、あまりにもひどい、間抜け、 お人好し、どうしようもなく無能と言えるだろう。情けない。−＞公表される感染者数を、 どうしてそのままその由来も検討せずに簡単に全数検査数だと信じられるのか、どんな 思考回路を持っているのかとても不思議だ。頭を働かせているのか、と告発したい。
• 中国の冬季オリンピック中だ。関係ないが、今回ウィグル・香港問題に対しての外交 ボイコットや各種競技における失格問題などでいろいろ話題になっている。でも新競技 も含めて、毎度日本の競技者は頑張っている。オリンピックでの勝利を今も国を代表して の責任と感じている。是非自分たち自身の夢と感動のために頑張って欲しい。但し、 このホームページでずっと議論しているように、 オリンピックにおいても、ヒトの協力欲を満足させるための金・権力・名誉を争って の利己的競争であることをしっかり認識すべきだろう。だから実は本人にとっても、 そのフェア感との違反、違和・齟齬感を味わっているはずだ。この制限環境下の 自由競争社会の中の“ヒト”の悲しい運命、状況だということを世界の人々に早く 知らせたいと思う。
• そして太平洋戦争以降、あのキューバ危機以上に世界の緊張状態がウクライナで もたらされている。人類は何故こんなにも愚かなのだろう か。プーチンのロシアがウクライナのNATO加盟阻止を叫んでウクライナ侵攻を企図 している。北京オリンピック期間中でも戦争を始めるかもしれないとの恐れ。
  　すでに地球上で大規模な戦争など起こせない グローバル状況になっている。そのことが分かっているのだろうか。プーチンの ロシアや習近平の中国のような権威主義国家が、どうしてか強権発動で私的なわがまま行動 を近隣に及ぼす。それぞれの国民は、このネット情報社会において、 自国の行動をどのような感情・思考で捉えているのだろうか？不思議だ。興味がある。 どうしてヒトとして違和感を持たないのだろうか？ 本ホームページの主旋律に絡まる。
  2022.2.22追加。ついにロシアがウクライナ東部親ロシア派の自称独立宣言国の 独立を承認し、条約締結で平和維持活動としての維持軍派遣を示唆。きっとプーチンや ロシア国民は昔のソ連圏の威信回復を心情として願っているのだろう。だからウクライナ のNATO加盟や傾斜を嫌い、是が非でも失地回復を狙っているようだ。まるで一昔前の 国民国家のままと感じる。でもこんな一国の名誉や 復讐心に依拠する他国への干渉など全く許し難い。
  　しかも欧米が経済制裁しても、ロシアは石油も食料もほとんど自給自足可能で、 むしろ欧米が困る程度。だからロシアはあまり意に介さない。
  　またロシアは核を持つ。だからすでに現在地球上でそんな国と戦争状態には入れない。 つまり、戦争は起こせない、かつ経済制裁も限定的、だからそんな国の専横を世界は 今や止められない、どうしようもない。地球人として、今後どうするのか？大問題。
  　ただ、やはり今や地球人になり、その一員として、各国民はヒトとしてのフェア感に 従って行動するようになることを祈る。それでこそ、各国民はそれぞれ しあわせに暮らしていけるはずだ。そのためには、やはり教育が重要だ。各国民衆 は各国人というより、すでに地球人になっているはずなのだから。
  　2022.2.24ついにロシアがウクライナに宣戦布告。侵攻開始、東部ドンバス地方、キエフ の空港制圧開始、クリミアやベラルーシからの侵入。何という理不尽、不合理、非科学、 非人道がこの21世紀になっても起こってしまうのか。信じられない。地球人がこの今の 世の中で何故こんなことを起こすのか。プーチンや習近平などの頭の中が全く読めない。 理解不能。今後ウクライナ全土に戦禍が及ぶのか、すぐに終息するのか、見守る。でも とても悲しい。そしてこんな時に北京パラリンピック選手結団式とか。オリンピックを ボイコットするべきだと思う。ウクライナ国民の悲しみを感じないのだろうか？？？

さて、この約一ヶ月、コロナはほとんど目立ったこともなく、上記のように相変わらずの 無能対策に終始していた。一方、ウクライナ情勢はひどい。毎日報道を見る。それを 医療ガバナンス学会のメルマガに、コロナ対策 における情報隠蔽に絡んで寄稿した。
　本日の報道で、プーチンロシアのウクライナ市民への無差別殺戮を報じる。もはや プーチンは経済制裁下のロシアを維持できないと思われる。そのため、是が非でも有利な 停戦交渉にするため、化学兵器や核をちらつかせる。そしてクリミアやドンバス地域の 割譲を引き出すつもりらしい。まるで太平洋戦争前の満州割譲と同じだ。21世紀になっても 同じことの繰り返しか。
　ただ、コメンテーターがプーチンの戦況不利打開のためのエスカレーション作戦としての 核などに対し、西側の核のボタン決断が迫られると議論する。そんなバカな！

• まずウクライナの戦争状況についての情報発信は、即時逐一で正確詳細だと評価できる。 一方ロシアの国内外向けの情報発信は、その内容を聞くだけで、真偽の確かめをする 必要がないほど嘘っぽく響く。論理性を欠くからだ。実際に即した内容ではないため、 前後のつじつまが合わないことが多々ある。
  　このことだけで、すでにロシア側の失敗、敗北は明らかだ。
• 次にこれだけひどい戦争を実行しているのだから、国際社会でのロシア制裁は続くと 思われる。だから短期的にこの侵攻での停戦交渉を有利に終わらせたとしても、今後の ロシアの損失は計り知れなくなること間違いがない。だからプーチン自身の命運も尽きる はずだ。
  　そんな国際世論を見えないまま、さらに戦争続行で有利な停戦を期待しているのだと したら、ロシア指導部はとんでもなくバカ、間抜けということであろう。
• そんな相手側を、しっかり分析して評価しきってしまわないと、こちらも相手と 同じ土俵に引きずり下ろされてしまうと恐れる。
  　相手側を、しっかりバカ・間抜けと見切った上で、相手のエスカレーション作戦を検討 すべきだろう。当然、化学兵器や核に手を掛けてしまえば、それ自体地球上からのしっぺ 返しを彼らが被らざるを得ないことが明白だと判断できる。
  　当然こちら側は、相手のエスカレーション作戦を無視すること。決断など迫られること などなく、単純明快、即時に無視できるはずだ。
• おまけに、化学兵器や核は動物であるヒトの本性と相矛盾する。つまり、こちらは 絶対にそれらに手を出さない、手を出せないと悟るべきだろう。この ホームページの主旋律からも、ヒトとして一考すらするに値しない事柄だ。即捨象 すべき事項のはずなのだ。

さて、話変わって、またまたプーチンロシアのウクライナ侵攻についてだ。4月6日には、 キーウからのロシア撤退後、近くの村々での民間人虐殺映像が多数配信された。世界中で 一気に反ロシアの雰囲気が盛り上がった。今後東部ドンバス地域や南部クリミア方面 での戦闘激化が懸念され、またぞろ民間人への戦争犯罪が危惧されている。
　国際社会は、ロシアのウクライナ侵攻とその残虐行為を非難している。経済制裁を科す。 その際、日本もG7とかで一緒に行動する。しかし、日本の行動パターンや日本の専門家や コメンテーターたちのレスポンスが、どうしても欧米のものとは異質に感じる。その 原因を考察した。するとこのホームページの主旋律そのもの に突き当たってしまう。

• 欧米を突き動かすものは何か。きっとあのヒトの自由と平等への希求、協調性への 欲求だと感じ取れる。つまりあのルネッサンスを経験し、ヒトとは何かを追求し、その 本質を身内に身につけることができたのだろうと容易に想像できる。一言で言えば、 フェアであることだ。
• 一方、スラブ民族であるロシアも、モンゴル系の日本人も、自らの命で“自由と平等” を獲得してきたわけではない。日本では戦後やっとそのような教育を受けてきただけだ。 建前上、頭の中では分かっているのかもしれない。しかし、体に染みついて分かっては いないように見える。
  　「人の命が一番大事だ。だから戦争を始めてはいけなかった。戦争はできるだけ早く 止めるべきだ。」とさも正当そうな論を陳述する。ところがウクライナは、「戦争で ウクライナ人が多数死ぬ。早く停戦したい。しかしロシアが侵攻してくれば、絶対に 抵抗する。ウクライナを死守する。」と反応する。
  　彼らにとって、自由と平等と博愛を棚上げにしては、人の命など無きに等しいものとして 映じているように思う。このホームページで主張する主旋律そのものだ。スラブ人である ウクライナの人々も、東欧に住んでそのことが身にしみ込んできたのだろう。
  　とても納得できるし、高く評価する。
• その他日本国内の各種専門家やコメンテーターのレスポンスは、大半が上記人命尊重 論に基づくようだ。もう一つは、技術的な側面、つまり戦争継続か停戦かに伴うそれぞれ の陣営の損得と行動可能性を基に議論している。
  　核を持つロシアとは決して対戦できない。そうだろう。だからバイデン米大統領は その前にウクライナとの仲介をすべきだったとか。またはバイデンによる経済制裁は 中ロの反米同盟により、効果半減でむしろブーメラン効果でドルの信認低下になり、 アメリカの地位低下に繋がるとか。
  　こうした技術的な議論はいくつも出るが、日本の中で決して聞かない議論が、この “自由・平等・博愛”“フェア”に殉ずる意思、どうしても中ロのような人の自由、 言論の自由、を踏みにじるように見える制度や体制を受け入れられないという意思に ついての議論だ。
  　どうして日本では、ウクライナのゼレンスキー大統領のような発言が聞こえてこない のだろうか。日本でそんなことを言い出すと、青臭いと貶されてしまうのだろうか。 日本人には、このホームページの主旋律の精神、ヒトの本性、“自由・平等・博愛”、 “フェアであること”が、実は体に染みついては分かっていないのではなかろうか。　
• 自分の命と引き替えにしても譲れないもの、それがこのホームページの主旋律である ヒトの本性だと信じる。フェアであること。そのためなら、ヒトは自分の命もすすんで 差し出せるのだと思う。
  　本来のヒトになって欲しい。世界中の人々が、今や人類皆ヒトの仲間だと知っている。 すると同種の仲間を殺し合うなど本来できないはず。そのことを誰もが心の奥底でいつも 感じ取っているはずだ。そんな自分の中のヒトを裏切る行為、身近には競技会の勝負で 他を打ち負かして自分が勝者になる、さらには普段の経済活動で大流行の商品を開発して 他に先んじて金儲けをする、それら“金、名誉、権力”を他を蹴落として手に入れる、 その究極として戦争で他国を侵略し、人を殺し、領土と民衆を手に入れる、そんなことが 自分自身のしあわせに繋がるわけがないではないか。今やちょっと考えるまでもなく、 皆が自分の心の奥底に既に知っていることではないか。
  　日本人もロシア人も、当然中国人も、世界の多くの後発国の国民は、やはり先進国の 欧米の精神を経験し、学ぶべきだと思う。自分の命を投げ出しても、彼らには絶対に 譲れないもの、“自由、平等、博愛”つまりは“フェアであること”が見えているのだと 思う。世界中の人々がそうあったなら、今回のような戦争や残虐行為は絶対に無くなる だろう。
• ウクライナからの戦況の刻々の詳細発信が、この汎反ロシア旋風の第一原因だと思う。 その意味で情報発信はとても重要だ。ところが今回の反ロシア旋風は、単にウクライナ だから、西欧の隣だったから生じたのだろうと議論する人たちもいる。
  　近くには、チェチェン、ジョージア、シリア、イラクなど、似たような戦争、残虐行為 が行われたのに、当時世界では今回のような反対運動は起こらなかった。経済制裁も たかがしれたものだった。被害者が白人ではなかったからだと議論する。つまり人種に より反応が異なる、ある種の人種差別だとの議論だ。
  　人種差別意識に由来する部分もあるのかもしれない。情報発信については、近くは香港 の問題で、彼らは大いに街頭で反対運動をし、また大いにネットで発信していた。でも 結局今や中国に取り込まれてしまった。欧米メディアには、アジアの出来事はそれほど 響かないものなのかもしれない。
  　一方、2014年ウクライナのクリミア半島へのロシア侵攻、併合では、やはり反対運動は 寂しかった。手際がよく、数日で終了、ウクライナも抵抗できずに成り行きに任せた。 ウクライナの情報発信も数日で下火になった。だからヨーロッパの地で起こった出来事 でも、被害者が抵抗しないままでは、欧州内事件であったとしても騒ぎにはならないの だろう。
  　何が言えそうか。人種差別意識もあろう。しかし今般の世界的な反ロシア旋風は、 やはりウクライナでの長い命を削っての抵抗と、それに伴う莫大な量のネットへの戦況 情報発信によるところが大きいと分析する。きっと今後世界では、どこにおいても、 このようなネットにおける情報発信が重要要素に組み込まれた上で、各種出来事が 進んでいくように思う。またそう期待する。
  　つまり、世界のどこにおいても、もはやロシアなどのような事件は起こし得ないと 信じる。だってロシアは今や国際社会からつまはじきされ、排除されてしまっている ように見える。ロシア国内の体制変更無くして、国際社会への復帰はかないそうにない。 中国ももはやこれまでのような、ウィグル、香港、南沙諸島事件を易々とは起こせない だろうと見ている。
  　だんだん世界は進歩しているのだ。
• もう一つ別の見方がある。ロシアとウクライナの戦争という事件に、世界が どう向き合うかという点についてだ。“自由、平等、博愛”“フェアであること”を 第一義とする先進民主主義国の見方によれば、上記したようにロシアによる侵攻は 我慢がならないだろう。そんなアメリカが中心だった民主主義国による自由競争資本主義 とそれによるグローバルな世界支配に反発する、現在の共産主義や権威主義国の見方。 その代表として中ロがあり、そのロシアがアメリカ中心NATO体制に反抗しているのが 現在のウクライナ侵攻戦争だ。さて、第三の見方。
  　つい最近まで、帝国主義・植民地支配の時代だった。 大航海時代には新大陸が無制限環境をもたらしたと見えた。そう錯覚した欧州人が 自由な分捕り合戦を繰り広げた。実は原住民が居たのだ。獣並みに皆殺しされた。 その後そうした地域が植民地となり、現地の人たちは人並みの扱いを受けず、宗主国の 支配下に富をも略奪され貢がされた。その後奴隷解放などが行われたが、それでも人種差別 は公然と行われた。現在、全人類は同じ ヒトだと分かっている、そう教育もされている。でも今もまだその人種差別意識は 存在する。それがすぐ上に書いた点だ。
  　現在の世界の多くは、そうした植民地支配を受けた地域から独立した国々だ。大国 インドも中国も、そうした国々の仲間だ。彼らから見た場合、上記二つの民主主義国も 権威主義国も、実は旧宗主国の仲間だったと見なしうる。ロシアは権威主義国だが、 旧ロシア帝国だったのだ。つまり、現ウクライナ戦争はそうした宗主国間の戦争であり、 こちらの被支配地域・国々にとって何の関わりもないという見方が、この第三の見方だ。
  　そうした冷めた見方も理解できる。納得もできる。ただ、折角戦後独立し、今の 全人類がヒトの仲間だという知識が普及してきた時代に、この自由民主主義の“自由、 平等、博愛”“フェアであること”のヒトの本性も明らかになっている時代に、どうして あの言論統制の権威主義的政治体制を容認できるのだろうか。是非ともこの ホームページの主旋律を感じ取り、世界全人類の未来のためにウクライナ戦争にも 積極的に関わって欲しいと願う。

またロシアとウクライナはさらにひどい戦闘になっている。プーチンが独りよがりの決断で 彼ら両国民も、さらには世界中の人々も、大きな被害を被らせている。許し難い存在だと 思う。この21世紀に何という人物が国を導くのか、何という情けない事件が起こってしまう のか。人類進歩しない。情けない。
　おまけに、国際的に見て、批判し制裁に加わる国が少ない。中国もむしろロシアを擁護。 インドは批判するが、経済制裁にも加わらず、ロシアを止めようとしない。こんな状況を 世界中で皆が見ている。このホームページの 主旋律は、ヒトの進化に基づく本性、協力欲と、それに従ったこの世のことわりである 自由と平等とそして博愛、つまりはフェアであること、を唯一第一義の道理とする真理 であり、そのことに世界人類皆に早く気づいて欲しい。それに基づけば、ロシアや中国の ひどいヒトへの裏切りが分かるだろう。インドのような立ち位置も許されるものではない。 将来人類がどうなるか分からない。でもきっと将来やはり自由と平等が一番の価値だと 判り、そのことを無視したロシア、中国、インドその他多くの国民は後悔するだろうと 残念に思う。
　またいろんなコメンテーターが、バイデンのやり方を非難する。その点はある。しかし その理由がとても悲惨だ。日本の知識人と称される人々が何ともこんな皮相的非論理的 なのを知り、もちろんコロナ対策でも経験したが、本当に暗澹たる思いになる。

さて、コロナもだんだん関心が薄れている。5月連休も制限無しのようだ。ところがこの ところ、まずロシアのウクライナ侵攻騒動、さらには知床遊覧船の沈没遭難事故騒動が 起こっている。その報道の中で、どうも同意できない、むしろわがままで利己的なコメント が多いと思う。あまりにも甘えすぎている感じだ。
　ロシア国民は多様で、情報統制などでなく、自分たちの聞きたい報道を見聞きしている とのこと。それでもこんな戦争を何とも思わないのか、反対しないのか。反戦デモも鎮圧 され、拘束されているではないか。太平洋戦争時の日本の統制と同じじゃないのか。もし そうでなく、多様であり、情報も入っているのに、経済制裁に対しても相手国を非難し、 ロシア政府の失敗を追求しないのだとしたら、ロシア国民自体が世界の中でどうしようもない 劣等国民だということにならないだろうか。もっとフェアであることを期待する。そして プーチン排除に立ち上がることを祈っている。
　そして沈没遭難においても、社長の過失のみを論う。まず客として観光する側に、 自己決定の自己責任もあるだろうに。確かに船長に命を預けるという立場になる。 その意味では、全責任は船長であり、会社側だろう。でも、それでもその船を選ぶのは 自分だろう。自分が何らかの事故で被災する場合、それでもすべて自分側に責任が無く、 すべて会社側の責任になるのだろうか。今回の社長の判断は甘かったと思う。でも そんな甘い見通しを、ある意味強要するところが客側にはないのだろうか。おまけに その会社側のアンテナ不備、衛星電話不備、仲間はずれで一社だけの早期スタート、 などの過失を、杜撰な管理として糾弾する。その姿勢はまるで自粛警察と同じ。 利己的な正義感により他者を叩く、それで気持ちがいいだろうが、他者側は居たたまれない はずだ。フェア感を感じられない。さらに、こんなに客側の甘えと要求が厳しく、安全管理 のための規制が厳しくなる世の中、誰も営業などしたくなくなる。丁度大学で各種規制が 文科省から出され、大学側教員が自由を束縛され、何事もやる気がなくなるのと同じだ。 日本の社会は、報道を先頭に、国民自ら自分たちを甘えさせ、そのため自分たちを自縄自縛 してしまい、活力を失わせていることが分かる。これも国民自身のフェア感の喪失による のではないかと悲しくなる。
　最近のテレビ報道、世の中の言説、事件に対する議論、そしてドラマなどでも、 どうもフェアという根本を忘れているという気がする。違和感を感じる。日本の世の中、 だんだん狂ってきて、ヒトの本性から離れて行っている気がする。大丈夫だろうか。 または自身が老いてきて、だんだん頑固親父になって、世間とズレが生じてきたのだろうか。

2022.4.29追加。連休スタート。コロナに関して、またアゴラ言論プラットフォームに 掲載して頂いた。シミュレー ション予測研究者の御用学者ぶりを告発した。
　いつものような連休初日だ。制限無し。新幹線も混雑、高速も渋滞、空港も混雑、大規模 イベントも開催。今都で基本5000人規模の公表新規感染者数だ。
　年末年始と同じで、保健所など休み、規制や観光で人出多数。当然無症状者の感染拡大で 多数の感染者、それが検査を受けられずに滞留し、さらに拡大させる。ただ、都では 駅、空港などでの無料検査を宣伝して、検査受診を促進している。やっとだ。日本では、 “誰でもどこでも”検査をすれば、協力して多くが検査を受けてくれる。無症状者も 洗い出し、少しは欧米並みの感染抑制になるかもしれない。早くその検査結果情報を 収集し公開して、市中感染状況がどうなっているのか国民に明らかにしてほしい。
　ただ、当然今回も年末年始同様、感染が急拡大し、そのせいでまたまた有症者が増え、 入院で重症者も増え、その先に従来のような救急搬送困難事案をまた経験することになる かもしれないと恐れる。政府自治体専門家たちは懲りない面々だ。報道も何ら科学的論理的 ではない。情けない限りだ。国民も少しは目を見開いて欲しい。

さて、知床遊覧船沈没事件では、報道がまたまた相変わらずの自粛警察並みの利己的な正義感 に基づく、会社側叩きが継続中。聴くに堪えない。今シーズン開所前検査で、国が許可を 出している。そのままで出航したのに、杜撰管理とか。それこそ国の杜撰検査・許可を糾弾 すべきだろう。もはや日本の報道は御用報道一色。
　そしてロシアのウクライナ侵攻。プーチンの頭を理解できなかった。ロシア人の戦争反対 低調が理解できなかった。最近のネット討論を読んで、今やっとアメリカ・バイデンやEUの 対応やロシア・プーチンやロシア人の心情を少し理解できるようになった気がする。
　まず本ホームページの主旋律やさらにはそれに基づく フェアや正義に関する議論が、的を射ていることが 分かる。
　まず欧米は当初ロシアのウクライナ侵攻に対し、手出しもせず、見過ごすつもりだった らしい。何故ならロシアは核を持ち、軍事大国で資源もあり、すぐにウクライナはロシア 陣営になると予測した。すると貿易やエネルギー資源もそれほど影響されず、ロシアとの 核戦争も回避でき、ほとんど無事にやり過ごせると思ったのだ。それであと10-20年は 平和に経済も順調に成長できると期待したのだ。ところがウクライナが予想外に健闘した。 ロシアが弱く、ウクライナが侵攻を押し戻した。その間、ロシアがウクライナに対し、 蛮行を繰り返した。それをウクライナがネットで世界に発信した。すると世界中がウクライナ 支持になり、欧米首脳もその西洋的正義感に抵触して見過ごすことができなくなった。 そこで、ウクライナへの軍事支援に切り替えた。そして経済制裁でロシアを崩そうとした。 ただ、その経済制裁の返り血をひどく浴びることになった。仕方がないだろう。欧米は耐える 覚悟だと思う。
　さて、プーチンは何を考えたのか。当然クリミア併合の成功体験により、ウクライナ弱し、 ウクライナ侵攻はたやすい、ロシア軍は強い、と信じていた。だから侵攻後すぐにウクライナ に傀儡政権を樹立し、ウクライナをNATO・EU寄りからロシア側に取り戻せると考えた。 ウクライナもモルドバもまだNATOには加盟していないから、欧米側が核保有のロシアに 刃向かうとは考えられなかったから。その考えは妥当だったが、でもウクライナが意外に 強く、ロシア側が意外に杜撰で弱かった。
　しかし、何故プーチンが汎ロシア的な上記思考に傾いて行ってしまったのか不思議だ。 折角ソ連崩壊で民主主義国への仲間入りをできたはずなのに。この点が不可解だが、憶測 としてロシア国民の精神状態から考察する。それがロシア国民の戦争反対低調の理由でも あろう。

さて、世界は相変わらずだ。日本も相変わらずだ。
• ロシアのウクライナ侵攻ではロシアが大苦戦。プーチンもロシア国民も、すぐ上に書いた ように、時代遅れで未だに自立していない。
  　欧米からの圧力を被害妄想意識で拡大解釈。 自立できずに、ヒトの本性である自由平等博愛を理解できない。そして権威による政治経済 体制への回帰を期待する。
• 知床遊覧船沈没事故についても未だ半分くらい不明、捜索中。でも国の安全管理検査の 杜撰さがまた見過ごされてしまいそう。国民はお上にはひれ伏すしかないのか。権威主義国家 と同じじゃないか。
• ロシア制裁の返り血で、石油も天然ガスもエネルギー値上げ、穀物類も値上げ、そして 中国のコロナ対策のおかげで供給サイドの糞詰まりで各種原材料も値上げ、そのためアメリカ は金利上げなのに、日本はトルコ並みに低金利維持、そしてリラ同様円安に誘導。
  　一方、国債は垂れ流し。経済や国民生活を 政治家も経済運営者も全く考えないで、その時任せのご都合主義らしい。何とも情けない 国家運営で、国民はすぐに大変な目に遭う。コロナ対策の杜撰さ同様だ。情けない。
• 北朝鮮はミサイル発射を繰り返しながら、コロナ感染大流行のようだ。国家の大動乱だと 騒いでいるが、国民は何とも情けない指導者のために悲惨な目に会う。

• 相変わらず日本では情けない各種事件が起こっている。知床遊覧船沈没事故。山口県 自治体での給付金誤送金問題などで騒いでいる。単に脳天気で杜撰な官僚たちのサボりの せいで起こった出来事なのに、やはり民間側に責任を押しつけている。江戸時代、「お主も 悪よノウ」の悪代官ばりが罷り通っている。情けない。
• ロシア・プーチンも変化無し。どうしてこんな無能で気が狂ったような人間を国の 指導者に頂いて平気なのか。上に書いたように、地球上、 あのルネッサンスから資本主義をスタートさせた西洋人しかヒトの本性、自由平等博愛、 フェアであること、の意味を分かっていないのかもしれない。もしそうならこの世界は、 近い将来悲惨なことになりかねない。早くこのホームページ を世界に広めなければならない。
  　どうして中国のような国が成り立ちうるのか。国民は何故こんなにも惰眠を貪ってしまって いるのか。このネット旺盛な世界において、何故何も学習しようとしないのか。不思議だ。
  　そしてフィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請、ロシアの反発、かつトルコの反対 などの騒ぎ。ヒトの本性、フェア感覚からは何とも無駄な騒ぎに思える。
• おまけに、小麦など穀物不足、エネルギー不足など、また異常気象での海面上昇や 干ばつなど、人為的な危機が迫っている。そのせいで、世界中の経済も軋んでいる。 不況が近いとか。ヒトの本性に従えば、そんな問題は協力して解決できるはずなのに、 結局制限環境下の利己的戦略優勢状況に飲み込まれて、個々の単位が利己的振る舞いをする ことで、解決不能に陥っている。
• 最近各種テレビ番組もどうもしっくりこない。報道もどうしてもアラが目立つ。きっと 自分自身が歳を取ったからなのか、またはヒトの本性を学び学習することができたおかげな のか。老人が頑固親父になってしまったというより、後者の“ヒトの本質感得”によると 考えたい。
  　報道も表面的すぎる。テレビ番組も娯楽一辺倒で科学的論理的な議論が全くない。知識偏重 のクイズ番組ばかり。視聴者が勉強しようと意欲のでる番組がない。多分大抵の出演者や コメンテーターたちが、結局知識偏重なだけで、論理も無視、科学も無視しているからだろう。
  　コロナもウクライナも、そして生き方や各種問題についても、ヒトの本質から議論しようと しない。できない。だから面白くない。おまけに結局役にも立たず、邪魔なだけ。いつに なったら、ヒトの本性に従った世界になっていけるのだろうか。
• 以上、最近はだんだん現代の世間に失望し始めている。諦めた方がいいのだろうか。 しかし自分自身がヒトの仲間として、この現代の各種問題を解決する努力をしたいと願う。 そのためには、やはりこのホームページの普及を一番の目標にすべきだろうと考える。
• 別件。この11日についにこれまでのガラケー修理終了とのことで、スマホへの買い換えを した。アンドロイド、はじめてスマホ。その価格が驚くべきことに、6万円。おまけに データ移行後の利用手続きが大変だった。時間がかかる。どうして2万円程度ではないのか。 どうして単に買ってすぐに本人が対処できないのか。さらに利用プランが月1900円で初年度 だけ1000円。とても違和感、居心地の悪さを感じる。こんな商品を商売していて日本は 大丈夫なのか。こんな商売では当然日本沈没だろう。客としてやっていられない。
  　6.8追加。一ヶ月無料でセキュリティー関連ソフトを導入。合計でかなりになる。だから 1ヶ月で解約する。その通知が昨日来た。それに従ってネットで解約手続きをする。でも 最後にエラー発生の通知で、エラー番号と共に問い合わせを警告。ただ、その後メールが 来て、解約が済み、ソフトのサイトで確認すると解約設定になっていた。しかも問い合わせ の方法がよく分からない。電話は通じにくい。ネットでは辿り着くのが大変。そこでドコモ ショップに行って、エラー表示だが大丈夫か尋ねた。するとその答えたるや「サイト側では 解約が正常に設定されています。ネットのサイトではよく起こります。」とのこと。えー！ よくそんなことを白々と言えるものだ。サービス提供する側が、そのサービスがとても いい加減で間違っているのに、そのことを謝りもせず、また修正する旨も念頭にも口頭にも 上げず、他人事のようにやり過ごしてしまう。これで企業人と言えるのか。ここの一番上 に挙げたような日本沈没の一環現象の一つと見えてしまう。この下にも連続して書いた。 最近の各種事業や会社を信用できないのが当然だろう。人々はどうなってしまったのか。 フェアを心から失ってしまった のか。

2022.5.25追加。上記はじめに書いた点、日本政府自治体や企業などの脳天気、杜撰さ、 権威主義について、その後の展開が典型的だ。面白い。そして何とも情けない。
　まず、知床遊覧船沈没事故の船体引き上げを行っている。証拠になるから。それを引き揚げ、 港へ曳航中、つり下げ紐が切れて海底に落としてしまったとか。何ともアホらしい。杜撰。 バカバカしい。だって、一度120mから引き揚げた時点で、海面下20mなのだから、潜水も楽、 紐の補強や確認もすべきだろうに。何とも間抜けな人たちだ。こんな役所や企業に仕事を 任せられない。最近の企業、役所、商店などを信用できない由縁だ。何故大事な証拠を確保 していることに不安にならないのだろうか。ある意味、マニュアル人間化してしまった結果 なのだろう。
　そして山口県阿武町の誤送金問題。返還を拒否、ネットカジノに使ったと主張。町側は 何度か交渉に行って返還を要請したそう。その時の対応が目に浮かぶ。役人面して自分たちの 過ちを棚に上げたまま、返還が当然という態度で、つまり上から目線で要求しただけだろう。 その態度に容疑者は腹が立ったそうだ。全く同感。「困らせてやろう」として、口座から 移動したそうだ。やり方が幼稚すぎるが、でも気持ちは大変同意する。こんな日本の役所 には反発しかないだろう。バカバカしい。
　さてさて、世界中の人々に早くこのホームページの主旋律 を広めなければならない。ヒトの進化、本性を学習すると、 フェアに生きることができるようになり、制限環境下の利己的戦略優勢化現象を学んで 50人規模の自給自足圏を基盤とするネットワーク社会という 人類の将来像に至ることにより、しあわせに過ごせる未来を手にすることができるはず だから。

2022.5.27追加。上記について報道も継続している。しかし、その役所などの対応も報道の コメンテーターも何とも情けない体たらくだ。
　まず、プーチンとロシアはもはや箸にも棒にもかからない。完全にヒトから逸脱している。 問題にするのもアホらしい。何故なら、未だにウクライナへ侵攻継続、爆撃継続、ロシア化 促進、かつ世界の小麦不足などもウクライナからの輸出の人道航路と自国への経済制裁解除 を取引にする。世界中に迷惑を及ぼしているのを当たり前と考えている。ヒトにあらずだ。
　知床遊覧船再引き揚げ成功。慎重にしたようだ。当然官庁の管理不足も問題になっているが、 その理由が人手不足だとか。アホか。予算獲得に繋げるだけ。ギリシャやソ連を見習っている だけ。各企業に自由を提供し、基本的な事故に対する根元の規制（結果責任）をしっかり 明文化すればいいだけなのに。あとは各企業が工夫して安全にも投資して宣伝するはず。役所 はいつもすべてを縛り、民間の活動を信用しない。やっていられない。これが日本経済の 低成長の同じ原因だ。アホらしい。これではいつまでも日本はおいていかれる。
　誤送金問題も決裁代行業者からの返金でほとんど解決。その裏はとても面白いし、何とも 情けない。容疑者は少しだけ税金未払いで督促を受けていたから財産差し押さえを町が行い、 決裁代行業者の銀行内口座もそれに関連すると見なして差し押さえ通知をした。決済代行業者 の多くはマネーロンダリングに関わり、後ろめたいから調査されるのを嫌って建て替え返済 したとのこと。カジノが違法であり、その抜け道として決済代行業を許している。日本の 法制度は全くカジノやマネロンに対応できていない。役所、官庁はずっとサボっている。

2022.6.10追加。さらに日本のコロナ対策で行われた中小・個人事業主持続化給付金詐欺が 次々摘発されている。単に簡単迅速に給付するため、性善説に則り、簡単な申請だけで給付 したとのこと。これも単に役所・官僚のサボりのせい。それで多くの罪人を出してしまった。 だって、申請＆給付の隙間をしっかり塞ぐような制度設計にすればいいだけなのに、頭を 働かせずに、スタートした。何ともバカバカしい政治行政を行っていることか。
　10億円詐欺でインドネシアに逃亡中の容疑者逮捕報道でどの報道番組も一杯だ。平和ボケと いうか、税金と労力の無駄遣いなことか。これで日本の経済成長など期待する方がおかしい だろう。一方では、ウクライナはロシアの無謀な侵攻に生命を賭して抵抗している。こんな ちぐはぐが同じ人類に許されるのか。

2022.6.10追加。さらに同類の追加。葛飾区で保育園補助金過給付4年間で5億円とか。 エクセルで申請書原型を作成、そこに人数など記入して貰い補助金を算定。その計算原型 で保育士人数の算定ミスとのこと。もう開いた口がふさがらない。何とももはや日本はダメだ。 こんな間抜けな役所行政が各種補助金や予算執行をしている。本当に信じられない。だから 役所や企業に絶対に頼らない生活を続けるべきだろう。アホらしくなる。
　こうした政治経済行政におけるサボり、非科学・非論理・非効率・不合理性はやはり日本の 教育レベル低下のせいなのかもしれない。ただ、戦後平和が続き、同じ政治経済体制のまま だったため、時代・技術の変化に伴う追加複雑性に追いつけず、どんどん制度が複雑化し 人々がもはや十全に把握もできずにいることが大きな原因だと思う。大学教師の時も、すでに 高等教育改革とか、セクハラ・パワハラなど世間の風当たりが強くなり、結局教育効果の 評価もできず、心太式に卒業させてしまうことになった。また行儀作法などへの注意も ほとんどできない状況に陥った。そして研究費でも、教育でも、規則が絡まって複雑多岐で 理解が難しく、当時“もう教師などやっていられない”との感覚を覚えた。
　多分それが国民過半数の人々の意識だと思われる。運転業も罰則が厳しくてやっていられ ない、サービス業・飲食業も営業活動も禁止項目が多すぎてやっていられない、不動産も 金融も各種製造業もそれぞれの分野で禁止規則が多すぎてやっていいことが少なすぎて、 つまりはやっていられない。社会的に何らかの活動をしようとすると、必ずどこかから縛られ てしまい、自由に活動できないという窮屈さを嗅いでしまう。つまりは“自由”がない。 もっと自由を欲しい。
　この一点が日本の中の鬱屈した感覚の元凶だと思う。そのため、誰もが気持ちよく活動でき ず、生産性向上など望むべくもなく、当然経済成長など夢物語なのだろう。

2月24日侵攻開始。上の5月5日分にまとめたような観点が 大事だと思う。
　現在東部でロシアが攻勢。ウクライナは南部ヘルソン奪回へ動く。西側の経済制裁、EU の部分的石油禁輸合意、でもロシアは天然ガスを牛耳り、輸出で外貨を稼ぐ。また黒海を 制圧し、ウクライナからの小麦などの輸出を阻止、世界的な穀物不足で、飢餓危機。一方 アメリカは長距離ミサイル等の武器供与をしない、何故ならロシア国内までを攻撃しかね ないから。（妥当か？ロシアはミサイルでウクライナ国内に爆撃しているのに。）
• ロシア国内で反戦、反プーチン運動が見える化。でも大きな動きにならない。ただ、軍部 で反クレムリン運動が起こり始めている。これが大きくなって欲しい。
• ロシア国民もVPN接続で海外情報にもアクセスしている。だからウクライナの惨状も 知っている。ところが西側ではロシア国内で報道されるウクライナ側によるロシア兵への暴行 やその惨状を伝えないとの不満。
  　でも、ロシア国営報道が、戦争がうまく行っているというプロパガンダのために、ロシア兵 側の惨状を伝えないからではないのか。むしろロシア側も、この情報戦時代には、積極的に ロシア側の状態を正確に詳細に伝えるべきだろう。そうすれば、世界中で情報を共有できる。 今はロシア側が情報を隠蔽、かつ操作している。このこと自体が、民主主義対権威主義の 大きな違いだろう。その視点が報道にもロシア国民にも無い！（中ロの権威主義を忌避する 由縁だ。）
  　そしてウクライナの惨状も知っている国民も、ソ連崩壊エリツィン時代の混乱には戻りたく ない、プーチンの安定化を支持するとのこと。確かに経済的安定が必要だったのかもしれない が、でも上にも書いたが、プーチンのおかげで権威主義的体制になり、国民は自由を失った ではないか。暗殺横行、情報操作が罷り通る国を、どうして肯定できるのか。そんな国に 居て、何ら居心地が悪くないのか。ヒトとしてしあわせなのか？中国人民もロシア国民も 大丈夫なのか。ヒトとしての意思があるのか、ヒトとしての喜びを感じれるのか！このホーム ページの主旋律に反するではないか。
• 実はウクライナの2014年政変がアメリカの裏工作で行われたとのこと。だから事の始まり はアメリカの国際法違反によるとのこと。当時の親露派大統領を追放し、デモおよび銃撃で 民主化をしたとのこと。そのため、ロシアはすぐにクリミア侵攻・併合、東部ドンバスでの 親露派人民共和国独立運動、そして内戦に繋がったとのこと。その内戦に介入して、今回の ウクライナ侵攻とのこと。だからアメリカもロシアも両方国際法違反とのこと。
  　確かに過去の歴史では、不都合、不合理、理不尽なことが多々ある。アメリカの裏工作も やるべきではないのだろう。しかし、これまでも何度もここで述べてきたように、この ホームページの主旋律である、自由平等博愛、フェアであることが、ヒトの本性に由来する 以上、ヒトの進むべき道はフェアであること、つまり権威主義よりは民主主義を選ぶことに なると納得できる。だから、その方向への変化に棹さすのは、歴史の流れに逆らうと見える。 つまり、中ロの体制は早晩潰れるべき運命だろう。
  　だとすれば、ロシアは確実に世界で孤立させるべき。中国も変わるべき。
• おまけに、今やこのウクライナ戦争から、SNSなどによる情報戦時代になった。戦況を 詳しく正直に世界に発信、だからこそ今般のロシア制裁に繋がったと見える。今後は今回の ような戦闘は起こし得ないと期待できる。
• 丁度ここで述べている見方と同じ“正しい”見方をするネット意見をやっと見つけた。 サイボーグなどに関して議論した時のあのハラリ氏だ。 彼はイスラエルの歴史学者で、50人規模のヒトの認知限界を知っているものの、不特定多数 の集団の協力ができるようになったヒトの特徴を基本と捉え、その先にビッグデータや AIなどコンピュータによる人類の監視、操作、支配、奴隷化を将来像として心配して いた。つまりヒトの動物としての限界を無視してしまい、 ここで描く50人規模集団を基盤とする自給自足圏のネットワーク社会という将来像には 至ることができていない。でもヒトのしあわせとしての自由平等博愛やフェアであることの 重要性は理解していた。
  　そして自由を無視するプーチンなどの権威主義的国家の戦争行為を非難し、かつその失敗 を見通している。正解だ。ただ、彼のいう「自由」は、人文社会学的な意味での自由であり、 認識上での正義やしあわせに繋がると考えているようだが、実はこの ホームページで述べているように、ヒトがモノから生物、そして動物やチンプから進化 してきた過程での本来的な本性として自然の原理として獲得していることなのだ。自由で あることがしあわせなのだ。そのことを自然科学的論理的に理解していれば、当たり前の ようにウクライナ侵攻など許し難い犯罪であることが明白だろう。それを歴史学的に彼は 正しく理解し、ネットに正しい見解を述べたのだ。
  　自然科学から当然に理解できることをこのホームページでは示した。なかなか世間では 受け入れられていない。ハラリ氏は自然科学ではないとしても、歴史学、人文社会科学的に 正しく認識できて、ネットに正しい見解を述べた。素晴らしい。何故なら、これまでの ウクライナ侵攻に関するネット情報には、こうした原理からの分析がほとんどなかったのだ。 人類の教育がやはり大いに必要なようだ。
• 2022.6.5追加。日曜日の報道を見ていて、上の5.24分に述べた うちで、自分が頑固親父になってしまったというせいではなく、やはりヒトの本性を感得 できるようになったおかげだと思えるようになった。
  　原発容認等の騒ぎで、報道ではエネルギー政策各種のなかでどう選ぶかを議論すべきという。 そんなバカな、何ともひどい思考停止なことか。原発が原理的に地球上の元素組成を変えて しまう技術であり、その“ゴミ”の処理法を人類は未だ知らない状態であるということを理解 しないままであることを曝してしまっている。政治では他のエネルギーと同一の土俵で議論 することができるように見せかけて誤魔化してしまっていることになっている、という点を 理解していないのだ。むしろその根本的問題点を覆い隠してしまう議論にしてしまっている。 何と愚かなことか。
  　中国の太平洋進出に対し、アメリカが対抗して太平洋諸国に働きかけている。議論では そんな陣取り合戦をやめて、イデオロギーなども脇に置いて、太平洋諸国を中立に保って、 平和に暮らせるようにするべき時代だろうと報道する。何とバカな、思考停止状態か。 ウクライナ侵攻と同じ論理が働いているのに、それが見えない。まさにロシアも中国も、 ヒトの本性である自由平等博愛、つまりフェアであることを蔑ろにする社会体制であり、 前近代的権威主義国家として人々を虐げ、無視してしまうということが見えないのだろうか。
  　モノの原理、存在の原理、そこからヒトへの進化、それが自由のはずであり、その自由を 守り、享受し、そしてだからこそしあわせに生きていくべく、それぞれが生を受けている のではないか。その原理、つまりこのホームページの主旋律 をしっかり学んで欲しい。そうすれば、他のエネルギー技術とは別次元で原発には反対 すべきだし、また何を差し置いてもロシアや中国の拡大は阻止し、早い時期に民主主義国への 転換を促すべきことが分かるだろう。
• 2022.6.7追加。またもやネット上、ここでの意見と同じ見解、つまり上のハラリ氏の 意見と同じ分析を見つけた。歴史家ファーガソン。プーチンの演説から、彼がファシストで あることを見抜き、西側世界の強いリーダーシップが必要だと訴えている。
  　ウクライナ侵攻で、プーチンは相手側の非を訴えるだけ。また侵攻停滞の責任を部下や欧米 のせいにする。そして常に自分だけは正しく間違わないとの主張をする。それこそ、独裁者 そのものであるとの批判。だから核や化学兵器は脅しではなく、実行するかもしれない 恐ろしい可能性だと警告。
  　それに対し、経済制裁で長引くとか、停戦で妥協するとか、領土問題を棚上げするとか、 各種の提案があるが、西側のリーダーは、断固としてこの権威主義・独裁者には譲らないと いう覚悟を示すべきだと訴える。ここで譲歩するなどあっては、これまで繰り返されてきた 歴史上の悲劇がまた襲ってくるかもしれないと恐れている。
  　そう、中ロのような権威主義の暴挙を絶対に許さないという決断を、人類の歴史の名誉に 掛けてすべき時だと訴えている。正しい。こんな人たち、歴史の中のヒトのあり方と今回の ロシアvsウクライナ事件を明敏にかぎ分けることができる人たち、が多く現れて世界の世論 を形成していって欲しいと願う。

　2022.6.22追加。参院選公示。どの政党も相変わらずだ。何が問題か。皆さん、平和を実現、 防衛を維持、教育無償化、年金確保、国保維持、物価安定、エネルギー確保、原発検討、 子育て支援、など総論でバラ色のことばかりを言うが、その原理を説明せず、かつ具体的な その方向への道筋にはほとんど言及しない。
　例えば平和・防衛では当然本ホームページの主旋律が原理であり、ヒトの本性によるフェア 感覚＋人類皆同じ種からスタートし、制限環境下の利己的戦略優勢状況に対して、モノ・ エネルギー・人の無駄遣いは既に地球上御法度であり、だから殺し合いは全面禁止かつ 殺し合い準備は廃止が当然の帰結だ。すると何をなすべきかが自ずと明確になるだろう。
　他の問題に対しても、同じことだ。原理から説明すると、国民にはどうあるべきかが簡単に 見えるはずで、そのための道筋を科学的論理的に示せば、それこそ国民一人一人がそれら各 選択肢を判断して選択できるようになる。すると国民は候補者を具体的に評価でき、論理的に 追求できるから、絶対に選挙に熱くなる。投票率は上がるはず。それが欧米での選挙だ。 つまり候補者も国民も科学的論理的な振る舞いをするから、議論が噛み合う。日本人には それがない。
　「投票に行こう」などという運動など要らない。各候補者に科学的論理的になるよう厳しい 追求をすればいいだけだ。それができない日本の報道だ。情けない。
　ついでに、30年来の日本の停滞に ついても、まず日本の国民がこの地球環境の制限状況を切実に感じ、地球に優しくなろう として活動を抑えていると見なせるだろう。だからやはり本ホームページの原理原則に 戻って、その制限環境に対してフェアにしかも自由に活動する方向性を促すべきだろう。 そうすれば経済成長は低いとしても、国民の生産性向上は十分図れるし、そうすれば国民の しあわせに繋がるはずだ。いずれにしても、このホームページ を参照して欲しい。

　2022.6.24追加。上の日本沈没論、追加。尼崎市で46万人市民の個人情報入りUSBメモリーを 業者が利用後消去せずに持ち歩き、飲酒路上寝で紛失したとのこと。もはや何をか況んやだ。 呆れてモノが言えない。日本国民の政府自治体や業者たちは何とも間抜け、頭空っぽと言える。 これで日本の物価高、賃金停滞、世界での沈没は当然だろう。自覚無し。もう少し生きること に真剣になって欲しい。ヒトとしての生きている喜びは、フェアであることだろうに。

　そしてロシアのウクライナ侵攻について、変わらない。戦争は継続中。すぐ 上に記述したように、このホームページの主旋律を基にして、ロシアの非人道性を糾弾すべき なのに、そのヒトの本性・フェアであることを無視して、単なる現状状況とそれへの 利己的対応しか頭に浮かばないようだ。情けない。

• まず、ロシアの侵攻が、NATOの東方拡大が原因だとする意見。
  　ロシア、中国などがむしろ専制国家で国民の自由を制限しているではないか。そんな 非人間的な社会体制から逃れたいのは当然だろう。それを押さえつける道理があるのか。 そのことに思い至らない批判は許し難い。
• 命が失われるから早く停戦すべきとの提案。ある意味正論のように映る。でも人類への 進化、発展からは、それが何と残酷なことか想像すべきだと思う。
  　ルネッサンスによりやっと人々はヒトの本性に思い至ったのだ。 ホームページの主旋律に述べたことだ。モノの存在と相互作用そのものが“自由・平等” に基づいている。だからヒトの存在も、その“自由・平等”が唯一優先すべき原則だ。人類の 歴史を見ればそのことが如実に顕れている。この件については、 宗教に関する議論でも詳述した。やっと最近世界はその方向に動き始めたではないか。
  　単に中ロが邪魔をしているのだという分析・認識が欠けている。今回のロシアの蛮行を赦す わけにはいかないはずだ。
• そして世界でロシア制裁に参加する国が多くはないとの問題点。
  　BRICSやアフリカなどが欧米の植民地主義の遺産を毛嫌いし、だから欧米の自由民主主義とは 異なる社会経済体制の道を指向し、中ロに賛同するのだという分析が罷り通っている。
  　でも上でも述べたように、ヒトとしての根元、本性に戻って考えるべきだろう。まず “自由・平等”の原則、フェアであることを第一義として、その上で現自由競争民主主義の 社会経済体制のあるべき姿を模索すべきではないのか。それが中ロのような専制国家になる ことなどあり得ないことだと思うが。
  　このホームページの将来像に提案する如く、50人規模 の自給自足圏を基盤にするネットワーク社会が本来の目指す目標であって欲しい。 またはもっといいアイデア・提案も求められるかもしれないが、決して今の中ロのような 社会体制は認められるモノではない。
• 欧米で“ウクライナ疲れ”が囁かれる。4ヶ月にわたるロシアによる侵攻、ウクライナの 抵抗、その戦闘活動への大規模な支援、そしてロシア制裁の返り血でインフレ、食糧危機、 そして結局不況の足音が聞こえる。
  　すると各国民は、ウクライナ支援がそんなに必要なのか、インフレを何とかしろ、給料を 上げろ、など内向きの反応をし始めている。欧米など民主主義国では、このホームページの 主旋律である、“自由・平等”、フェアであることを明確に選択したまではいいが、実は 制限環境下の自由競争社会の運命として、大抵が利己的戦略を優先させることになる。
  　ロシア・ウクライナ戦争はどうなるだろうか。近い将来ウクライナが挽回するだろうか。 そうならない限り、年を越えて戦争が継続されているようなら、ひょっとしてロシアに 攻め取られてしまい、ロシア有利な停戦に至るかもしれない。すると中ロの専制国家は、 そのまま世界で容認されてしまうことになり、力での現状変更が罷り通ることになる。かつ 言論統制・監視社会が許容されてしまって、世界中の人々が中世以前のような非人間的生活を 強いられることになる。利己的戦略による自業自得の境遇と言えるかもしれないが、人類の 歴史でそんな逆戻りがあり得ることなのだろうか。
  　決して諦めるべきではないだろう。第二次大戦で日独伊三国枢軸国に対し、一致団結した 連合国の気概を今一度見せて欲しいものだ。欧米の国民たちは、どの程度頑固なのか、 どの程度変質してしまったのか、今回の事案で人類の歴史として記録に記されるだろう。
  　ルネッサンスを経験した西洋人たちの頑固さ、血の濃さ、を信じたい。

• さて、昨朝、オートファジーが健康寿命を延ばすとの報道特集。細胞がリサイクルする 装置であり、それが衰えてゴミが溜まるから細胞が老化し、だから故障が増える。当然だろう。
  　だからよく寝て、飢餓状態の負荷を掛け、油を避けるとのこと。すると国民はそれを無理 して目指すかもしれない。それはむしろ故障を増大させる。普段の生活で自然に細胞は リサイクルしている。だんだん油やストレスでその活動が不活発になり、だからリサイクル せずに細胞老化するのだ。だからむしろ油やストレスなどの病因を避ければいいだけ。
  　また老化状態に対して、そうしたゴミ除去などの活動を活発化させる処置や薬を考慮すれば いいだけだろう。オートファジーに注目して老化防止対策を研究するより、このように大きく 見渡して、ゴミ溜め増大原因の追及とその対策を探求すべきだろう。つまりこのような 報道が国民をミスリードしかねないと心配になる。
  　そしてわざわざオートファジーを誇張するのも変な感じだ。大隅さんが酵母で細胞内器官が 顕微鏡で見え、その動態が面白そうでまだ未着目だった自食作用に興味を持っただけ。その 着目自体は素晴らしいし、研究者として尊敬できる。しかし、実は 釈迦がすでに「輪廻」を提唱していた。しかも大腸菌ですら、すでにリサイクルが十分 知られていた。東大・薬・微生物学教室のメインテーマの一つが大腸菌ｍRNAの分解だった ではないか。そしてリサイクルにおける重要なlonなどのプロテアーゼとその欠損に よる異常状態もすでに十分よく研究されていたではないか。もちろん人々の病気に関係して くる点で、十分重要な着目点だとは評価する。
• さて、何故今回これを書く気になったか。実は昨昼前、安倍元首相が奈良市内の参院選 選挙応援演説中に暴漢に銃撃され死亡した事件が起こった。その後一日中この報道が流れる。
  　2002-2005海上自衛官、奈良市内のアパートで銃を自作、そしてある宗教団体に恨みがあり、 その団体との関連を思い込み安倍氏を殺害計画、実行した。政治信条とは無関係とか。
  　安倍氏の政治姿勢・経済対策には反対だし、モリカケ桜の会問題など彼の人間性も最低だと 評価する。しかしあるバカな政治家だと見なして、日本の一国民としては認めている。 今や彼の政治的影響力も小さくなっている。いろんな多様な人々の存在は、ヒトとして認める べきモノだろう。それが民主主義だ。それが自由と平等だ。
  　ところがこの元自衛官は安倍氏の存在を許せなかったのだろうか。それが現代の日本で 起こり得ることに大きな衝撃を禁じえない。ロシアのウクライナ侵攻はとんでもない暴挙で 気が狂ったとしかみなし得なかった。それと同じことがこの元自衛官に対しても言える。 結局ロシア人同様日本人もその民度の低いレベルが思い遣られるとも見えてしまう。
  　アフガンのテロなど、世界中では追い込まれた人々の已むに已まれぬ反発活動が頻発して いる。それらは決して容認できないモノの、心情的には納得できる。悲しいことだが、いまだ 世界中で、人類は十分に人々のしあわせを保障できてはいないのだろう。
  　しかし、アメリカでの個人的な銃撃殺人、今回の安倍氏殺害などは、制限環境下の利己的 戦略優勢状況における自由競争資本主義体制の病理、つまり一人一人がその本性に従った 協力欲を満たすことができなくなった悲しい状況になっていることを示していると思う。 『21世紀のホモサピエンス』の8章に加藤智大のことを 書いた。彼は秋葉原無差別殺人を犯した。協力したいのに、誰からも認められないという 不安に突き動かされたのだ。このような厳しい状況にあることは、 大坂なおみ選手に絡んで書いた有名人たちの競争、つまり人々への協力として感動を提供 したいと頑張って競争して相手を蹴落として優勝しようとする努力、人々への協力を争って 実はそれで人々を蹴落とす行為をせざるを得ない現代社会の状況であることに起因している。 それを家族についての後半にもまとめた。このホーム ページの主旋律に関わっている悲しい状況だ。正義と しあわせの議論や自由と正義の議論などで論じた ことだ。やはり皆さんにこのホームページを学んで欲しい。教育が大事だ。
• 翌日、安倍元総理死亡に関連し、彼の業績を縷々報道している。明確なのは、経済政策 と外交における彼の各処置が、この日本の長年の低迷・迷走の元凶だったことが分かる。
  　小泉までは、一応バブル崩壊に対し、何かしなければならない、少なくとも規制改革が 必要だと認識していた。ただ、その自由化の方向が間違っていたのだが。しかし安倍になって 国民側の各種縛りには見向きもしなくなり、単に表面的な弥縫策だけで、実は国側が国民に 対して何かを施すことだけに拘ることにしてしまった。金融緩和、国債大量発行、教育費無償 など、国民側をズブズブに甘やかす政策に執着した。もちろん支持率は上がるだろうが、 結局国民の活力をどんどん奪ってしまった。
  　また外交では北方領土返還の餌や拉致被害者支援交渉の餌など各国の嘘に踊らされ続け、 結局何も得ることなく、最後は現在のようなウクライナ情勢を招いてしまった。中国にも いいようにあしらわれ、尖閣などへの侵入を許している。何とも間抜けで哀れな為政者だった ことか。残念。
  　さて、今後日本の政治はどうなっていくのか。変わらずだろうが。
• 7.11その総選挙結果。予想通り。日本全体変わらない。自民過半数。改憲勢力2/3で国民 投票可能に。どの政党も基本的に施し政策しか発表しない。 国民を自由にさせる、つまり国民に対して何もしない、という態度を取れない、取らない。 国民もそれに馴らされてしまったのか。残念。折角生を受け、この宇宙に存在しているのに、 未だに縛られて生きることしかできないのか。ロシア人も日本人も、残念な存在と言えるようだ。
  　ただ、ロシアや中国ではその自由放棄をうまく利用する狡猾な独裁者たちがいる。間違った 途に進んでしまっている。ところが日本では一応体制としてそのような権威主義専制ができ ないシステムなようだ。しかも政治家たちも国民同様間抜けなようで、結局世界の動向に 左右されて動かされていくのだろう。まあひどい途には落ち込まないことを祈る。
• 7.12通夜＆告別式。家族葬とか。でも海外からの多数の弔電、弔意、献花記帳など。 また国会議事堂、議員会館、総理官邸などを巡り火葬へ。国民多数が列をなし、献花。 その言や、その業績や貢献への讃辞と惜しみの言葉。外交や拉致問題への貢献、機密保護法案 や集団自衛権などを高く評価している。
  　こちらの感覚とは随分違う。ほとんど真逆なのだが。こちらが歳を取りすぎて、国民多数 とは解離してしまったのかしら。何とも違和感。日本国民は大丈夫なのか。それが不安になる。
• 7.15そして秋に国葬儀決定。首相が発表。まず原発再稼働加速とか。そんなバカな。 やはり自民党では現状追認、世界の動向にフラフラ右往左往か。
  　またコロナ再拡大、全国10万人手前。都で2万人手前。でも相変わらずだ。検査を充実と いいながら、検査さえすればいいとの脳天気。ずっとその検査結果情報収集も公開もしない。 諸外国は全検査数と陽性率などを公開。それで国民は感染状況を判断できるのに。何とも バカバカしい、呆れ果てる。
  　そして国葬儀決定で、吉田茂以来とか。この安倍の経済対策、外交など失敗ばかりなのに、 どこが国民として悼む気持ちになるのか。その上最大の問題が、殺害の原因である統一教会 問題。彼が応援していたから、加害者が被害を被ったと誤解して凶行に走ったのだ。すると この国葬儀決定で、実は国として統一協会公認という態度を明確にしてしまった。この 霊感商法宗教団体を公認してしまう。おまけに一つの宗教団体を公認してしまう。政治に あるまじき。
• 7.17追加。幹事長が福島原発訪問、廃炉や汚染水排出に対し、「ミスの許されない 慎重な対応をお願いする」とか。笑ってしまった。それなら自分でやればいいだろうに。 民間の大規模商業活動において、「ミスの許されない」行動などどうして要請できるのか。 普段の一般の活動では、ミスが起こった時にどんな対処をするかが問われる。でも、それ だけのはずだ。ミスの許されない行動が民間の普段の活動の中に存在すること自体、本来は あり得ない。それが原発であり、だからこそ原発などは停止するしかないはずなのに。
  　頭がもはや狂っているとしか思えない。それが報道される日本、どうなっているのか。
  　そして同じ発想、国民にだけ厳しい規制や要求をすることしか能がない政府自民党だ。 男女平等水準の世界順位が日本114位だとか。G7中最下位。だから中小企業も含め、企業に 財務状況以外の一般的な企業状況の開示を求めるとか。ホームページにそうした情報を掲載 させるようだ。えー、もはや国民は民間での企業活動などやっていられない、との意識になる だろう。どうしてそんなに政府が民間の活動にあれこれの指示を出し、規制を設け、活動を 縛ろうとするのか。大学に勤めていた時も、教育に対するあれこれの規則にうんざりした。 日本では、何か民間で公的な活動をしようとすると、複雑多岐の規則で金縛りになる。 活動などやる気にならないだろう。上でも述べたように、 それがこの日本の失われた30年を引き起こした原因だとどうして分析できないのだろうか。

　ロシアのウクライナ侵攻も膠着状態。プーチンが嘘八百ばかりで、世界を困らせる。おまけに ウクライナへミサイル打ち放題。何とかしてくれ。核を持つだけで、自国への戦線拡大に 大きな障壁を設け、一方自分勝手に侵略した先で戦闘し放題。そんなバカなことが世界で 許されている。何という悲惨な現代か。ゼレンスキー大統領もウクライナ国民も、何とも やるせない思いだろう。バカバカしくてやってられない、というところか。
　世界もその気が狂ったプーチンにつきあわされて、経済的にもさんざんな目にあっている。 世界もバカバカしくてやってられない。おまけにそのプーチンに反対せず、追従なり賛同して 協力する国々も多い。中国やインド。アジア、アフリカ、中東、そしてブラジルなど南米。 これらの国々の国民も、戦後どんな気持ちで生きていけるのだろうか。何ら後ろめたくない のだろうか？不思議な人々だ。

　7月31日にやっと都で変更を始めた。自宅で検査、陽性者は登録センターに連絡し、それで 感染陽性登録できることにした。やっと欧米並み合理的な対策だ。あとは自宅療養とか。 それも本来は欧米並みに大規模療養施設を準備して、そこに入って貰えばいいだけだ。
　ただこれではずっと批判してきた 民間自費検査結果情報を非収集非公開で、市中感染状況を調べることはできない。 できれば陰性でもとにかく検査したことを知らせて貰い、全検査数を把握する必要がある。 そうすれば、市中の無症状中心の感染者数情報と合わせ、陽性率、だから市中感染状況情報 を得られる。でも少なくとも陽性感染者数情報だけでも十分注意喚起になる。
　重要なことは、市中無症状感染者を検査し、それをそのまま大規模療養施設なり自宅療養 なりで隔離すること。できれば感染者数情報および検査数が分かると欧米韓国並みの 科学的合理的なコロナ対策の検査制度になる。すると大騒動もなく、流行に対しても 適切な対処をできる。医療も崩壊しないはずだ。
　少なくとも政府自治体専門家報道に先んじて、やっと都がこの方向に転換したことは 評価する。ただ、とても遅すぎたと思う。この間どれだけの国民の命、健康、経済、医療従事者 の逼迫、自由、そして多額の税金を浪費させてきたことか。責任を追及すべきだろう。

　ただ、報道も政府自治体専門家たちも、コメンテーターたちも皆が無症状対象検査陽性者 と発熱外来（行政検査）検査陽性との区別を分かっていない。民間自費や無料検査の方は、 陰性者中心だが、陽性者のことを無視している。しかもその陽性者が行政検査再受検でやっと 保健所経由コロナ感染確定される、というルールで診断が行われていることを弁えない。 何とも間抜けでどうしようもない。
　市中民間自費（無料）検査陽性者が多数いて、それが発熱外来など医療機関での検査再受検 を要請されるから、発熱外来診療逼迫になっているのだ。それを理解できていない。何とも バカ・アホ連中の共演に見える。彼らは、市中無料検査陽性者はどうすることになっている のか、知っているのか。制度があると、それですでにどこかに対応されたと信じているのかも しれない。思考停止も甚だしい。実は発熱外来医療機関再受検してやっと感染確定される。 その後入院や自宅療養で、無料の食品配給や医薬品配給を受けられる。どうしてこうも日本人 は間抜けなのか。悲しい。諦めるしかないのか。
　だから都のように、無症状対象検査での陽性者が直接都の登録センターに連絡し、感染確定 されれば、発熱外来逼迫など起こらない。その先の医療逼迫なども起こり得ない。それなのに、 発熱外来を受けるなとか、検査と医療を分けるとか、訳分からない戯言を発言する。それで コロナ対策も罷り通ってしまう。
　報道各社もこのデタラメを垂れ流す。当初から報道には訴えたが無視していた。この期に 及んでも、政府自治体専門家の言説を垂れ流すだけ、自分たちで真偽を調査報道しようと しない。これで高給を取り、全国に電波を配信する資格があるのか。日本も完全に落ちぶれた といってもいいかもしれない。残念。
　そして、これまで政府自治体専門家報道やコメンテーターたちが、それぞれの流行時に、 例えばまず実効再生産数がいくらで感染拡大が速いとか、デルタ株からオミクロン株への 置き換わりで拡大スピードが1.5倍になったとか、人流が増えたからとか、会食が問題だとか、 マスクをしているのに流行するとか、様々な流行原因に言及してきた。しかしちょっと考えて 見れば、全くトンチンカン、的外れ、間抜けな言説であることが分かるだろう。何故なら、 第三波以降の流行では、確実にその感染拡大は、市中無症状感染者が季節性イベントの旅行や 帰省や移動などで自分たちの陰性を確認するために市中民間自費（無料）検査を受けて陽性 判定される数に依存しているのだから。季節性イベントでどれだけ多くの人々が一時期 集中的に検査を受けたかで、その陽性判明スピード、つまりは見かけ上の感染拡大スピードが 決まっただけなのだから。BA.5のせいでも、ワクチン効果減弱のせいでもない。誰もこの間 このことに言及せず、さももっともらしくデタラメを吹聴しまくっていただけなのだ。何とも バカバカしい茶番劇だろうか。当然日本では、どこの誰が提案し推奨したとしても、その コロナ対策は信じない方がいいだろう。御用学者、御用報道による嘘八百なのだから。今般 ウクライナ侵攻のロシアの公式発表と同じことだ。
　もはやバカバカしくって、とてもつきあいきれないと思う。

　ネット上、戦中とコロナ対応の類似を批判する記事があった。都で地下鉄があるのに、 空襲時利用禁止とかで、一日の空襲で死者10万人。その理由は、社会インフラを守るため。 国民は犬死にしても構わないとの発想。一方、ドイツによる空襲50日以上でイギリスは地下鉄 を防空壕として利用、死者4万人。国民の人命を第一に考えている。コロナでも、日本は検査 も医療も受けさせないで、むしろ報道も含めた感染者叩きや自粛警察が横行していた。つまり 保健所や医療機関の体制を守る＝インフラ維持を人命より優先させたのだ。一方、欧米韓国 では、市中無料検査を広範に行い、大規模療養施設や自宅で即隔離。これも確実に人命尊重 第一と捉えられる。
　その記事での原因分析として、日本では、常にエリート為政者が偉く、国民は犠牲になる べきだとの思想があるからだと批判している。至極妥当な分析で、今もなお国民蔑視の エリート官僚や政治家が横行、その意識は変わらないとする。
　さて、本当にエリート意識、国民蔑視が原因なのだろうか。そういう解釈も成り立つ。 妥当かもしれない。
　しかし、日本の至る所でいつも似たような不作為が起こっている。このコロナ関連ホーム ページでも再三告発してきた。日本人はアホなのか。それが一番妥当な見方のように思う。 日本の経済成長も生産性も世界に置いていか れているのは、ムラ社会マン延によると分析した。社会経済体制全体の中で、一度各部分 部分の制度・体制を作ると、そこには必ず受益者組織が生じ、その組織を維持・拡大しようと する。何故ならその“ムラ”に属する人は、この制限環境の自由競争社会で利己的にその “ムラ”を守り、大きくすることで得するからだ。そうなると、全体の効率などはお構いなし、 視野狭窄のままその“ムラ”の利己的利益を希求する。当然生産性も無視、人命や人権など 国民のことも全体の状況も脳裏に浮かばず、ただ単に当該組織・体制の維持だけに奔走する。 それが日本のこれまでのあり方ではなかろうか。
　それは、日本人の悲しい性、個が確立されずにこの利己的戦略優先の制限環境下の自由競争 社会において、協力欲も満たされないままにその他大勢の中に放り出された寂しさからの 「自由からの逃走」意識が大本の原因だと思われる。ヒト本来の帰属集団を見いだせずに、 結局“ムラ”や組織などの似非帰属集団を代替として自分自身の居所の無さを紛らしている。
　さてでは、どうして欧米ではこの“ムラ”社会が大きな弊害として顕れないのだろうか。 大きな全体の社会体制の下、きっと各組織・体制は同じく存在する。しかし人々はそうした 組織に属するという意識よりは、もっと普遍的な個人であろうとしているようだ。ヒト本来の 帰属集団をより強く維持しているのだろうか。家族やゲマインシャフトが確固としてあり、 ゲゼルシャフトたる会社組織などはたまたま一時的に帰属する便宜的な帰属集団と見なして いるのかもしれない。それは、ルネッサンスを経験した西欧人にとって、 ヒトであることの自由や正義やフェア感覚がより強いことに由来するのかもしれない。 このホームページの主旋律を参照して欲しい。
　早くこのホームページを人類に広めたい。教育が大事だ。そして“ムラ”を無くすのでは なく、50人規模の“ムラ”を単位とするネットワーク社会にして、人々のしあわせを第一に 考えられる社会経済体制に変革すべきだ。それは将来像 に示した。　

この醜態、日本国民の特性なのか。一体どうなってしまっているのか。人間が頭脳を持って 智慧を出し、これまでの歴史を生き抜いてきたのに、日本国民はそのヒトの最大の特性を 無くしてしまったのだろうか、と疑う。政府自治体専門家報道全員、現在の医療崩壊事案を、 夏休みなどでの人の移動拡大による感染者増大としか捉えない。そして行動制限しないで 感染者を減らさない限り、医療崩壊は継続すると脅す。
　実は、民間自費（無料）検査を市中無症状者も含めて受検し、一部陽性判明者が発熱外来 などの医療機関再受検・陽性確定しない限り、保健所経由での正式の感染者と認めないという 制度を厚労省が作り、検査診療での二度手間、発熱外来での診療の糞詰まり・ボトルネック を生じさせ、そのせいですべての医療崩壊事案（発熱外来診療逼迫、保健所機能逼迫、 救急搬送困難事案、自宅療養者の悲惨な状況、そして医療機関の医療崩壊など）が生じている。 そのことを何度も訴えたが聞く耳を持たず、また自らも考えて分析判断する能力もないまま なのだ。単に市中検査を広く行い、その陽性者を即大規模療養施設や自宅療養に隔離すれば いいだけなのだ。欧米韓国がやっている、それを真似ればいいだけだ。何という情けない 人々だろうか。
　同じことが日本では至る所いつも起こっているようだ。一度権威筋が制度を決めると、 国民全員それを疑わずに規定所与のモノとみなし、その枠内でしか対応できない。制度が とんでもなくデタラメでも、誰もその欠陥を疑わず、状況分析もせず情報を無視して“お上” を信じたままなのだ。“メクラ”そのもの、“ハクチ”そのものと言える。（こうした禁止 用語を使いたくなる程腹立たしい。）

1. まず全数把握見直しとか。弥縫策でしかない。厚労省医系技官の検査制度設計瑕疵と 利権維持確保意図を隠し通し、単なる対症療法としての変更だ。それを見やすくする ために、「全数把握見直しでの検査システム比較」として模式図 に書く。
   • ずっと問題視していたのは、民間 自費検査を感染症対策から無視していたことだ。一昨年正月の第三波で 急拡大の原因が市中無症状者の民間自費検査での陽性判明と正月の医療機関休みでの感染者の 市中滞留で拡大したことに気づいた。つまり民間自費検査陽性者が発熱外来などの 医療機関を再受検させられ、その後感染確定・新規感染者に計上される二度手間で、発熱外来 逼迫、その後の保健所機能逼迫、救急搬送困難事案、自宅療養者の悲惨、そして医療逼迫が 引き起こされたのだ。それをずっと気づかずにいる。
   • さて、図を見て頂けると分かるように、欧米韓国のように市中無症状者の扱いを 医療機関と独立にすれば、各種逼迫など全く起こり得ないはずだ。日本の場合、発熱外来 に集中し、そこがボトルネックになっているのが分かるだろう。
     　8月になって都が、そして各種自治体が行ったのが、折衷案のようなものだ。自主検査で 陽性になった時、発熱外来に行くことなく、自らネットで登録センターに登録して、感染者 に確定される。欧米韓国にある意味見習った方策だ。賢明だろう。発熱外来を迂回している。 どうしてこれを日本全国に実施しようとしないのだろうか。不思議だ。
   • 政府による“全数把握見直し”提案に対する都知事の反応。「ハーシスと医療ネットが 相乗りでなく、二重入力になっているデジタル化の遅れ問題が一番の原因だ」との認識は、 �@この図でいう市中無症状陽性者の発熱外来再受検という制度における医療診療逼迫という 大本の原因には気がついていないが、�Aその次のステップである発熱外来での報告段階が ボトルネックになっているという発熱外来診療逼迫由来の各種医療逼迫現象の欠陥箇所の 特定はできていることを示している。
     　これまで都の対策はトンチンカンで、どうしようもない間抜けそのものだったが、ここに きて、都知事もコロナ対策の肝要な点を確認できているように思う。その結果が、都の 自主検査陽性者の発熱外来スルー・登録センターへの直接報告・感染確定という的を射た 施策変更に現れているとみる。
     　これでこそ、都民として少しは安心して普段の生活を暮らしていける。考えてみれば、 30年前のバブル崩壊以降、政府自治体のなすことすべてがトンチンカンで、国民として 政治を信用できなかった。それが普段の生活の不安に繋がり、ひいては自分たち自身の “生きている意味”不安にも繋がっていたと、今思い返すと納得できる。早く、政治家たち、 官僚たち、役人たちの覚醒を望む。日本沈没が収まらない。以下のように、ムラ社会に絡め 取られてしまっている。
   • そしてとても腹が立つのが、この案でも結局日本の厚労省が感染症患者を他の組織に 絶対渡さないという縄張り維持、利権の維持確保に固執しているところだ。どうしても 厚労省医療関係者が保健所や医療機関を牛耳っている構図は変わらないようだ。 情けない。感染症ムラの仕業と言える。
2. 次の問題。原発の新規建設を首相が提案。安全を重視して新規増設という。そんなバカな。
   　きっと原発ムラの暗躍だろう。原発関連産業の圧力で、利権を維持拡大したいとの意欲 だろう。
   　まず福島原発のように、一度事故を起こすととんでもない後始末できない大惨事が起こる。 未だに福島原発廃炉すら見通しが立たないままだ。当然だろう。
   　元素を変える反応を人間がコントロールできない。化学反応ではない。そのようにコント ロールできない物質をゴミとして出さなければならない産業を、産業規模で続けることが できないことは当然だろう。少なくとも、出るゴミを処分できる技術なり方策を獲得して から手がけるべきだろう。あまりにも人間として奢りすぎている。
   　これを本当に前進させるつもりなのだろうか？ウクライナ問題でエネルギー危機が差し 迫っていることは理解できる。そのような危機に際して、何をどう対応していくのかが 問われる。エネルギー危機に対して原発新設とは、呆れて開いた口がふさがらない。
   　ついでに、似たムラ跋扈現象を挙げておく。 ウクライナ侵攻で、石油や小麦など不足、それに絡んで円安になり各種物価が高騰、それに 対して石油元売り補助金や小麦売り渡し価格抑制はじめもろもろの補助金や規制が頻発して いる。その以前のオリンピック絡みでも大きな金を動かして、その周りに各種人々が群がった。 産業界のエネルギー分野ムラ、農水産業界ムラ、スポーツ・イベントムラなどそれぞれの 圧力を及ぼし、それぞれの部分の最適化＝利益誘導＝利権固守を図っていると見える。 これが本当に民主主義なのだろうか。部分の最適化は必ずしも全体の最適化に繋がらない。 そこにこそ実は政治が介入すべきなのに、反対に政治がムラに牛耳られている。そのシステム は日本に特有なのかもしれない。政治家の資質の問題であり、責任がある。そして少なくとも 個々人がもっと自由に活動できるシステムにすべきだろう。アメリカはもっと自由だ。 アダム・スミスの“見えざる手”が各自自由に振る舞うその全体を最適化できる。それが 資本主義のあるべき姿であり、自由な活動こそ最も貴重だ。日本では、あまりにも 政府自治体行政が個々人の自由な活動の至る所に介入しすぎなのだ。いい加減、放っておいて くれ、自由にさせてくれ！そして本来のヒトの協力欲を発揮できるシステムを再構築すべきだ。 将来像では、50人規模集団を基盤とする自給自足圏の ネットワーク社会を提案した。
3. その他各種雑談。
   • 医療ガバナンス学会メルマガ記事の中で、いくつか 気になるものがある。
     • 鹿児島の医師によるホスホジエステラーゼ5阻害剤の薬害告発。製薬会社が認めない。 薬害エイズ事件に通じる。
     • 大阪でのフッ素化合物汚染による健康被害。Tansaがレポートを続ける。府も企業も 認めない。イタイイタイ病など公害問題に通じる。
     • 東大のコロナ留年に対する、大学生による意見。コロナ感染で実習欠席、その補講を 受けたいのに認められず留年になる事件。理科大に勤めていた時も、いろいろ問題があった。 結局文科省の各種規制締め付けに対し、大学も教員も疲れ果ててしまっていることが 問題だと思う。
     　日本国中、至る所で、官僚による規制強化・サボり（不作為）での国民いじめが罷り通って しまっていると心配する。
     　それぞれに対して、意見はあるが、でも解決は難しい。コロナ対策での厚労省の瑕疵・ 不作為にあたる明確なモノは見当たらない。単に官僚たちのサボりが問題であり、残念だが 個々に諦めずにしつこく頑張るしかないだろう。反抗精神が重要だ。
   • 政治家と統一教会問題。もはやどうしようもない。安倍元首相のモリカケ・桜の会など のような嘘八百なりとぼけが罷り通る。
     　代表として経済再生担当大臣の言い回し。2016年や2019年の集会出席や会費なども、ネット や事務所の控えから、そういうことになっているのなら、きっと実際に行ったのでしょう、と 述べた。その後2010年韓国での集会出席もネットに載っていると記者が質問。それに対し、 2016年や2019年でもほとんど記憶にないのだから、まして2010年のことなど強烈な印象がない 限り覚えていない、と弁明。
     　この弁明まず全く責任を回避している。当事者目線が全く無い。そしてそれよりもっと ひどいのは、政治家がその諸活動に対するその程度の記憶が本当にないのだとしたら、もはや 政治家として資格無し。国民が陳情や会合でいろいろ要望や注文をつけても、すぐに忘れて しまうのでは、国民は彼にどう対応すればいいのか、無視するしかないだろう。つまり 政治家として投票対象にはできないということだ。
     　さて、こんなにデタラメな政治家連中がたびたび登場する日常では、国民は当然政治に 信用を無くし、そのため自分たちの日常生活に対する不安が増大、ストレスがたまる。 そんな日常を送らねばならない日本国民は、生産性も落ち、生きる意味も見失いがちになり、 気候変動による異常気象のストレスに加えて、爆発してしまう恐れが強い。それを鎮めるのが 政治の役割であり、日本ではそれが放棄されている。
   • コメンテーターの中に輝く人を見つけた！
     　今民主主義国に比べ、権威主義国が多いし、経済成長なども勝っている。民主主義国では、 SNSなどで大衆が意見をそれぞれ広く述べることができ、そんな世論が政策を左右して、結局 右往左往するとの批判あり。だから政策はAIに任せるのがいいとの提案。一理あるが、全く 非科学非論理だと思う。
     　ヒトの進化と本性を分かっていない。本ホームページの主旋律 を参照してほしい。生命体の本質は自由だ。その開放に向かって歴史を紡いできた。 ルネサンス以降、人々が個々に独立し自由を広げてきた。資本主義が後押しした。資本主義と 民主主義とが対立するものではない。各自が自由に経済活動したおかげで、経済成長できた。 でもそのために今度は制限環境を招いた。地球環境には枠がある。何度かの制限環境状況に対し、 毎度各自の自由な発想で新たな“周辺”を創造、いくらかの無制限環境に近い“いい人戦略” 優勢なしあわせな暮らしができた。ただ、今地球規模の温暖化による気候変動という厳しい 制限環境が到来し、“利己的戦略”優勢になって、民主主義国では人々の競争・争いが激化した。 その点権威主義国では人々に自由がない分、制限されている分、見かけ上人々の競争・争いが 見られず、政治方針もあなた任せによって効率よく運営されているように見えている。だから 本来そんな権威主義国には決して戻りたくはないはずだ。そして民主主義国の現在のギクシャク をSNSなどによる個々多様な主張対立のせいにして、むしろAIに任せるなどという提案は、 分析も間違っており、方向も間違っていると考えられる。ここでは、 将来像で、ヒトの進化由来の制限である“50人規模”という集団を基礎とした自給自足圏の ネットワーク社会という将来像を提案した。制限環境下にはいくらかの自由の制限も必要 かもしれないとした。しかし、自由が基本であり、AIなどへの「自由からの逃走」はあっては ならないと考える。
     　さて、日本が経済成長もなく、世界において いかれているとの認識に対し、コメンテーターの多くが、米国など外国に行って活動したい と語る。自由に溌溂とした活動ができるからだ。人口減で日本売りなどという雰囲気、規制の 厳しい日本から逃げ出すという発想だ。でもその中の一人が、問題が多い日本でこそ、その 難しい問題に取り組むことができるから日本で活動する、と語った。何という素晴らしいヒト だろう！問題があり、その問題と格闘できることが喜びだと語る。ヒトの協力欲そのものだ。 大賛成で、惚れ惚れする。こんな若者が日本にいることは、大変な宝になる。今後の活躍を 期待するが、その活動の成果などどうでもよく、彼女がその意欲と意思を持って活動し続ける ことが、日本国民に元気と勇気を提供すると確信する。彼女の存在そのものが、日本の光明だ と思う。
   • ちなみに、ここで取りあげた日本の各種問題点のすべてに共通の根本原因に思い至らせる ことができるネット議論があった。それは、芸人や漫画家がコロナ3年目になって、ついに 医療従事者に対して“キレた”ネット記事掲載、その投稿に今度は痛烈批判した医療従事者の ネット記事である。
     片や、検査検査と叫び、検査をさせて陽性を増やし、それで儲けているコロナ対策との 批判。それに対し、お盆休みもなく感染者の診療をして命を第一に考えているとの反論。
     　するとまた、医者も職業でやっているのだから、忙しいとか休みが欲しいとか大変なら 辞めればいい、との批判。
     　などなど、自粛やマスクや行動制限やワクチンやいろいろ国民側への注文ばかりだとの 不満が爆発したようだ。分科会も医者たちも、ワクチンが大事だとか若者の感染が高齢者へ 広がり、すると重症化や死亡に至ると脅してばかりだとの不満。こうした医師たちが、報道 にしょっちゅう出しゃばって、言いたい放題、さぞ国民を脅して気持ちがいいだろう、との 妬み。
     面白い。ところがこの両者とも、日本のコロナ騒動、医療逼迫の根本を知らない。 図示したように、厚労省医系技官による検査制度設計の糞詰まり状況を認識できていない のだ。だから国民側は、医療従事者当人たちと政府と分科会とそして報道で出る医者連中を 区別することなく、一纏めに同じ穴の狢として批判する。医療従事者たちは、現場の診療で 大変な思いをしているので、直接的な感想を述べる。ただ、彼らは厚労省医系技官による 検査制度設計の糞詰まり瑕疵を認識できないため、感染者たちが急激に多くなって大変な 思いになることを素直に不満として述べる。
     　ずっとここでも告発したが、国民誰も根本のこのボトルネック瑕疵を無視する。勉強しない。 お互い直接に接する状況に対する対症療法的レスポンスをしているだけ。熊とライオンが 第三者が投げ入れた肉片を争っているようなモノだ。肉片を投げ入れた第三者＝厚労省医系 技官のサボりなり不作為なり間抜けさには無頓着なのだ。きっと第三者は、両者の無意味な 争いにほくそ笑んでいることだろう。
     　この状況、ネットが普及した最近の民主主義国のネット炎上騒ぎの代表と言ってもいい。 実は、国民たちがそれぞれもっと賢明に知恵を働かせて勉強すれば、追求糾弾するべき相手 は、国民側でも医療従事者側でもなく、厚労省のコロナ対策担当だと分かるはず。国民の 教育が重要である由縁だ。
     　さらに、政府・分科会・専門家や報道に登場する医師たちが、何ともお粗末な無知無能 であることもすぐに分かるだろう。彼らには政治をやる資格が無い、コロナ対策を取り仕切る 資格が無い、そしてコメントする資格など無いのだ。そんな輩が、政治や対策や報道する 民主主義国日本は、結局どうしようもなく没落するだろう。
     　本来なら、国民が勉強して、しっかり物事の本質を見極め、根本原因を糾弾できるだけの 民度を高める必要がある。そうすれば、政治もコロナ対策も報道もずっとレベルの高いもの になるだろう。
     　とにかく、ネット上のこの国民側と医療従事者側の丁々発止を見るにつけ、バカバカしく 滑稽にしか見えてこない。お互いどこを向いて文句を言っているのだろうか、アホ丸出し と見える。これが最近よくSNSなどで出くわす「炎上」であり、政治家も気にする世論を 形成するのだから、何とも情けない状況なことか。国民の教育が大事だ。
     　もう一度まとめて核心を示す。両者は民主主義社会で自由に発言できた。でもその思考過程 がとても貧弱なのだ。表面的な現象に対する直接的な印象だけの反発であり、告発すべき相手 が短絡的なのだ。これが自ら分断を招き、混乱を来している原因だ。調べ、勉強し、考えれば、 厚労省医系技官由来検査制度が自分たち感染症ムラの縄張り・利権維持のためであり、保健所 医療行為を独占するために発熱外来にすべての検査を集中させて糞詰まりを起こし、この コロナ医療逼迫騒動を起こしていることが分かるはずだ。すると告発すべきは、この制度で あり、その設計者であるべきだろう。で、結局実は両者は味方同士、共同戦線を張るべき と分かるはず。しかも、共同で告発すべきは、厚労省によるこの欠陥検査制度を、何ら疑い もせずに所与規定のものと考え、その権威に乗って間抜けな各種コロナ対策を発する政府 自治体専門家会議やそれを御用報道する御用学者や各種報道だろう。国民がその程度に 賢明洗練されれば、こんなデタラメな政治も対策も報道も無くなるはずだ。それこそ科学的 論理的な国家になり、この制限環境の地球温暖化最中の地球上でも、民主主義を満喫しながら 各種問題に大いに貢献できるはずだ。国民の教育がとにかく大事だ。（AIに任せるなんてトン デモ発想など出るはずがないだろうに。AIに逃げるなんて、何を血迷ってそんなトンチンカン な方向を向けるのだろうか。智慧も頭もフェア感も良心もない間抜けと言える。）

　2022.9.20追加。安倍元首相の国葬が問題になっている。当然日本を餌食にする統一教会 との関与からは、彼は日本の裏切り者としてむしろ裁かれるべきであり、国葬など以ての外 だろう。一方ついに英国エリザベス女王が96歳で死去、昨日9月19日に英国で国葬が行われた。 厳かで、世界中から服喪の雰囲気が感じられた。
　でもエリザベス女王でさえ、ルネサンス後の英国国王の繋がりであり、世界征服植民地化 の主犯だったはず。現在世界の英国連邦の元首として君臨するが、しかも立憲君主制として 節度をもった君臨の仕方ではあるが、それでも考えてみれば、世界民衆の敵だったとも言える。 日本の天皇家ですら、弥生人による日本征服者の末裔であり、日本人の敵とも見なせるかも しれない。
　現在の世界情勢では、彼らを頭に奉って、その旗頭の下に従わせるしか各国を治める手段 がないのかもしれない。しかし、早晩世界全体が経済一体化し、地球国になるに従い、彼ら の出番は無くなるべきだろうし、むしろ彼ら自身が普通のヒトに戻れる時代になるべきだろう。 そして名実共に世界中の人々が平等・対等の立場になって、その先に自由にフェアに振る 舞える社会経済体制が整えられるべき流れになりそうに予感する。それが ここで紹介している50人規模中心の自給自足圏を基盤にしたネットワーク社会に当たる という気がする。

コロナはもういい加減終わりにしたい。それに伴い、このコロナブログも終わりにしたい。 本日で最後、を望む。が世界がずっと騒がしい。何とかならないのか。

2022.10.18追加。日本でも上の項目で述べた公務員肥大化・国民去勢政策がいや増しに 進められている。国民も報道も無批判に受け入れて、自ら去勢されていく。何とも情けない 国民になっている。
　まず統一教会問題が未だに片づかない。韓国アダムの国にイブの国日本は貢がねばならない という教義に、信者たちは洗脳されてしまっている。お金をどんどん貢ぐ。自己破産に至る。 でも政府自民党はその選挙応援に涎を垂らして、日本国民を平気で売り続ける。これが 宗教か！個々人がしっかり自立し、生命体の起源、ヒトの 本性、社会の成り立ちをしっかり理解し、その土台の上に、 フェア・正義・しあわせなどを深く悟り、生命体としての生を満喫して欲しいと願う。
　そして国民去勢政策だ。全国旅行支援だけでなく、都や全国至る所でGoToイートはじめ、 クーポンや例えばせたがやPayなどの割引が始まった。還元率？何で行政側が国民に、旅行や 飲食や買い物に施しをしなければならないのか。単なる人気取りのポピュリズムでしかない。 こんなことをするための政府自治体行政か。何という情けない体たらくか。円安、物価高、 日本売りなど世界から置いていかれる日本、それに対してやるべきことはいくらもある。 それなのに、国民に施しをしてやる気を無くさせる。逆にやる気のある人々に対して、 各種規制・制限・規則を強制して、活動を邪魔する。やるべきは、国民にできるだけ自由を 提供すること。それが民主主義であり、ヒトがルネサンス以降獲得したヒトとしてのあるべき 本来の姿だろうに。それを全く勉強せず、理解せず、ロシアや中国のような国民束縛に 邁進している。こんな政府自治体の政治家や行政を国民は引きずり下ろさねば自らが自らの 首を絞めることになる。
　バブル崩壊後のホームページ開設1995年頃の思い、心配と同じままだ。日本はずっと 自滅への途をひた走っている。全く反省する気配がない。太平洋戦争への突進時と何ら 変わらない。皆で渡れば恐くないのか！学ばないなー、と情けない。国民の教育がやはり とても大事だ。

　似たことだが、米国中間選挙。バイデンとトランプ。共和党優勢とか。国民の声が、物価高 への批判。そしてトランプの時は正常、バイデンで1.5倍とか。するとトランプの政策がよく、 バイデンがそれをぶち壊したとか。本当にそう思っているのか。信じられない。アメリカ国民 の程度もひどいモノだ。
　トランプのひどいコロナ対策を忘れ、バイデンのコロナ対策の有効性もすぐに忘れ、今年 はじめのロシアのウクライナ侵攻による制裁での石油高騰、中国ゼロコロナによる経済低迷 などを全く無視して、バイデンがガソリン高や物価高を招いたとの認識。これが現在自由競争 資本主義時代のポピュリズム政治なのか。これでは世界が右往左往してしまう。国民が もっと勉強すべきだろう。

今2022カタールW杯。第一戦ドイツに逆転勝ち。素晴らしい後半だった。喜ばしい。日本も 強くなった。おまけに、サポーターたちの観客席後始末の素晴らしさ、選手ロッカールーム の選手たちによる清掃整理整頓ぶりなどが報道され、世界で賞讃される。素晴らしいことだと 誇らしく思う。
　でも、その後の各社報道番組の内容にまた腹が立つ。森保監督の采配が良かった。堂安や 浅野のシュートも素晴らしかった。権田キーパーのスーパーセーブも神がかりだった。 三苫や伊東、さらには鎌田や遠藤も十分役割を果たした。その他の選手たちも頑張っていた。 もちろんレベルに達しない選手も見受けられたが。しかし、多くの報道では、そのうちの 幾人かだけをヒーロー扱いして、生い立ちや家族や近況などを取材報道する。日本のチーム 一丸で参加し、戦ったはずなのに、特定の目立つ人間だけを取りあげる。明日第二戦の コスタリカ戦。報道によるこんな差別分断扱いが影響しないはずはない。
　以前も何度もテニスの大坂なおみや野球の大谷翔平のことを問題視した。彼らは素晴らしい パフォーマンスをし、すごいことをやってのけた。だから賞賛に値する。でも、このホーム ページの主旋律からは、彼らの報道を苦々しく受け 取っていた。