[4.16] [4.18] [4.21] [4.26] [4.28] [5.5] [5.12] [5.16] [5.28] [6.6] [6.10] [6.16] [6.21] [6.24] [7.3] [7.8] [7.15] [7.22] [7.29] [8.5] [8.6] [8.10] [8.14] [8.20] [8.25] [9.3] [9.4] [9.21] [10.11] [10.14] [10.21] [11.1] [11.7] [11.11] [11.16] [11.22]

• やはり拡大か。検査はしない、 情報も収集も公開もしない、 ワクチンは調達しない、医療体制も整備しない。政府自治体行政は結局何もしない。 国民に自粛・時短を要請し、罰則を科すだけ。 何という行政か。
• 報道では福島原発トリチウム水海洋放出決定に反対意見。当然。しかしその報道たるや、 政府資料にある各国の原発海洋放出トリチウム量に対して今回の放出が少ないことだけを レポート。どうして地球自体が海洋に元々持っているトリチウム量を問題にしないのか。 それに比べて人が原発で大量に増やしすぎていないか、そのことを考慮に入れて、原発 の廃止と今回の海洋放出許可を議論すべきだろう。
  　もちろん風評被害や取り込んだ後の内部被曝や固形化などの他の方法の検討やさらには ALPSで除去できない核種のコンタミなどなど、いろんな議論はあるが、基本は核反応で 元素組成を変化させる原発が許されるかどうかを国際的に議論すべきなはずだ。日本が こんな国際的議論のネタを提供できるのだから、このチャンスを逃すべきではないはず なのに。後ろ向きの議論ばかり。的確詳細な情報を収集し、それを基にして科学的な分析 をすべきだろう。
  　さらにニュースで、原子力機構が豚骨で汚染水の残存ストロンチウムを吸着して除く技術 を開発したとか。えー、アホな、と叫んでしまった。汚染水は純粋なSrだけではない。 他の放射性、非放射性物質も、見境無く吸着するはず。すぐに吸着能はなくなる。実用は 不可だろう。こんな低能な方法を技術開発したと発表する機構も情けないが、そのまま ニュースに取りあげる報道はもっとどうしようもないと思う。または骨のCaとの特異的な 交換を狙っているのか？それならば、炭酸ガスを流して固化すれば、もっと安上がりに 凝縮できて取扱が容易になるのに。何とも非科学的な、と思ってしまう。
  　そして報道もやはり劣化か。御用報道の域を出ないままだ。
  21.4.20 訂正。ネット情報から、東京海洋大学の先生が解説。宇宙線などにより、 地球上で約100京ベクレル以上のトリチウムが定常的に存在しているとのこと。そして 世界の原発から排出されるのは、全体でせいぜい数京ベクレル程度。しかも福島原発の 処理水には1000兆ベクレル存在する。しかも他のコンタミ放射性核種はほとんど吸着で 取り除かれているとのこと。（豚骨による吸着も可能なようだ。ALPSも同様な吸着だ。 だから安上がりにできるのかもしれないが、問題は豚骨の供給量だろう。）
  　だから上に書いた反対意見は撤回する。そして上に書いたように、政府がこのような 科学的情報をしっかり把握して公表することで、ほとんどの疑いは晴れるはずだ。 何故政府は情報を的確に収集して公開しないのか、そこが問題だ。
  　そして他の批判や反対意見は、むしろ反対のための反対だろう。しっかり説明をすべき だ。風評被害は何とか補償するべきなのかもしれない。しかしそんな風評被害は、説明 するだけで無くなるはずだ。
  　ただし、核反応を利用する原発は、基本的に反対だ。地球元素組成を変化させることを どう捉えるか、しっかり議論し、技術開発後に再度検討すべきだろう。
• 大阪も緊急事態宣言、東京も考えているとか。街に出歩く人々は、緊急事態宣言でもない ので人の眼も気にならず出歩いているとか、仕事終わりの酒も飲食店時短なので路上飲み しか仕方がないとのこと。この両者間の危機感の隔たりはひどい。その第一原因が、誰も どこもモニタリングや民間自費検査の陽性率を集計せず、市中感染率を誰も知らないことだ。 行政側がこんなサボりをずっと続けている。公表感染者数の数十倍から百倍は市中に無症 感染者がいるはずなのに、その数を誰も知らない。
  　だから街の人はその危機感がなかなか上がらない。行政側は検査件数の増減で制御できる はずなのに、全く無視している。両側の真剣な危機感と 取り組みが近づけば、緊急事態宣言などは不必要なはずなのだ。

• 大阪では今度は飲食店だけではない休業要請や命令とか。結局とんでもないあっち向いた 政策だ。人流阻止しか考えつかないらしい。どうして検査 拡充、市中感染率などの的確詳細情報の収集と公開、マスでの療養施設を考えないのか。 もう何を言っても始まらないが。今回もあの “ムラ社会”に汚染された無知無能な政府自治体行政や専門家担当者による思考停止状態の 短絡的間抜け無責任対策しかできないのだろうか。すでに一年経っているのに。東京も 緊急事態宣言要請を考慮中とか。
• また報道を聞きかじってしまった。ひどいコメンテーターがひどいコメントをまた 披瀝中だった。聴くに堪えない。
  　一人は飛沫感染防止を徹底すればいいのだとか。飲食業に、徹底していればOK、ダメなら 休業させるとかの強い措置をとれとか。検査も徹底的に強制だとか。それが可能かどうか、 効果があるかどうか、考えれば分かるだろう。国民の自由を奪うリーダーは、どこかの 国の二の舞になるニオイを嗅ぐ。
  　もう一人は、人流を止めるのは仕方がないとか。ある意味妥当だ。映画館や歌舞伎自体で 感染拡大は無いとしても、その前後の人々の行動が問題なのだから。おしゃべり、会食など 感染機会は増えるのだから。そして飲食の前後には必ず簡易検査を受ければいいと提案。 それも大変妥当だ。しかし彼は以前は検査はやっても仕方がないとの提言だった。いつから どこでその主張が変わったのか。
  　今や白目の赤い点の模様で3分で感染を特定できる、咳の音声で数分でコロナかどうか 特定できる、PCR簡易検査で5分で結果が出る。“誰でもどこでもいつでも検査”は可能に なってきた。とにかく以前から、相当数の検査をすれば 無症状者の特定隔離が可能であり、その必要検査数も推定可能なはずなのだ。単に 公表新規感染者数情報に民間自費や モニタリング検査の情報を詳細に公開すればいいだけなのに、政府自治体はどこもやらない。 詳細検査情報が公開され、感染状況が国民にも明らかになれば、 日本では国民性と生活習慣から、緩い自粛だけで普段通りの生活を暮らしていけるはず なのに。
  　最近は基本ニュースだけにして、それでも心ざわつくことが多い。たまにこうして ワイドショー番組などの報道をちょっと聴くだけで、またまた腹立ちが復活する。何とも ひどい報道に成り下がってしまったようだ。もう少しましなメディアはないのだろうか。
• おまけに府知事がロックダウンの権限が必要だとか。何という横暴な行政者だ。 政府自治体の不作為による未必の故意 で糾弾した。またその的確詳細 情報収集の不作為、民間活動無視のサボりを告発した。こうした 自分たちの責任を全うできないリーダーたちがその責任を追及されないままで、何故 こんな発言が許されるのか。何ら反省も自覚もない。これが日本行政のプチリーダーたちだ。 情けない。
• 報道で、大阪豊中の小学校のPCR検査情報があった。800人に対し、13人陽性者。1.5％ と高い陽性率。驚きだ。こんなに高ければ、ほとんど大阪では感染抑制するのは無理で、 あとは緊急事態宣言で全員の外出自粛しかないだろう。
  　それこそこうしたモニタリングや民間自費検査の陽性率 情報をしっかり収集し公開すべきだろう。そうすれば、１）国民も感染状況を正確に 把握でき、自主的に自粛できる。２）政府自治体が民間自費検査を含めた検査件数を上下 して、無症状者を隔離し、感染抑制に向かわせることができる。 これまで政府自治体はどこもこうした情報収集公開をしてこなかったのだ。許せること ではない。繰り返しても詮無いことなのだが。
• そして喜ぶべきニュース。千葉県船橋市は、市の保健所実施PCR検査情報のみならず、 保健所以外の検査情報も公表するとのこと。市民に感染状況を共有して貰い、注意喚起して いくとのこと。その通りだと思う。どうして日本国中、政府自治体行政はそんな簡単な こともしないでいたのか。市民が感染状況の子細を知れば、自ら自主的に行動してくれる はずなのに。
• 21.4.22に追加。また報道で情けない専門家たち。分科会は科学的知見に基づいている とのこと。出ている陽性者数の何倍も市中にいるかもしれない、とも述べる。また検査を やるべきと言っても、実はキャパシティが足りないのかもしれない、とのこと。今更だ！ そして民間検査も普及しているから、官民一体のシステムを作らないとならないとか。 分科会は言い続けるしかないとか。そして実行可能なプランまで提案しないとならないが、 そのための実行部隊がない、とか。アホらしい。
  　まず一年経っても政府は実行できない。そして民間検査も情報を得るべきだといいながら、 実際にはそのデータは無視したままで、それなのに分科会はエビデンスに基づいて科学的 に議論して提案していると言い訳する。どうして民間検査やモニタリングなどのデータを 揃えない限り分科会で議論できないと訴えないのか。
  　おまけに、分科会からは常に緊急事態宣言方向の提案しか出てこない。どうして検査情報 をまず公表すべき、という提案をしてくれないのか。分科会も言い訳ばかり。
  　たしかにコメンテーターももう無力感しかない、とか。国民皆がそうだと思うし、時短 など守る気にはならないだろう。もはや何をかいわんや。諦めだ。
  　おまけに自宅療養で死亡する人も増えてきたことに対し、病床は限りがあるから感染者を 減らすしかないと言い訳する。何という無知無能無責任。マスの療養施設は海外でも普通、 何度も訴えた。でも日本ではどこもマスの施設を準備しない。何という間抜け、サボり。 そのことも分科会は考えない。何と無能なのか。頭の固い人たちだ。これについても もはや何をかいわんや。どうしようもない。
• 同日、別報道。東京は3日前の検査件数発表をやめた。その時これまでは検査件数が 大阪より少なく、せいぜい1万2千件くらい。それに対してコメンテーターが陽性率も それほど上がっていないので、検査が足りていないということはない、とのコメント。 アホ丸出し。
  　保健所経由の基本有症者の検査であり、陽性率は当然高いし、しかしそれにほとんど 意味がないことくらい分かっている。だって無症者がその4倍は生まれ、かつ20日ほどは そのまま市中に滞留するのだから、100倍ほどの市中陽性者がいるはずなのだ。彼らは ほとんど保健所経由の検査には行かない。未だにその区別も分からないコメンテーターが コメントする。報道も何とも間抜け継続だ。
  　ただし、また嬉しいことに、アナウンサーがこの検査数には、多数行われている民間の 検査数が算入されていないから、意味があるか分からない、とコメント。やっと報道でも 少しずつ民間自費検査の意味、重要性が認識されてきているようだ。その情報が分かり、 市中感染率が分かるようになると、国民も注意喚起され、かつこれまでの政府自治体行政の 検査のバカさ・間抜けさ・無意味さが明らかになって、検査情報収集の見直しができる かもしれない。
• 同日、都は861人。また別報道。また間抜けな番組。GW中診療所は休みだが、正月 並みに診療を一部開いて欲しいと要望があるとのこと。この年末年初に何が起こったか、 未だに学ぼうとしない。まず公的検査が問題なのだ。診療所より保健所がサボらず休みなく 行うべきだろう。どこを見ているのか、間抜けさ加減が半端じゃない。
  　さらに今度は前回より強い緊急事態宣言にすべきで、いっそのこと全面自粛・休業にして 補償をしっかりすればいい、とか。そんなところが問題じゃないだろう。単に無症者を 無視して、感染状況を把握せず、そのくせ国民にだけ負担を負わせる。政府自治体行政に 毎日しっかり検査を行わせればいいのだ。むしろ民間自費検査情報をしっかり公表させれば いいのだ。コメントするポイントが、これまたとんでもなくずれている。こんなコメンテーター やら専門家やらの報道がまだまかり通る。国民ももう呆れて諦め気味だ。　

• 本日三回目の緊急事態宣言。都と関西圏。報道はどうしようもない。分科会も未だに 人流や個々の感染対策任せ。検査と隔離が分かっていない。検査を増やしつつあるとか、 民間自費分がかなり普及しているのでそこと連携を図りつつあるとか、何かよそ事のよう。 思考停止も甚だしい。（ただ、そうは言っても、このところある保健所 やあるテレビ報道の司会者が、行政検査以外の検査結果も重要で、発表するとか。 今回の分科会でもその連携の重要性に気がつきだしたようだ。喜ばしいことだ。本来は、 厚労省が民間自費検査結果の取扱の制度設計をしっかりやっていれば、昨年夏以降から でもその情報を利用して感染抑制対策を採ることができたはずなのに。 情報隠蔽の人災として告発した。）
• この報道で、またまたあの東大の騙しのシミュ レーションが飛び出した。大学での同じ教員として本当に恥ずかしく聴く。日々更新 とか。まだ取り下げないのだ。5.11緊急事態宣言予定通り解除で500人位に減っていると、 すぐリバウンドで6月には1200人で再度緊急事態宣言、1700人のピークだとか。さらに 7月に解除で再々度9月にまたピークだとか。ところが6月まで宣言延長で100人に落とせば、 10月頃1000人以下のピークで、あとはワクチンで押さえ込めるそうだ。どこにそんな根拠 があるのか。
  　まず今回もどんどん増加して1000人超のピークになる？それから500人に減る？ 延長で100人に減る？アホ丸出しだ。まず民間自費検査が普及している都内で、このまま 拡大してピークになるはずもなく、保健所が連休に休んだりしてサボらなければ、12月頃 のだらだらした増加程度でむしろ定常状態に近いはずだ。せいぜい平均800人くらいまでで 終わり、今回の緊急事態宣言の効果で定常状態に転じるだろう。
  　むしろやるべきは、民間自費検査の陽性率＝市中感染率 として感染者数を概算し、その抑制に必要な検査数を算出し、検査を拡充して無症者を特定 することだ。すると都民も注意して自粛し、かつ検査を増やして市中感染者数を減らせる。 そうしない限り、1000人超まで拡大したとしたら500人くらいまですら減らせないだろうし、 100人なんて永遠に不可能だ。
  　何を考えているのか。間抜け丸出し。さも科学的なように装って、二枚舌の詐欺だ。しかも そんな二枚舌詐欺に乗っかって、飽きもせず引用する御用報道の安直さは何とも情けない。
• 都も関西圏も緊急事態宣言などどこ吹く風のようだ。だって政府自治体行政専門家たち があっち向いた対策ばかりで、無駄遣いばかり。デパートに休業要請でも日に20万円の 補償だけだとか。笑ってしまう。ママゴトでもしているつもりのようだ。こんなことで 国民の安全と安心を守っているのか。国民ももはや見捨ててしまっているのだ。
• 府の医療体制は崩壊寸前。一年経っても整備しない。自治体行政も無能無責任で国民に 負担ばかり押しつける。
  　そんな自治体行政たちが全国知事会を開き、どこもモニタリングや民間自費検査の情報公開 を言わない。単に政府同様マン延防止や緊急事態宣言方向の国民いじめの対策だけだ。 城山三郎『大義の末』で描かれた虎の威を借る狐プチリーダーと同じだ。思考停止、 無知無能無責任、風を読むだけは得意。日本 独特のムラ社会を満喫しているのだろう。

• 報道を視聴する。大阪は大変だ。それにつけても、その報道内容の登場人物たちの 振る舞いが何とも間抜けに見える。
  　まず報道の感染状況報告。ずっと同じスタイル。新規感染者数と陽性率。政府自治体行政 の発表をコピーするだけ。民間自費分 などの内訳詳報は一切無し。民間自費も普及しているとレポートしながら、その検査数や 陽性率には考えが及ばない。思考停止のままだ。さらに、陽性率が未だに出てくる。 行政検査の陽性率を取りあげて何の意味があるのか。アホバカ丸出しだろう。有症で選びに 選んだ末の陽性者だ。モニタリングや民間自費の陽性率 こそが市中感染率を代表できるのに、ずっと思考停止状態、麻痺状態だ。何とも情けない。 つまり市中感染率をずっと知らないままで、政府も自治体も専門家も何をどうやってコロナ 対策を立てているつもりなのだろうか。国民も、知らないままで全然文句を言わないのだ。 それも不思議と言えば不思議、この国はいつでも現状把握＆現状分析などお構いなし、 精神論だけで何となく流されていくようで、恐ろしい。
  　この体質は日本の学問教育システムの欠陥のせいだろうか。 または日本の“イエ意識”や“ムラ社会”の ぬるま湯体質に由来するのだろうか。鶏と卵の関係なのか。多分江戸期鎖国の厳しい 制限環境下の現状維持機構としての“イエ”や“ムラ”が根本原因だろう。そこからの早期 離陸が望まれる。
  　オリンピック。医療体制整備の打ち合わせ議論における行き違い。実はそんな議論など 不必要だろうに。またロックダウンなど主権制限の議論を今やるか。怪しからん。医療逼迫 で大阪ではたらい回し。自宅療養で死亡など。何故こんな初歩的なところで悲惨な目に遭う のか。その他各種不都合が取りあげられる。
  　大変だが、結局根本を理解していないで右往左往 しているだけに見える。つまり モニタリングなり民間自費の陽性率から市中感染率が判り、一体市中にどれだけの感染者が いるのか国民に分かる。その情報がどこにもない。おまけに無症者も含めた検査件数が 見えないままだ。その上で、マスの療養施設を準備すれば、重症者に病床を提供できて、 たらい回しなど全く不必要になるはずなのに、マスの施設はずっと準備しない。 戦況を知らずして勝てるわけがない。これらが分かれば、検査数の増減で無症者特定が 効率化する。国民は感染に対する危機感を共有できる。こんな体制ができれば、感染は縮小 する。
  　するとオリンピックも日本人の観客で十分できる。主権制限など議論するまでもない。 医療逼迫など起こるわけがない。何故こんな簡単なことを、政府も自治体も専門家もやらない のか。許し難い。報道もその根本を問わない、調査報道しない、表面・現象だけに拘る。 御用報道と言えようか。国民だけが大きな負担を背負わされる。 明治期以降の日本の不幸だと言ってもいいだろう。
• 連休が始まり、緊急事態宣言中でも国民は旅行などに普通に出かけるようだ。ただ、 用心として民間自費検査を受ける人が多い。丁度年末年初の帰省の時に類似している。 しかも感染拡大基調にある。昨日東大のシミュレーションを酷評した。 そこでこちらも予想を記載しておく。
  国民は自費で自主的に検査をする。なんと素晴らしい国民だろうか。その情報もすべて 公開し、約100倍はいるはずの無症者を検査を増やして特定し、マスの療養施設に隔離すれば、 上に書いたようにこのまま定常状態で済み、緊急事態宣言解除しても定常状態を下げていける と期待する。そうすれば、オリンピックも可能だろう。医療逼迫もないはずだ。ワクチン接種 で、普段通りの生活に戻ることができるだろう。
  　一方、これまで同様の政府自治体行政専門家の方針で、公表新規感染者数情報には公的 検査のデータしか上げないならば、国民も政府自治体専門家も実際の感染状況を把握できず、 おまけに検査件数を増加しないならば、無症者の特定も国民の自主的自費検査だけに頼る ことになる。すると年初と同じ現象が見られるの ではないか。緊急事態宣言中にもかかわらず、保健所も医療機関も休みが多いようだ。 すると、民間自費の無症者は、公的検査を受けられずに待機滞留する。彼らの一部は 出歩いて感染源にもなる。すると連休明けには大挙して行政検査を受け、見かけ上感染爆発 のようになるだろう。正月明けの 感染爆発の原因をこのように推測して告発した。今回もまるで同じ轍を踏むようだ。 ただ、今回はGoToは停止中で、しかも緊急事態宣言中という違いがある。政府自治体行政は もはや為す術を持たないはずだ。しかし国民は感染爆発に今回も驚いて、自主的に自粛する だろうから、正月明けのように感染縮小していくはずだ。つまり、連休明けには2000人 レベル、5.11にも1000-2000人、500人などあり得ないだろう。その後6月には500人程度に 減少かもしれない。
  　そして、もし今回もこのシナリオが的中するようなら、もはや政府自治体行政にはコロナ 対策の資格なしということが明確になる。当然オリンピックなど彼らに任せるなんて、 とんでもないことになる。オリンピックは中止。ワクチンまで国民は民間自費頼みで 定常状態維持をできるだけ継続できるように頑張るしかない。緊急事態宣言解除でなく、 ずっと宣言継続しかないだろう。もし本当にこうなるなら、政府自治体専門家は総辞職ものだ。
  　そしてひょっとして、緊急事態宣言中でもあり、心ある保健所は連休にもかかわらず 業務遂行してくれるかもしれない。もしそうなら、民間自費検査で特定される無症者も 速やかに公的検査で特定隔離され、きっと年初のような感染急拡大にはならないだろう。 むしろこのままの定常状態維持で、連休明けも若干の拡大傾向はあるだろうが、爆発は 免れるだろう。5.11に500人などやはりあり得ないだろう。その後緊急事態宣言は当然 継続しかないはずだ。だって、感染情報は不備のまま、検査は拡大せず、マスの療養施設も 準備せず、これまで通りのため、ワクチンを待つしかないというところだろう。
  21.5.1ちょっと追加挿入。都は公的病院などに支援金を出し、1400の1/3くらいは連休中も PCR検査を行い、診療も継続するように手を打ったようだ。少しは過去に学び、賢明になった ようで喜ばしい。すると今回は丁度上の極端な二例の中間になるのだろうか。おまけに 年初のようには旅行者が増えるようでもなさそうだ。だから連休明けも定常状態で1000人 レベル、5.11でも少し減少した程度で推移するだろうと推測しておく。どうなるだろうか。 これなら緊急事態宣言継続し、定常状態を維持、そのままワクチン接種でオリンピックに 持って行けそうだ。
• 別件だが、米野球エンジェルスの大谷翔平投手・打者の大活躍が報じられている。日本 では大興奮で賞讃ばかり。オリンピックでの多くの活躍選手や、特に大坂なおみ、渋野日向子、 松山英樹に続き、コロナ禍の日本で明るいニュースとして歓迎されている。でも、大坂なおみ についても議論したように、やはり現代におけるNo.1スポーツ選手の位置づけは微妙であり、 違和感を持つ。このホームページの主テーマだ。
  なぜなら、現代では利己的戦略が優勢だ。自由競争資本主義で競争が必然。その中では、 ヒトとしての第四の欲求である協力欲を満たせないからだ。
  　利己的にならない限り自分が生き残れないので、他より優ることが求められる。しかも 昔と異なり、今や生産性も向上し、コンビニ利用などで一人だけでも生きていけるので、 昔のような構成メンバーの協力が必須だった共同体などはなくなっている。だから協力 したいのに協力すべき対象もなく、孤立気味に生活せざるを得ない。しかも周り皆が敵とも 見なさなければならない状況だ。その中で、協力欲を満たすため、協調性があると認められる ために競争する。（協調性があることの指標が、現代では金、名誉、権力なのだ。） そして実は他を蹴落としているのだ。その如実な顕在がスポーツ選手だろう。皆に感動して 貰うために競争し、優勝する。その努力も才能も賞賛に値する。でも、でも、違和感を持つ。 だって、優勝者だけは皆に感動して貰って（金、名誉を獲得して）自身の協力欲を満たせた としても、その他大勢の敗者は協力欲を満たせないのだから。
  　デカルトは「よき人生を送るために、人に見られないで生きる」をモットーにしていた。 大賛成だ。このホームページの主テーマは、そのモットーと同じことだ。だからこそ、 現代の自由競争資本主義の社会経済体制を改めて、いくらか競争を制限する体制に変更 すべきだと提案している。将来像に例示した。
  大谷選手、他選手から下位に見られている、または新人とされる間は、野球少年並みの 気持ちよさで自分の力をフル稼働できるだろう。だってチームの勝利に貢献して、皆に 喜んで貰えて協力欲を満たせるからだ。しかし、一人だけが投げて打って大活躍の野球場 では、他選手の影が薄くなる。他選手は居なくなるだろう。つまり、守らない、打たない、 さらにはいくらか邪魔をするだろう。嫉妬と言えばそうだ。嫌がらせと言えばそうだ。 そんな中で野球少年が野球をやっていて楽しいだろうか。きっとすぐに自己嫌悪に陥る。 その時期がすぐ来そうで心配する。それを乗り越えて、9人で、チームで野球するという 意識に変わっていけるか、人としての成長を期待する。

21.5.7追加。首相が肝いりで全国にワクチン接種センターを設けて、7月までに接種 完了を目論んでいるとか、ネットに掲載あり。本当か。大型会場で自衛隊や退職医師や 歯科医や休職看護師などを招集して運営とか。それで東京五輪開催を目指すそうだ。
　でもそれが可能なら、何故分科会などとは独立に、政府自らでいち早くそれら会場をまず PCR検査会場にし、検査を充実させなかったのか。おまけにそれら会場をマスの療養施設 にすれば、医療逼迫など起こり得なかったはずなのに。
　このワクチン接種計画が成功するなら、首相の支持率も上がるだろうし、オリンピック も開催可能だろう。でも、もし成功するなら、一体これまでの一年間の検査不備や医療 逼迫騒ぎは何だったのか、さらにはそうした感染拡大や医療逼迫で感染し苦労したり 死亡した人たちは、一体何だったのか。おまけに三回もの緊急事態宣言で、自粛や時短で 痛めつけられた飲食業等や一般の国民は、一体どこにその憤懣をぶつければいいのだろうか。 政府自治体の無為無策、不作為という未必の故意として罪に問われ、賠償請求されることに ならないのだろうか。割り切れない国民が大多数だと思う。
　ただし、これが実は実務家肌の首相が自治体専門家集団に対して業を煮やした一大反撃 とも見える。分科会などの提案には、腹の底では反発して、もはや信じられなくなっている、 つまりはやっと専門家たちの無知無能無責任ぶりがハッキリ見えてきたのかもしれない。 そこで彼は行政部門も自治体も専門家たちもぶっとばして、自ら直接的に最有効と思われる ワクチンによる集団免疫作戦に踏み出したのだろう。そう考えると、首相の観察力も、 能力も、また実行力も、日本の政治家としては並外れていると見えなくもない。この 企ての成功を祈る。オリンピックも可能になるだろう。首相の起死回生の一発だ。

• 分科会が広く抗原検査を始めるとか。その理由が何ともお粗末、今更何を寝言を言って いるのか、と情けない。つまり、�@広島の広域PCR検査結果で、有症者陽性率9％、無症者1％ とのこと。当然だろう。マーク付きは高効率に特定でき、無症者はその100倍はいるだろう から、約100人新規陽性者の100倍の1万人と推定でき、広島市民120万の約1％が妥当な線。 その大きな開きに驚いたとか。感染症の専門家じゃないのか、と糾弾したい。�A長崎の N-CHATというアプリで軽症の発熱でも出勤や登校する人がかなりいるという情報があった ので、その人たちが感染源になっていることに驚いたとか。本当に今更と情けない。当然 昨年3月頃からの37.5度4日以上の検査制限の騒ぎから明らかになっていたじゃないか。 これまでそのことを考慮しないで専門家会議をしていたのか、政策を提言していたのか。 アホ、間抜け、丸出し。
  　こんなことを今更ながら発見したように提案する、反省もなしにだ。ずっと国民側から “誰でもどこでも”PCR検査を要求していたじゃないか。マスの療養施設を提案していた じゃないか。そんな声を無視して、いまさらの提案にはほとほと呆れる。当然総辞職だろう。
  　ただし、軽症有症者に広く抗原検査を始めること自体悪くないだろう。それで無症者を 低い確率でも特定隔離し、感染者を市中から除くことで、オリンピックも可能だろう。 早く始めて、早く結果を出すことだ。
  　しかし、こんな専門家たちに弄ばれた政府自治体報道国民医療者たちは何と反応すれば いいのだろうか。許し難い刑事民事 告発モノだ。さらに市中感染状況 情報は未だに明らかにしようともしない。民間活動無視のままだ。官尊民卑そのまま。
• まだ報道であの東大シミュレーションをやっていた。しかも その4.26には、1000人近く上がってから、緊急事態宣言で5.11には500人位に減少、解除で 6月にはまた緊急事態宣言になると警告。ところがそのまま継続では6月に100人になるから、 解除でワクチンの効果のおかげであとは緩い感染ピークになると予測。でたらめだと批判 した。
  　昨日5.11、1000人近く、高止まりの定常状態乃至拡大中。当然だろうし、何という予測 シミュレーション遊びで遊んでいるのかと、悲しくなる。どんどん学問研究への信用もなく なるだろう。
  　今回の予測では、もうすぐ1500人くらいのピークになり、緊急事態宣言延長で減少して いき、8月1週目で600人に減り、宣言解除でワクチン効果により緩いピークになると予測。 以前のシミュレーション予測のデタラメぶりも、何ら分析も説明も反省もしない。単に 実際の後追いのシミュレーション的説明をしているだけ。おまけに今回の予測もまたデタラメ だろう。まず宣言中でも連休中の保健所休みの効果でこれから正月同様の2000人超のピーク になり、あとは国民の危機意識のおかげで少しずつ減少、その後1000人前後の高止まりの 定常状態になると考える。当然宣言の効果はすでに無く、民間自費の検査結果情報をいまだに オープンしないままなので感染の現状情報が無く、どこに自粛するべき根拠があるのか、 もはや絶望だろう。あとは民間自費による無症状者の特定だけが頼りになるはず。そのため 自主的な自粛と民間自費だけの努力で1000人前後の定常状態と予想している。つまり、 もはや減少する要素が無いのだから、8月までかかっても600人にすら減少するとは 期待できないだろう。
  　こんなシミュレーションを公開し続けて、学問や研究一般に対する信用を失墜させる ようなまねは、本当に止めて欲しい。御用学者たちとしか思えない。そんなデタラメな シミュレーションを報道し続けて、研究者の恥をさらし者にする報道も告発したいくらいだ。 なぜなら同じ研究者として、情けない研究をさらし者にされ、傷に塩をすり込まれた 気分なのだ。報道側からの、日頃偉そうにする研究者たちへの憂さ晴らしなのかとも 疑ってしまう。
  　そして緊急事態宣言を出しながらでも、ワクチン接種は7月でも高齢者たちにすら終わらず、 オリンピックは強行するような政府自治体には、国民はもはや呆れ返って言葉すら失って いるのだろう。くれぐれも強権に走ることだけはしないで貰えればいいのだが。
• 本日も1000人未満。不思議だ。1000人の定常状態に見える。東大シミュレーションでも 今後拡大と予測。ここでも上で、2000人超まで拡大と予測した。明日も見るが、どうもむしろ 定常状態だ。上の4.28にこちらの予測を書いたが、その中で、連休中 の保健所などの検査数が休みでもなく、普段通りでもなく、約3分の一程度で、丁度正月の 状況と普段の状況の中間とする場合を述べた。今回そのようになったのかもしれない。
  　当然東大シミュレーションの的外れは論外としても、ここの予測の正月並み異常拡大も 的外れだったようだ。異常急拡大部分が平準化され、1000人台で定常状態になったと 考える。
  　ただ、都保健所への発熱外来相談件数が、正月並みに2000-3000件と異常増加していると いう情報とは齟齬を来す。どこか都の検査なり、検査結果情報集計の行き違いがあるのかも しれない。少し様子を見る。定常状態か、拡大基調にあるのか、縮小傾向が見られるのか、 見守りたい。きっと定常状態を維持するのだろう。ただ、政府は緊急事態宣言下において 国民の自粛を要請しながら、選手たちにはワクチン接種で隔離しつつ、オリンピックを 無観客開催する腹づもりと見受ける。それも一つの選択肢として、容認できるのかもしれない。 今後を見守ろう。
• 考えて見れば、オリンピックと日本は複雑な因縁の関係があるようだ。1936年ベルリン オリンピックはナチスドイツの権威発揚に使われた。次の東京オリンピックは第二次大戦で 中止。1964年東京オリンピックは戦後日本の発展の象徴として無事成功、でもその次の2020 東京オリンピックはこのコロナ禍で2021に延期。そしてきっと緊急事態宣言下の自粛、 無観客、おまけに選手たちは隔離された状態の競技大会になるのだろう。面白いかつ悲惨で 不幸な巡り合わせと言えるだろう。

• 連休から2週間。緊急事態宣言延長から1週間。久しぶりに グラフを書く。βもほとんど1で定常状態。ただ、全国的な感染は拡大中。どうしてか 都だけかなり抑えたままで定常状態を維持しているようだ。そして北海道、関西圏、広島、 岡山、福岡、熊本、沖縄、愛知、岐阜など至る所で感染拡大。地方は民間自費も少なく、 耐性が低いのだろう。一方、大都市圏だけは、民間自費でかなり耐性が高い。
  　連休中の都や関西圏からの旅行者による感染拡大のせいだろうと想像する。かなりが 民間自費検査で陰性を確かめてから旅行したろうが、でも気にしないで旅行する人たちは 必ずいる。仕方がないのだろう。
• 広島が広範囲の無料PCRをやっている。その結果が興味深い。きっとこのおかげで 感染拡大が抑えられるだろう。すると検査の感染抑制における有効性が実証できる。 単に政府自治体行政が、この検査を広く行えば、または民間自費検査の検査結果を公開 すれば、感染抑制が可能なのに。
  　これまで検査を渋る、マスの療養施設準備も渋る、ワクチン接種も遅い、しかも医療体制 の整備も渋る、それなのに国民にだけは無理を押しつける。時短、自粛、緊急事態宣言、 医療逼迫だ。そのくせオリンピック開催を強行する。何という政府自治体行政か。
• 都が900人の定常状態として、どの程度の民間自費検査が行われているかを推定しよう。 コロナ感染症対策要諦に従った。でも民間自費検査の 検査数も陽性率（＝市中感染率）の情報収集もされず、データが把握されないままなのだ。
  　感染拡大の倍加速度λを9日と仮定してみよう。すると希釈率は0.03と算出できる。そこから 市中感染者数は900/0.03=3万人となる。新規感染者数は3万x0.08=2400人。そのうちの有症者 2割が500人。残り無症者は400人。だから民間自費検査での希釈率は0.013と計算され、 また陽性率は3万/1500万都民=0.002より、民間自費検査数は400/0.002=20万件と出る。 本当に都内で民間自費検査総数が20万件も行われているのだろうか。
  　都の市中感染率が0.2％なのか？民間自費検査が20万件も行われているのか？その程度の 検査が行われれば、市中陽性率0.2％程度でも都は定常状態維持で抑制できるということだ。 どうして、こうした重要な感染状況の基礎データが未だに揃わないのか。収集しようとしない のか。これを政府自治体行政専門家 たちの不作為による未必の故意と言わないのだろうか。許し難いことだと重ねて 繰り返し糾弾したい。
• 広島での無料PCRで、1％の陽性率とか。120万人口で12000人感染者。都と同じくλを 9日とすると、新規感染者数は1000人。有症者200人。丁度公表新規感染者数は160人であり、 大体該当する。つまり無料PCRでは、まだほとんど感染者特定の寄与貢献は低いのだろう。 早く、その無料PCR検査の検査情報が公になることを祈る。それでここでの計算の妥当性 や民間自費や無料PCR検査の感染者特定隔離による感染抑制に対する重要性が示されるはずだ。
• 2021.5.17 追加。本日報道、先週の分科会で政府が北海道・広島・岡山を「まん延防止」 で提案したところ、専門家たちからの強い要請で「緊急事態宣言」へ変更を余儀なくされた 点について、コメンテーターたちが肯定的だったことに驚いた。彼らは専門家の科学に従う べきだと理由を説明。これまでの政府自治体行政専門家たちのトンチンカンな対策の 非科学性の原因を忘れてしまったのだろうか。こんな報道では、やはり日本の報道が 御用報道だったのか、としか思えなくなる。
  　未だに感染状況の現状の情報を収集せず、市中感染率すら分からないままで分析も判断も できないはずなのに、非科学的な精神論だけで緊急事態宣言一点張りの提案しかしない。 民間自費検査の検査結果を公開し、対応して検査数を増減し、マスの療養施設を準備する だけで、国民性により、緩い自粛だけで 普段通りの生活を営むことができるはずなのに。本当に 感染の戦況を知らずして、何が専門家だ、何が科学的だ。許し難い。

• これまでの報道やその中のコメンテーター、さらにはネットでよく見受ける政府自治体 オリンピック委員会などへの批判意見にはうんざりする。もちろん政府自治体専門家たちが 非科学的な対策しかできないのはこれまでも批判してきた。しかし、それを批判する側の コメンテーターたちにも同じ非科学の烙印を押したい。報道もネットも、感情的乃至は 精神論的批判しかしない。どこも誰も、コロナ市中感染率や検査情報隠蔽には言及しない。
  　市中感染率や検査数を知らずして、コロナ感染状況がどうなっているのか分からないはずだ。 ところが、これまでその情報が収集もされず、公表もされない。国民も報道もコメンテーター も感染状況を知らないで、感染がどうなるのか、予測すらできないだろうに。そのくせ 緊急事態宣言を発出したり、それを促したり、それに反対したり、何を根拠に批判できる のだろうか。何ともこの非科学状態を情けなく思う。彼らが議論しているのは、公表新規 感染者数情報として政府自治体が発表している公的行政・保険適用検査情報だけを基にした もので、その検査数は東京でせいぜい2万、感染者数500人程度という話だ。民間自費の 検査数は分からず、そこで特定される無症者の割合も分からないままなのだ。
  　毎日報道やネットでも、誰もが根本は無視したままで、ただ単に上辺だけの見かけだけ で議論している。こんなに日本全体が無知無能の体たらくになっているのは、とても残念だ。 戦時中の大本営発表の損害を伏せた欠陥戦勝情報だけで、国民が踊らされた状況と重なって しまう。
  　つまり、この国では、誰もコロナウィルス市中感染状況の実際を掴もうとしていない のだ。とても不思議だ。そのことは、 情報隠蔽の瑕疵として何度も批判してきた。モニタリング検査も民間自費検査の情報も 収集公開しないで、行政・保険適用検査の結果だけを用いた公表新規感染者数情報だけを 基にして、緊急事態宣言やオリンピックなど重要対策を実施している。どこに科学的根拠 があるというのだろうか。この国は大丈夫なのか。どうして国民の誰一人として疑問の 声を上げないのか。
• 苦言ついでに、もう一点。最近オリンピック開催について喧しい。緊急事態宣言下に 国民が困窮しているのに、無理をしてどうしてオリンピックを開こうとするのか、との批判。 ごもっとも。世界のアスリートが頑張っている、しかもバブル方式で選手たちを安全に 隔離しつつ開くことは可能であり、それを世界も楽しみにしている、との賛成。ごもっとも。 さらには利権や経済効果で止められないという批判。いずれも、どうしても利己的発想に 思えてしまう。すぐ上に述べたように、根本から再考してはどうか。
  　山登の視点を基に考えてみたい。
  • スポーツは、ヒトが狩猟採集で生きるためのワザを訓練するところからスタートした。 上手にマスターすれば、生存に有利、だから村人皆が賞讃した。その訓練形が昇華して スポーツになった。だから必死に努力して超人的なワザを披露する人たちを見ると、皆が 感動し興奮し、自分を含めたヒトの能力に酔いしれた。
    　だからスポーツを志し、努力し、技を磨き、皆に披露すること自体は肯定すべきだろう。
  • でも違和感はある。自由競争資本主義時代、大谷翔平や大坂なおみなどプロ選手が その技で競い、競争する。その技自体は上のように素晴らしいとしても、それがヒトの 本性である協力欲を満たすために、皆から“協調性”があるという印として優勝を争い、 その他を蹴落とす。協力欲を満たすために、利己的振る舞いをせざるを得ない。そんな 選手たちに心からの賞讃を送れるのだろうか。そこが違和感の原因だと思う。
    　しかし、スポーツでワザを披露するためには、現社会経済体制下には仕方がないとも 言える。彼らに採るべき道はない。あとは諦めて引っ込むしかないのだ。
    　デカルトの「よき人生を送るために、人に見られないで生きる」をモットーにするのも 一つの手だ。でも現代、生き残るためには競争は必須に思える。
    　21.5.31追加。大坂なおみの全仏オープンでの記者会見拒否が物議を醸している。当然 だろう。不愉快だろうと思う。しかし参加する限り、それも耐えるしかないはずだ。 すぐ上の二者択一だと思う。中に止まるのか、はみ出すのか、しかなさそうだが。 両者のいいとこ取りは、究極の利己的戦略と見なされる。
  • おまけにその現代における競争システムであるオリンピックは、商業オリンピック として利権、金が蠢くシステムになっている。当然今や地球国として、ヒト皆同じ、 その皆の平和的競技スポーツを4年に一度開催するという理念は素晴らしい。ただ、今の システムの欠陥が気がかりだ。
    　それは普段から議論を重ね、よりよい方向を模索すべきだろう。今コロナ禍の中、 今回のオリンピックの開催を議論すべき時ではないと思う。
  • 最大の問題が、日本国民が緊急事態宣言や時短や休業で困窮しているのに対し、 オリンピック開催が普段に近く行われることへの反発だろう。オリンピック開催する余裕が あるなら、どうして日本国民の安心安全をまず確保しないのか、という当たり前の反発だ。 制限環境下にそれぞれが生き残るための利己的戦略・利己的振る舞いに思える。でも それが生命体としては当たり前のことだ。では、どうするか。
    　環境が厳しくなると、ナチスドイツだけではなく、国民はポピュリズムに走る。そんな時、 どうするべきか。競争相手をつぶし合うのだろうか。今やそんな時代ではないだろうに。
    　すぐ上に指摘したように、現コロナ禍の最大の元凶は、 実は政府自治体専門家たちの無知無能無責任という人災だと指弾してきた。本来 検査をしっかりすれば、コロナ感染症をコントロールできる はずだ。そうすれば、日本では普段通りの 生活を生活できるはずなのだ。
    　国民は、現政府自治体専門家のコロナ対策の劣悪さを嫌と言うほど味わい、かつその 対策の無効ぶりにもしっかり気がついて批判している。ところが、オリンピックという 相手が見えた途端、相手を潰して自分たちの憂さ晴らしをしようとしていると見える。 もう少し慎重に、頭を働かせてはどうか。折角21世紀という科学技術発達の現代に生きて いるのだから、もう少し深く洞察できるはずだ。
    　つまり、オリンピック側も国民側も、それぞれの元凶である政府自治体専門家を誘導して、 現実的でお互い被害が少なく済むようなコロナ対策への転換を強制させる方向に共同戦線を 張るのが最善策に思える。オリンピックをダシにして、政府自治体専門家の間抜けぶりを 矯正するのが、最も有効でお互いWin-Winになりそうに期待するのだが。
    　広島では広域PCR検査を試み、本日は最終日だ。近くその成果が発表されるだろう。 きっと“誰でもどこでも”検査のコロナ感染症抑制における有効性が示されると期待する。 政府自治体専門家にそのような政策転換を強いることで、 日本では、国民性と生活習慣から、緩い自粛だけで普段通りの生活を暮らせるように なると考えている。
    きっと首相は、「国民の安心安全を 守り、かつオリンピックも安全に執り行う」という真摯な決意を持っているのだろう。ただ 無知無能のため、コロナ対策を専門家に任せるしかなく、そのため酷い対策しか実施できない でいるのだと想像する。その元凶は日本独特の“イエ”や“ムラ社会”の体質にあるの だろう。オリンピック騒動をいい機会として、オリンピック開催側と国民が共同戦線で 両者にとって無難で有効なコロナ対策を強制させることで、政府自治体を“日本感染症ムラ” から解放させることができるかもしれないではないか。すると三者とも得をする、３Winの 構図になりそうに期待する。
    　
• さらについでに21.5.31追加。ネットで先日参与を辞任した人が、日本でワクチン接種 であと一ヶ月でコロナのピークは来なくなると議論している。その根拠が欧米と日本の 感染拡大とワクチン接種率の比較だ。欧米では、接種100人あたり12-24回でピークアウト している。日本現在9回、あと日に60万回を一ヶ月でそのレベルになるから感染が収まる とのこと。もっともそうに見えるが、これも詐欺なのか、または全く間抜けな議論だ。
  　欧米での流行では、人口のかなりが感染済み。そこにワクチン接種で免疫状態になった 人数がかなりになっているはずだ。ひょっとして人口の60-70％行くのかもしれない。 集団免疫だ。そんな状況分析もしないで、見かけの数字だけで議論する。
  　日本では流行は低い。既感染者人数は少ない。ワクチン接種がもっと進まないとその域 に達しないはずだ。その分析もしていない。
  　こんな程度の悪い学者が内閣参与で政策を提言するのが日本なのだ。何とも呆れ果て、 情けなくなる。

　さて、5月28日には終わっているはずなのに、広島の広域PCR検査結果がホームページに 未だに掲載されない。是非その結果を知りたいのに、先週にも、今週にも再三県・市に メールで提供を求めてもなしのつぶてだ。これが日本の政府自治体だ。日本はどうなって しまうのか。
　彼らが行うモニタリング検査や広域PCR検査は、ただ単に検査＆隔離目的だけでしかない、 短絡的思考の産物なのだろう。昨年 検査制限、その後検査＆隔離が叫ばれ、無症状者の隔離が重要と認識された。だから 政府自治体は民間自費検査を容認した。その隔離目的は達成できるとしても、思考が そこに止まり、科学的コロナ対策への展開がないため、隔離止まりになってしまっている。 感染状況のこんな貴重な情報をみすみす無視してしまう愚を犯している。 そのことを何度も訴えた。しかしずっと無視のままだ。おまけに、広島ではやっと 広域PCR検査を導入した。だのに、彼らの思考停止状態はそのままで、検査をし各人に結果 を通知し、陽性者を隔離しただけだ。検査の総合的結果という貴重な情報、コロナ対策に とっても市民の感染状況把握のための情報共有のためにも貴重な情報、それをむざむざ 無駄にしてしまう。太平洋戦争における情報無視の突撃作戦と重なってしまう。何とも アホで間抜けな日本の為政者たちだ。

• まず政府。検査結果情報を収集公開しないまま、このままオリンピックではすぐに 感染拡大。すぐ上に書いたように、せいぜい無観客で何とか凌げるだろう。
  　また緊急事態など、検査体制がこのままでは継続しかないはずだ。
  　一方、ここで述べたように、モニタリングや民間自費検査 結果の情報を公開することで、市中感染状況が国民にも共有され、かつ検査の増減により、 感染縮小に貢献できるはずだ。そうすれば、日本の国民性と生活習慣から、 緩い自粛だけで普段通りの生活を暮らせるはずだ。それを政府自治体専門家が、 検査制限や公表新規感染者数情報 中での民間自費検査結果の隠蔽で、妨害しているのだ。
• 次に分科会有志。提言では、オリンピック無観客。人流の制限。今後また感染拡大の 恐れを説く。そしてワクチン接種と検査の拡充を提案している。彼ら自身が、ワクチンに 懐疑的で遅らせたのではないか。彼ら自身が検査制限したり、民間自費検査の情報を隠蔽 しているのではないか。その張本人たちが、今度は態度を翻して、ワクチン接種や検査拡充 を訴えている。そんな彼らのどこが信用できるのだろうか。きっと首相も政府行政も、 途中から彼らの感染対策の非科学性、間抜けぶり、つまり感染症ムラの利権体質に気付き、 話半分にしか聴かなくなっていたのだろうと想像する。
  　ワクチン接種は首相が独断専行で動きが速かった。オリンピックも独断専行で、開催 ありきの方向性を決断していたと思う。感染拡大に対しては、きっといじわるをして、 その責任を分科会側に押しつけようと考えているのかもしれない。分科会がそんなふうに 疎んじられ、遠ざけられ、そして責任を負わされそうになっているのを薄々感じ取り、 今回の有志提言になったと思われる。ある意味自業自得の成り行きだろう。
  　ところがそんな対策本部内の分裂・軋轢の被害を被るのが国民なのだ。何という人災！
• そして8割おじさん。分科会の中では一生懸命やったのだろう。最初のシミュレーション で42万人感染者の可能性は致し方なかったとしよう。だから自分たちの落ち度、失敗には 気づけなくて、プライドだけでしか見ることができなくなっているようだ。これは自戒を 込めて訴えたい。
  　本来すぐに検査の不備、日本の国民性による感染拡大の遅さなどに気づけたはずなのに、 そんな自分たちの失敗（つまり状況情報無視やその上での非科学性）には最後まで 気づかないままでいるようだ。
  　無症状感染者は当初から言われていた。それなのに、ずっとSIRモデルだけを用いている。 ここで提案した連続培養モデルなど全く目に入らない らしい。だから無症者の存在を知りながら、シミュレーションではそのことに考えが至ら ない。だからずっと公表新規感染者数情報しか掲載しない。その範囲の感染者数でしか シミュレーションできない。
  　そんなデタラメな専門家連中の提案を幾度か受け入れて、首相も政府もほとほと呆れ返って しまったのだと思う。つきあいきれないと思ったのだろう。だからほどほどにあしらって、 最後の決断には専門家に立ち入らせないようにしたと見受けられる。
  　お互い様。そしてそのアホーバカ対決のとばっちりの被害を被るのが、国民なのだと 悲しくなる。
• さてさて、ここまで書いて、つくづく“もう嫌だー”と叫びたくなる。
  　以前報道番組を視聴して、コロナ対策批判にしても、どこも非科学的な精神論が多く、 腹立たしくなった。例えば上の5.28分だ。だからかなり前から、 できるだけニュースだけ視聴するようにしていた。しかしそのニュースでも、顕れるのは 同じように腹立たしい非科学的な言動だ。でも、コロナ感染症が国民の健康・生命に 関係する以上、注意しないわけには行かないのだ。何とも情けない。
  　この国では、どうしてこんな不合理、 非科学、アンフェア、間抜けぶりが何ともひどく蔓延っているのか、残念だ。そして、 こんな裏読みまでしてしまわざるを得ない状況につくづく“嫌”になる。自分自身が何故 こんなにも疑り深くなってしまったのか。何とも自分が情けなくなる。この 制限環境下の自由競争資本主義社会のせいで、自分自身の心まで狭く、窮屈になって しまっているような気がする。デカルトの「よき人生を送るために、人に見られないで 生きる、をモットーにする」のがやはり良さそうだ。
  　でもコロナ感染症からは逃れられない。

• ワクチン接種が進む。すると今免疫パスポートが言われ始めている。医療従事者は、 副反応が恐くても、是非受けるようにと指導されるようだ。接客業もそうした圧力がある とのこと。日本特有の同調圧力とか。もちろん正確な情報を伝え、その上で個人の判断に 委ねるべきだ。しかし必要な業種や立場があるのも理解する。だから強制的な場合も有り 得るだろう。難しい。海外も強制する場合があるようだ。
  　しかし、海外も日本も、コロナ感染症対策への無知無能ぶりがそうした同調圧力を強めた のだろうと想像できる。本来ここで説明した検査中心の コロナ対策で、コロナ感染拡大は阻止できたはずだ。すると人々のコロナ感染症への 恐怖感もこんなに大きくなく、同調圧力など出番がなかったはずだ。つまり、本当の 個人の選択の自由の下に判断できたはずだ。そうあるべきだと思う。これもあれも、すべて コロナ戦況の正確詳細な情報非開示 によると考える。政府自治体専門家の不作為による未必の故意の罪状を告発したい。
  
• あまりにも無知無能、低劣なネット上での両側からの批判。その一。
  　世論ではオリンピック開催反対が8割だった。でも強行する。その時報道は世論調査での アンケート操作により、反対8割を4割に誘導したとして、報道の忖度、御用報道ぶりを 批判している。
  　しかし、根本から冷徹に考察すべきだろう。8割反対がどのように誘導されたのか、全く 分析しない。専門家等により、コロナ感染症の恐怖感を醸成されてしまい、何となく反対 だったのだろうと想像できる。何故なら日本国中、モニタリング検査などの陽性率などの 感染状況情報をどこにも公開していないのだから、戦中大本営発表と同様の情報操作が 容易だったのだ。専門家もその貴重な情報の隠蔽にも思い至らず、発表されたその範囲で 感染の危険性だけを御用学者然としてコメントしてきたのだ。つまり、国民も報道も大本営 発表に踊らされているだけで、何ら強固な根拠のあることではなかったのだ。
  　だから報道の欺瞞を言いつのるこの批判者自身も、その偽情報に踊らされているだけ であり、そのことに気づかないピエロ然としか見えないのだ。こんないい加減で無責任な ネット意見など、本来の良心・フェア感覚があれば、掲載等できないだろうに。
• 同様の、実は逆方向からの批判。その二。
  　コロナ感染症への恐怖の煽りは、報道などによく登場する専門家たちによる誘導だと批判 している。彼ら専門家たちは、報道の都合に合わせて忖度し、恐怖を煽って視聴率稼ぎを するとのこと。
  　それもあるだろうが、実は専門家たちも、その煽りを批判する本人も、日本の中の実際の 市中感染者数など情報を持たないことに思い至っていないのだ。だから大本営発表の 公表新規感染者数情報だけであれや、これやと議論している。根本から考えることを サボってしまっているのだ。両者とも同類のピエロでしかない。
  　ところがネット上で発表し、読者に影響を与える。大本営発表の偽情報の効率のいい 拡散を請け負ってしまっているのだ。良心があれば、やれることではない。間抜けなのか、 または自分たち自身がネット読者稼ぎの利己的な輩ということになる。批判している報道に よく登場する専門家たちと同類ということを自ら示しているだけなのだ。
• さらに報道でのコメント。原発事故時にも、コロナに対しても、専門家に「勧告」権限 まで与え、政府と専門家にしっかり責任分担させるべきだとの意見。
  　もっともに見える。お互い独立で、しかもそれぞれ利害関係がなく、専門性に裏打ち されている限りの話ならだ。しかし日本の行政・経済などの社会経済システムの現状を 分かっていないようだ。別のコメンテーターから原子力ムラや感染症ムラの弊害が発言 された。それらの利権に従う“専門家”だからこそ、今回政府側が専門家をもはや信頼 しなくなっているのだと思う。その意味で、先のコメンテーターは上辺だけの見かけしか 見えていない。今の専門家と政府との独立性を云々しても意味がないことは明らかだ。 先の8割おじさんと同レベルでしかない。
  　日本社会の“イエ”“ムラ組織”の破壊が 必要だろう。一度あのフランス革命の自由・平等・博愛、“いい人戦略”優勢状況の 本来の資本主義の自由競争システムで、日本全体を洗礼するのもいいかもしれない。ただ、 今や制限環境の自由競争資本主義社会だ。そこにこんな日本を落とし込んでも、きっと 逆に酷い“利己的戦略”だけが蔓延ってしまうだろう。むしろ ムラ社会の弊害指摘に続いて書いた、その由来である江戸期の“イエ”発想に学ぶべき だと思う。世界の自由競争資本主義体制もきっとその方向に落ち着いていくように思う。 このホームページの主題をみて欲しい。さらにそこで 提案する地球人類の将来像も参照して欲しい。
• このように見てくると、報道は視聴せずにニュースだけにしただけでなく、ネットも 見ない方がいいように思える。デカルトの「よき人生を送るために、人に見られない で生きる、をモットーにする」のが結局一番いいのだろう。

• もうどうしようもない。いろんなところに 検査情報の隠蔽を訴えたが、どこも無視のようだ。広島は広くPCR検査をおこなっても、 それを公開しないし、その情報の提供をお願いしても無視。大都会の民間自費検査情報も どこも公開してくれない。実際の市中感染状況情報を把握せず、どんな科学的な対策が 可能というのか。ずっと精神論と緊急事態宣言だけだ。
  　日本全体の無知無能ぶりは、戦中も今もずっと変わらない。報道もどこも調査もせず、 単なる政府発表の追報告だけ。御用報道、御用学者が今も蔓延る。
  　おまけに、専門家自体がこの科学の時代に精神論だけを唱える。勉強もせず、権威に あぐらをかく。報道も毎日情報を得ているくせに、その各事象の各経過を無視して、 その時その時の事件にだけ反応する。それを国民に伝えるので、当然国民は誤解する。 許し難い国民への裏切り行為だと糾弾したい。
  オリンピックボランティアへのワクチン接種。7月にスタートで開会式には2回目接種が 間に合わない。どうしてもっと早くから準備し、スタートしていなかったのだと、 どこも強く糾弾する。聴いていてアホらしくなる。だって、当初接種がスムースにいくか 国内でも心配だった。ワクチン供給量も不安だった。ところが首相の一声（100万回／日） で自衛隊も参加して至るところ接種に励み、目標達成。やっと先週くらいだろうか。 だからボランティアへの接種もスムースに、何の抵抗もなく、認められるのだろう。
  　例えば、国内接種が遅々として進まなかった場合、はたして報道は、ボランティアへの 接種を認めるだろうか。きっとそのころスタートするという報告をすると、国民を煽り、 国民には行き渡らないのに、オリンピックだけ優先するのか、と告発しただろう。
  　そんな経緯を斟酌せず、今度はボランティアへの接種が遅すぎるとか、どこに論理が あるというのか。聴いていて情けなくなる。
  　50年前、子供の頃、昭和初期の高度成長期頃の報道では、責任を持って調査をしていた ように思う。高度成長が終わり、国民総中流とかで皆が浮かれ出した頃から、娯楽性の 強いものに変質していった。調査は蔑ろにされ、政府報告を右から左に流すだけ、 あとは人気芸人たちの浮ついたコメントや番組だけになったように思う。このまま 日本も世界人類も、本質を見抜く力を無くしたまま、漂流するのだろうか。 ハラリ氏の危惧が本物に変わる恐れが恐い。
• 分科会（アドバイザリーボード）がまたシミュレーションで予測。8月8日頃従来通り なら2000人で緊急事態宣言だ、オリンピックで人流5％増で2500人になると言う。未だに 公表新規感染者数だけだ。非科学的な予測で感染状況情報隠蔽を糊塗していると見える。 科学的に市中感染状況情報を把握して対応すべきなのに。許し難い。
  　またコメンテーターがまたまた悉皆検査方向の提案しかしない。学校もPCR検査を広く しろと言う。検査＆隔離のところにしか頭が行かない。そこ止まり。どうして大事な検査 結果である感染状況情報に目が向かないのか。貴重な検査をしていながら、日本人は どうしてその貴重な情報を無視するのか。太平洋戦争時の戦況無視、または戦況偽造での 竹槍突撃のみでの敗戦と同じではないか。御用学者と御用報道が今も日本を蝕む。
• JOCのバブル方式も官僚の机上の夢想によるようだ。実際には至る所、不可能・不都合・ 穴だらけであることが分かる。ウガンダ選手団の一人感染、その他は濃厚接触者調査も せずそのまま滞在都市へ移送、その後新規感染も判明、濃厚接触者もそこで特定。すべて 手遅れだ。これでバブル？検疫の水際対策をしているなんて、どの口で言えるのか。 呆れてものが言えないだろうに。
  　昔から日本では「お上」が偉く、その無茶苦茶な提案を何とか実際に対応させるために、 民間が苦労してきた。そのままが今も続く。あの 江戸期頃から始まった、制限環境下の競争殺し合い状況回避のための“イエ”“ムラ”制度 がそのまま存続していると思われる。
• 歌舞伎町で、抗原検査パスポートを試験運用。検査所で抗原検査、すぐアプリに報告。 それをパスポートにして飲食店で酒会食可能。12時間通用。誰もが検査して、陰性なら 経済を普通に回す。
  　昨年からコメンテーターもずっと提案していた。今ワクチンパスポートや検査陰性 パスポートが言われている。でも既に民間自費検査で民間はそのように行動している。 その情報が公開されていないだけだ。何という「お上」だ。
  　しかもそんな陰性パスポートは個人対応であり、効率が悪い。だからこれまでの 検査不十分を補うための科学的対処法を提案しても、 どこも無視。おまけに、未だにモニタリング検査もせず、民間自費含めそうした市中感染 状況情報把握に思い至らない。どうなっているのか。国民全員が気づかないままのようだ。
• 明日都議選。どうするか。これまであまりにも安易に投票をしていたと反省する。 投票するにしても、棄権するにしても、これ程政治の無能無責任に気づいていなかった ようだ。
  　候補の誰も、検査情報の隠蔽には無頓着に見える。そんな視野でどうして責任ある政治が 行えるのだろうか。誰も政治に携わる資格無しと見なした場合、どういう投票行動が あるべき姿だろうか。白票を不信任または誰も都議にふさわしくない、という意思表示に 使えると思う。白票は無効になるのか。でも、過半数白票なら、その選挙は無効なのでは なかろうか。
  　以前一度実行したことがある。棄権して無関心層に組み入れられてしまうより、白票で 積極的不信任宣言層として分類されたいものだ。
• 7月4日追加。熱海の土石流被害。ひどい雨で、土砂が川を流れ降り、周囲の家屋も 破壊しながら、海まで達する。100人近くが死亡や行方不明。
  　その原因が発生地点の盛り土が起点だとか。そんな急斜面の上流に盛り土だって！？ 何という間抜けな行政なんだ。当然その部分は剥がれて斜面を下るだろう。
  　普通にある地形は、長い間の天候により削られたりして、その土地に固有の地形になる。 すると大抵の気候ではびくともしないはず。ところが人工的に変形してしまうと、そこは 弱い。当然そんなことは分かろうものなのに。
  　コロナに対する、政府自治体行政官僚専門家報道すべての間抜けさ、無責任さが目立つ が、同じことがこの熱海の行政および民間活動でも起こっている。日本全体の劣化が 酷すぎると思う。

　7.17追加。ネット上、医師たちの報告。
　一つは、オリンピックは有観客にすべきとのこと。何故なら日本では高齢者にワクチン 接種で重症化を防止、かつ都でも感染者数は1000人程度で低いから、とのこと。彼はまず 分科会会長の「もはや国民への行動制限要請だけでは限界だ。検査やワクチンなどを 拡充すべきだ」との発言には不快感を訴える。これまで自分たちの無策を棚に上げて、 国民にだけ無理を押しつけておいて、その国民の協力は無駄だったと言ったのだから、と 訴えた。もっともだ。しかし一方、彼は公表新規感染者数情報をそのまま感染者数と 今でも思い込んでいるようだ。民間自費検査が完全ならそうだろうが、せいぜい都では 10-20万件。地方では皆無だ。だから基本有症者だけが保健所経由で検査し、感染者数になる。 都の民間自費検査での陽性判明者も受けるが数が少ない。だから無症状者が大量に市中に 潜伏し、感染拡大させているのだ。そのことに思い至らない。未だにだ。だからやるべきは 検査の拡充と都では民間自費検査結果情報の公開のはずだ。それで 国民性に基づいた自主的自粛中心の普段に近い生活を送れるはずなのだ。検査情報を 国民に公開・共有してこなかった専門家たちの隠蔽詐欺にまんまと嵌ってしまったのだ。
　今一つは、分科会メンバーだが、都で1000人の公表新規感染者数だが、ひょっとして 5000人程度感染者がいるのかもしれないという。無症状者もかなり感染陽性者に数えられて いるからで、40代50代が軽症や無症状で多く把握されるからだ、とする。分科会がやはり 未だに無症状者の潜伏をこの程度にしか把握していないのだ。何と情けない思考停止の 老化脳メンバー達なのか。都に1000人の公表新規感染者数ということは、ここの分析では 市中に5万から10万の無症状主体の感染者がいることになる。それが実はモニタリング検査も せず、民間自費検査結果情報も公開しないため、国民に明らかになっていないのだ。 何という情けない戦況無視の対策をしているのか。未だにこの程度の無知無能、無責任無恥 思考停止の低能専門家たちが蔓延っているのだ。　

7.23追加
　本日オリンピック開催スタート、開会式。その開会式総合演出担当のナチによるユダヤ人 虐待揶揄が問題になり、彼は解任。その開会式セレモニーをどうするか、一晩協議した らしいが、個別の担当事案がないからとしてそのまま開会式を行うとの決定。JOC理事は 反対したが、事務総長が押し切ったらしい。えー、何と言うことか。恥ずかしい。理事たち 提案の中止なり、簡素化が絶対必須だろう。もし本当に今晩この開会式が予定通り強行 されてしまうと、もはや取り返しがつかないだろう。日本はあのナチによるユダヤ人虐待 という人権問題、差別問題などに対し、何ら戦中の精神構造と違わないということを示す ことになる。何と恥ずかしいことか。
　きっと日本の選手たちも、その心に違和感を抱いたまま、競技にも集中できず、常に どこか引け目を感じながら過ごすことになる。つまり常にフェアを人々は求め、でもこの ような虐待揶揄発言者の作品をそのまま利用するというどことないアンフェア感を抱いて しまうはずだ。これは本ホームページの主旋律そのままだ。 そんな負荷を選手たちに背負わせたまま競技場に送り出すのだ。こんな事務総長がいるんだ。 日本の選手たちがとても大きな被害を被ってしまう。何という残酷なことをしてしまうのか。 とても普通の人間とは思えない。情けない。

さて、この分科会の見解を二点批判する。
• まず、未だに連休中で保健所・診療所休みを当然としていること。酒無しや時短休業要請 しながら、未だに緊急事態宣言中での保健所機能は拡充せず、休みを当然としていることだ。 何というサボりなのか。これこそ日本の役所の「お上」意識そのままだ。 民間自費検査情報無視の官尊民卑そのままだ。
  　緊急事態宣言中なのだから、当然民間をいじめるのではなく、逆に自分たちが休みも返上 して検査や医療を充実継続すべきだろう。何故保健所休みが当たり前になっているのか。 許し難い。
• 次に、民間自費検査情報の無視の継続だ。都ではその検査陽性者が無症状者を多く 特定しているのに、その貢献を無視しているのだ。
  　保健所休みの検査絞りによる見かけの急拡大の起源は、確実に夏休み帰省前の民間自費 検査増大での陽性判明者が大量に生まれ、それが行政検査を待機していたからだろうと想像 すらしないのだ。間抜けというより、もはやどうしようもない脳（能）無しと言えるだろう。

さらに追加。
• ワクチンが感染者を減らすというのは間違いだ。感染はするが、重症化は抑える。ところが ワクチン接種でも感染拡大には無効に近いという非科学を報道で流す。
  　さらに、政府自治体が、病床は十分あり重症者も減っているから医療逼迫ではないという のに対し、専門家たちが、感染拡大で医療逼迫に近いので何とかしないといけないと訴えて いる。これまでの専門家たちの非科学的提案にはうんざりしているはずなのに、またまた 報道やコメンテーターが、政府自治体の政治的配慮よりは専門家の科学的とされる指摘を 採用して政府自治体を批判する。何という低レベル、無知無能、学ばない連中たちだ。
  　こんな報道が世間で通用する。許し難い御用報道ではないか。
  　未だに公表新規感染者数しか考えないのだ。政府自治体も専門家も、市中感染状況を把握 しようとしない。そのことを批判すべきではないのか。
  　例えば専門家は、このままではお盆1万人という予想を妥当とする。アホか。今回年初と 同じ理由で、連休明けの見かけの急拡大があり、その後年初と同じように、過去最大の 新規感染者数に驚いて国民は自主的な自粛・行動抑制に移り、きっと今週がピークでその後 人流減かつ感染縮小するだろう、と予測する。多分今週5000人でピーク、その後縮小傾向で、 オリンピック閉会頃には3000人などへ減少していくだろうと楽観している。1万人などには 達しない。だから医療逼迫にはならないだろう。政治家連中の楽観論の方が妥当だと思う。
  　つまり専門家連中はあの8割おじさん同様、原理も知らず、見かけの変化に右往左往して いるだけだ。だから感染拡大で、緊急事態宣言プラスロックダウンしなければならないなど ととんでもない威圧的な意見を出す。国民を信じない。本来市中感染状況を国民と共有 できれば、国民は自主的に行動抑制できる。そのための市中感染状況情報を把握公開すべき なのに、そのことに全く思い至らない。どこが科学者だ、どこが専門家だ。どうしようも ない連中たちと言わざるを得ない。情けない現状をどうすべきか。難しい。
• オリンピック選手たちや各種競技選手のコメントには大きな違和感を感じる。 大坂なおみなどについて書いてきたことと同じだ。
  　応援して下さる方に感動を与えられる（方が感動して下さる、のはず）ように、という。 また周りで支えて下さった方のおかげで勝てた、という。大変謙虚で、心優しい心構えだと 見えなくもない。しかし本当にそうか？
  　まず、自分が世界で通用する程度に強くなるためのモティべーション、試合に臨む際に 自分の存在意義への疑念を払拭するためのメンタリティ、その維持のために指導者は選手の 洗脳をしていると見えなくもない。自分が強くなって勝つ行為に違和感を持たないように 洗脳しているのだ。だって勝つためには負ける相手のことは切り捨てるしかないのだから。 これが本ホームページの主旋律に触れるのだ。
  　ヒトの本性は協力欲だ。だから家族や周囲に喜んで貰い役立っている、または国民皆に 勇気と元気を提供して国民のために役立っている、と思いなせれば、ヒト本来のフェア感 溢れる行動を何の疑いもなく、力強く採ることができる。そのように自分の心に思いなせれば、 洗脳でも暗示でもいいが、力を発揮できるだろう。だから選手たちのコメントは、そのまま のことを言っていると考えられる。
  　でも、本当に選手たちは本心からそう信じているのだろうか。違和感を持たないのだろうか。 だって、結局やっていることは、この競争社会の中の競争で相手を負かし、自分が勝者に なる行為なのだから。敗者は悲哀を味わう。だって敗者は結局、見かけ上は金、権力、名誉 を得られずに、つまりは他者に協力していないことになって、自分の本来の協力欲を満たせない のだから。そんな敗者を沢山生む競技に参加する自分に違和感を持つはずだ。そうでないの なら、きっと洗脳されているのだろうし、かつ自分を誤魔化しているはずだから。
  　結局、「感動を与えられる」と発言しながら、実はそこには大きな矛盾があることに 気づいていて、どこか他人事のように喋ってしまっているように感じられるのだ。それが 違和感の元だと思う。見事なワザ、見事な勝負の勝利自体、素晴らしく感動する。そこに 敗者がいなければ最高だろう。しかし競技での勝者を競うからこそ、究極の勝負が成り立ち、 感動が生まれる。この自由競争資本主義社会での競技自体が矛盾を孕むものなのだろう。 仕方がないのか？または避け、忌み嫌うべきものなのか？難しい。

1. 2012-13年頃バットウーマンがコウモリの糞からウィルスを各種採取。データベースを 作る。そのデータベースが2019年9月のある時からアクセス不可になった。いろいろ言い訳 があった。もしデータが残っていたら、コロナウィルスの起源を特定できたかもしれない。
2. 2018年頃からNIHの資金で、アメリカ人研究者と共同で機能獲得実験を行っていた。 スパイクタンパク質を変えて、ワクチンへの有効性＝軍事的な生物兵器の有効性という デュワル実験だ。
3. 2019年9-10月武漢研究所の管理や排気・廃棄物処理システムの改修を行った。フランス の協力で建設されたが、すぐにフランスは排除され、杜撰さを指摘されていた。当然何事 かが起こったと考えられ、その杜撰さ・危険性を改善したと考えられる。
4. 当時武漢の病院で駐車数の急増があった。町で市民の病気に関する何事かが起こったと 推定。
5. 当時中国、武漢で、ネットでの「下痢」や「発熱」の検索数が急上昇していた。 市中で何事かが起こっていたと推定。
6. 2020年1月バットウーマンがコロナウィルスの特定を行い、Natureに発表し、ある名称 のウィルスとの類似性を報告した。ところが多くの批判を浴び、2012-13年頃の別の名称の ウィルスと同一のものであると訂正した。つまり昔のコウモリ由来ウィルスと類似している ことを認め、かつその間機能獲得実験していた証拠も挙がっていた。
7. そして2019年10月世界軍人スポーツ祭が武漢で開かれたが、その時の外国参加者の 証言が多々ある。まず武漢は人の姿が消えていたこと。さらに彼は入国後発熱や下痢や 倦怠感などの症状にずっと悩まされていたこと。そして帰国機内では、参加者全員が 後部座席に隔離されていたこと。その上、他の参加諸外国でも、その後同症状が発覚し、 何らかのウィルスに感染していた疑いがあること。以上より、すでに武漢で流行していた 機能改変コロナウィルスがそのスポーツ祭で世界の人々に拡散しただろうと推定している。

• 正月など連休前の帰省用民間自費検査拡大陽性判明者が、連休中保健所休みで滞留、 感染拡大、それが連休後に公的検査で急拡大に繋がったと推定していた。 だから夏休み前のオリンピック開催時の連休で、同様なことが起こるだろうと考えた。 その意味で、先週ピークでその後縮小すると考えた。
• しかし今度はまたお盆休みだ。その帰省用民間自費検査が拡大中。だからさらに重ねて 同じ現象が起こるのかもしれない。ただ、今度はそれが地方に拡散して、むしろ地方での 急拡大に繋がるように感じる。
  　つまり、都のモニタリング会議が8月18日1万人と脅したが、 そんな感染拡大は起こらないと期待する。何故ならいつも緊急事態宣言などは無効で、 単に国民が市中感染状況の急拡大に反応して、自主的に行動抑制して感染縮小に貢献して いたと推定しているからだ。今回も先週の5000人で都民は自粛的に行動し、以後の感染 縮小に貢献してくれるだろう。
  　来週のお盆後の週の公表新規感染者数情報に注意しよう。1万人に増加するか、むしろ 5000人を割って1000人方向に縮小すると期待する。
• 都の医師会が保健所経由でなく、もはや保健所の手が足りないから、かかりつけ医に 協力をお願いするなどと言いだす。福井県の野戦病院＝マスの療養施設 など無視の手前勝手な縄張り争いをして、都民の生命と健康を犠牲にする。何という医師 たちだろうか。医師と呼べるのか。
• 報道も、コメンテーターも未だに 公表新規感染者数情報だけに拘る。政府自治体専門家たちも同様だ。市中感染者数には何ら 注意しない。間抜け丸出し。そして公表陽性率が22％だとか騒ぐ。22％に何の意味が あるのか。どうして市中感染率を反映するだろうと思われる民間自費検査での陽性率や 大規模モニタリング検査を考えつかないのか。思考停止、非科学的精神論でしか頭が働か ないのだろうか。市中感染者数等の詳しい感染状況情報を収集してそれを分析してこそ、 科学的な感染対策が打てるはずなのに、何ともお粗末・杜撰・お寒い専門家たちだ。
  　そのくせ、ロックダウンだとか、コメンテーターも自治体首長たちも専門家たちも騒ぐ。 政府内でも蠢く。何という無責任、無知無能、無恥の人たちだろうか。まず、自分たちの やるべきことをしっかりやるべきだろう。非常事態に相当するから、皆の協力を必要とする と騒ぐ。誰のせいでその非常事態を招いたのか、そして自分たちの協力を棚に上げて人の 協力だけを当てにするとは何たる恥知らずなのか。検査情報を収集して科学的な分析で検査 拡充すればいいものを、おまけにマスの療養施設を準備すればいいものを、どこもこれまで ずっとやらずに来た。そのくせ、緊急事態宣言、時短、休業、行動抑制で国民をいじめる。
  　もうこれまでも何度も開いた口がふさがらなかった。何度書いても暖簾に腕押しだった。 無力感に苛まれる。しかし諦めては、結局彼らの想い通りになってしまう。太平洋戦争にも、 そうやって国民が巻き込まれていったのだろう。
• 各自治体首長が政府に緊急事態宣言要請とか。全国各地に感染拡大に、自治体も政府も もはやお手上げ状態。そして政府はワクチン接種だけでコロナ感染症を乗り切ろうと考えて いるようだ。だから、検査も拡充せず、 検査結果情報も収集せず、コロナ 対策などもはや念頭から消し去り、単に簡単で手っ取り早い国民の行動抑制を強要して 拡大は国民のせいにしてしまい、あとは時間稼ぎに徹するとみた。これこそ人災でしかない。 このことを報道も追認するだけ。戦中の御用報道、御用学者たちと同じだ。このまま何の 反省もないままに、ワクチンでコロナ騒動も過ぎ去っていくのだろうか。多大な生命健康・ 経済・自由・税金・医療逼迫などの被害を被った国民だけが、単に割を食ったということか。
• 本日のネットで、ついに報道も、公表新規感染者数情報での陽性率22％などの デタラメに気づいたようだ。行政検査と保険適用検査での検査陽性者を主に計上し、 あとは付属品のように民間自費検査での陽性者の再検査数を加えていたことにやっと気づいた。
  　これまで民間自費検査を、厚労省の目論見通り、単なる付属品並みの金魚の糞と考え、 その寄与貢献を無視していた。 これこそ官尊民卑のお役所体質なのだが。ところが最近、都でも民間自費検査情報を 収集し始めたようだ。8月1-7日で46万件、公的検査は58万件。つまり日に10万件近い民間 自費検査があり、その陽性率が3％だったとか。つまり都民14百万×0.03=40万人が市中 感染者数になる計算だ。それが感染源なのだ。
  　単に公表新規感染者数情報の陽性率22％などは、感染者らしい人間を選びに選んだ末の 検査陽性率にしか過ぎないことを暴露したことになる。市中感染率は民間自費検査の陽性率 3％に近いはずだ。その数値を知った上でこそ、やっと 科学的なコロナ対策を策定できるはずだ。

  　何度も行ってきたが、その分析をしてみよう。今拡大中、そのことを検証する。

  1. 上記のように、都では日に民間自費検査数7万×0.03≒2000人が無症状で新規陽性判明。 すると公表新規感染者数5000-2000=3000人が新規の有症者。2割有症割合として、市中新規 感染者数は15000人。すると(15000-5000)×20日=20万人が無症者で市中滞留と計算される。 ところが40万人市中感染者と推定できることから、確実に検査が足りていないことになる。
  2. つまり、もちろん定常状態でなく感染拡大中であり、精度の高い予測にはなっていない のだが、確実にもう一点、行政・保険適用検査を受診する有症者以外にも多くの有症感染者 がまだ市中に待機している状態ではないかと恐れる。それが例えば2000人とすると、実際の 有症新規感染者数は3000+2000=5000人。5000/0.2=2.5万人が実際の新規感染者総数となる。 すると(25000-5000)×20=40万が無症者中心、でも特定されていない有症者も含めた市中 滞留者と見積もられ、市中感染率由来の数値に一応合致する。
     　結局有症者のすべてを検査すらできず、ひょっとして市中にいて重症化してしまう状況を 放置していることになっているのかもしれない。痛ましい状況だと憂える。だから、 もちろん都民に協力を仰ぎ、民間自費検査も積極的に受けて、公的検査で陽性確定し、 全員が療養施設に入院隔離して安全に療養できるようになって頂きたいと願う。そうすれば、 徐々に40万人の感染状況から感染縮小に向かうことになると期待できる。
  3. さてもし20万人を定常状態で維持していると仮定した場合、民間自費検査がどの 程度必要かを試算してみる。倍加時間λが7日とおく。定常状態として、この数値が正しい ことをあとで検証できる。すると20万×0.2×0.7/λ=4000人の有症感染者発生を定常的に 維持することになるはずである。D=0.7/λ-1/αでαを20日とすると、D=0.05となる。 その4000人は行政・保険適用検査で陽性確定隔離すると考える。
     　そして無症者の希釈率は0.8×0.7/λ-1/20=0.03であり、20万×0.03=6000人ずつの 無症者特定が必要となる。陽性率1.5％なのだから、6000/0.015=40万件もの民間自費検査が 必要とされる。20万人や40万人になってしまった市中感染者数に対しては、もはや 検査数だけではコントロールできないのかもしれない。
     　さて、検証してみる。4000人有症なので、4000/0.2=2万人の全新規感染者数と計算され、 無症者をも6000人特定隔離するので、公表新規感染者数は1万人、そこで市中には (20000-10000)×20=20万人の感染者が定常的にいることになる。そして希釈率Dは1万/20万 =0.05と整合的なことが分かる。この程度の感染者数や公表新規感染者数で定常状態になる のは、人流が高く、日本でも倍加時間が7日程度に速いため、民間自費検査での無症者特定 で6000人も隔離しないと定常状態を保てないことを示している。これ以上、つまり日に 50万や100万件の検査数ならば、感染縮小できることになる。
     　多分欧米の一時期の急拡大では、倍加時間3日や4日と速く、一日に必要な無料PCR検査数も、 人口の10分の一程度も必要になり、ほとんど不可能だったのだろうと推定している。
     　今回は20万で定常状態を仮定した。しかし、実際には、日々の感染状況情報を収集公開 していれば、まず公表新規感染者中の行政・保険適用検査での有症者数や、民間自費検査 由来の検査数、無症者数の内訳やその陽性率（≒市中感染率）が分かるので、そこから むしろ倍加時間λが計算で算出でき、定常状態か感染拡大中か収縮中かも判断でき、 解析の整合性が内部検証できるはずなのだ。
  4. もし7月中旬のオリンピック前の感染状況、公表新規感染者数1000人レベルならどう だったろうか。700人有症者と仮定する。すぐ上のように解析していく。仮に50人程度の 民間自費検査による無症者特定隔離があるとしておく。実際には、本来、公表新規感染者数 情報中、民間自費検査由来の無症感染者数として内訳が情報公開されているはずの数である。
     　すると、まず700/0.2=3500人の市中新規感染者全数であり、(3500-700-50)×20=55千人の 市中感染者数と算出される。λは11日となり、D≒0.014、無症者の希釈率は 0.8×0.7/λ-1/20≒0.001と計算され、55千×0.001=55人ずつ無症者特定が必要だろう。 つまり、上の無症者特定50人程度が妥当であったことを検証できる。
     　市中感染率が55千/14百万=0.004なので、陽性率0.4％で民間自費検査を行うことになり、 必要検査数は55/0.004=1.4万件となる。これならば、十分現行体制で対応できたはずだ。 そしてこれ以上の民間自費検査を国民に協力して頂ければ、その分だけ無症状の市中滞留 感染者を特定隔離でき、感染縮小に貢献できることが分かろう。これが科学的な政府自治体 専門家が行うべきコロナ対策のはずだ。
     　単に、都に約6万人もの市中感染者数がいるといった情報収集をして公表していれば、 公表新規感染者数800(=700+55)人程度などと低く見積もって隠蔽していなければ、国民は 十分に気をつけて行動し、かつ人流と倍加時間λとの相関を前もって調査分析さえして いれば、国民に対して科学的に検査奨励、必要検査数提示を行い、行動抑制もお願いでき、 感染を完全にコントロールできたはずなのだ。このことを 医療ガバナンス学会メールマガジン、2021年6月25日分、MRIC　Vol.121に記載した。
  5. 8月18日に追加。都の公表新規感染者数情報中の無症者の割合が2-30％から10％に低下 とか。この理由としては、きっと民間自費検査での陽性特定者が、最近の自宅療養者の医療 逼迫による入院不可・死亡の事例多発を受けて、公的検査による自宅療養などの拘束を嫌い、 そのまま自宅待機などで公的検査を受けなくなったためだろうと想像できる。もはや 都ではこのままの検査体制では機能せず、感染拡大は野放し状態なのではないか。
     　都では感染のコントロールを完全に失ったと考えられる。情報収集を怠り、科学的な 分析もしないまま、もはや政府自治体に行政を任せられる能力はないと判断する。この ままでは、多大な人災被害が出てしまう。人命、健康、休業などの経済、そして医療逼迫 とその税金の無駄遣いで、日本はノックアウトだろう。

• そんな中、パラリンピックは開催とのこと。無観客ならまだしも、学生生徒の観戦を 奨励するとか。何を考えているのか。
  　都に40万人も感染者がいる。いつどこで感染してもおかしくない。国際競技会など開催する 資格が無い。それなのに、若者を危険に曝す。こんな政府自治体があるのだろうか。
  　予想として、パラリンピック観戦後、きっと日本中で学生生徒の感染拡大、クラスター発生 が観察されるだろう。誰が責任を取るのか。9月に検証してみよう。
• おまけに、学校休校はしないとか。9月新学期を開くらしい。これも9月以降検証対象 になる。きっと感染拡大でのクラスターで、休校や学級閉鎖などが後を絶たなくなりそうに 恐れる。
• そして未だに緊急事態宣言で何とか乗り切ろうとする。時短、休業、テレワークなど を延々と説明要請する。すでに、そんなことでは乗り切れないことを国民は感知し、 非科学的な政府自治体専門家には従わないことを心に決めているようだ。
  　民間自費検査情報をしっかり公開し、国民と共有する ことで、検査推奨して無症状者を特定できることを説明すれば、科学的なコロナ感染症 対策になる。その変身ぶりを国民も理解でき、協力的になってくれるはずなのだ。
  　あとは検査結果を一元化し、無症状者や軽症者を、現在のような自宅療養者にせずに しっかりマスの療養施設に隔離保護すればいいだけなのだ。福井県で始めた「野戦病院」、 医師会たちも今回は大賛成しているにもかかわらず、また政府も補助すると前向きである にもかかわらず、都知事は開設しようとしない。訳が分からない。何という都民いじめなの だろうか。開いた口がふさがらない。

• 知事会がロックダウンを要請。報道も国民も専門家も、より強い規制のための（つまり ロックダウン）法整備が必要と叫ぶ。感染拡大に対し、緊急事態宣言を出しても、もはや 拡大を抑制できない無力感からだ。
  　医療逼迫に対しても、自宅療養でむしろ自宅放置の状態にさらされ、不安がいや増しに なっている。ついに都と政府が、病院に対しての特措法に基づく要請・命令として、病床数 の増加確保を提案した。病院側はほとんど個別には応じられない状況であるにもかかわらず だ。本当は、福井県が始めた野戦病院、医師会も賛成しているのに（つまり一般の医師たち が、人員派遣に協力すると言っているのに）、都は拒否し、政府も同意している。つまり、 行政側の不作為で、国民に不安を増幅させ、困らせ、その不安に曝しておいて、行政側が 国民や病院の私権制限で強制的に従わせる命令を正当化するためだ。
• ここでずっと糾弾してきたが、 検査体制の不備、検査情報の収集の不作為、市中感染状況の国民への隠蔽、結局感染状況 情報の誤誘導で、国民に不安だけを抱かせてきたのだ。
  　やるべきは、モニタリング検査や民間自費検査結果情報 の収集と国民への開示であり、その情報を基にした科学的コロナ感染症対策のはずだ。 それをしないまま、結局感染拡大を容認してしまい、その不安をテコにして、国民に ロックダウンなどの私権制限可能な法改正方向に誘導する。しかもその手に、報道も国民も 易々と乗ってしまう。戦後75年経っても、日本国民は変わっていない。恐ろしい。 これまでの教育は何だったのか。
• 医療体制についても、ここでマスの療養施設の準備を叫んでいた。福井県の野戦病院を 都では万の単位で準備すれば、十分対応可能なのだ。民間自費検査補助や無料PCR検査拡大 で、無症状者特定をやっていけば、緊急事態 宣言などなくても、日本では自主的な自粛で普段通りの生活を暮らしていけるはずなのに だ。
  　つまり、ここで提案した科学的コロナ感染症対策を 行えば、私権制限など全く不必要であり、国民には不安は生まれないはずなのだ。

　さて、この間やっとネット報道でも、検査漏れで公表新規感染者数情報よりもっと多い 感染者がいる可能性について言及が増えた。そしてその原因を 人災コロナ騒動（４）の中、政府自治体専門家の民間自費検査情報無視による市中 感染状況情報非収集・非公開の糾弾をした後半で、8月22日分科会メンバーのネット記事を 用いて、特に8月25日には、彼らの有症者とクラスター対策のみの間抜けな検査制度設計に よると糾弾した。だからネットでも報道でも専門家たちも、公表新規感染者数情報の不備 を少しは意識するようになった。もうすぐ民間自費検査情報も収集されるだろう。
　おまけに、福井県の「野戦病院」に触発されて、やっと各地でそうしたマスの療養施設 開設が始まった。都知事はまだ動かないようだが・・・。
　この2点、１）民間自費検査情報収集やモニタリング検査による市中感染状況情報の取得 と国民への情報公開・共有および２）マスの療養施設による感染陽性者の隔離で、あとは 科学的な分析による、科学的なコロナ感染症対策が可能 なはずだ。
　ところが、これまでの日本のコロナ感染症対策はどうしようもなく不手際だらけだった。 その原因について、各種批判がネットや報道やらで喧しい。実はそれら批判は大抵が 的外れだ。何故なら、ここで批判してきた市中感染者数情報こそが、その後のどんな対策 にとっても不可欠な基本中の基本の基盤情報のはずだからだ。その情報収集をしないで 来てしまった日本のどんな対策も、当然不手際だらけのはずだ。だから、第一の根本元凶は、 専門家会議と厚労省のコロナ感染症に対する検査体制設計の間抜けさだったはずだ。あとは その根本元凶に起因する無論理・非科学・精神論だけの対策しかなかったということだ。
　そのことを少し論おうと思う。少し茶化して、皮肉たっぷりに、自虐的に指摘していく。 私たち皆は、どなたもきっと思い当たるところがおありだろうと思う。反省し、かつ学習 して下さると期待する。（ただ、当然そうした間抜けな専門家たちに、専門家会議や分科会 や厚労省コロナ感染症対策を任せた政府が最終責任を負わなければならないだろう。 間抜けさを見抜けなかったのだから。）

• 的外れの代表例を述べる。
  　政府自治体が無策だという。当然だろう。感染状況情報が把握されていないのだから。
  そのうちの一つの分かりやすい例。
  　例えば8月上旬都内市中感染者数40万人に対応しなければならないのに、公表新規感染者数 5000人レベルが正しいとして対処を考えたとしても、当然その対策はデタラメなものに ならざるを得ないだろう。
  　だって、例えば療養施設一つとっても、40万人に対しては「野戦病院」の発想は至極 当然だろうけど、5000人レベルという情報の場合、「野戦病院」準備なんて発想をすれば、 気が狂ったと思われるのではなかろうか。
  つまり、むしろ政府自治体は間抜けな検査体制の犠牲者と言えるのかもしれない。
  　もちろんその間抜けな検査体制を見抜けないで、その間抜けな情報に踊らされた政府 自治体が出すとんでもない間抜けで無責任な対策の被害を被ったのは、哀れな私たち国民 ということなのだが。
• もう一つの観点からの的外れ代表例。
  　正確な情報が開示されるなら、科学的な対策が可能 であり、緊急事態宣言や休業や時短などや行動制限など全く不必要だったのだ。それに伴う 莫大な税金の無駄遣いも不必要だった。つまり、それぞれの事例に対する各種コメント なり批判などは、当然的外れになってしまうだろう。
  昨年第一波の3月、都知事のロックダウン発言有り。感染者少なくても、その言葉で 危機意識を覚まされた国民、都民。そこから急激に人流減、しかも感染縮小始まる。その 後に首相の休校宣言、緊急事態宣言だ。
  　100人レベルの公表新規感染者数などという情報でなく、仮に実は都内すでに感染者数 1万人などという情報が広く開示されていれば、当時きっと都民はそれだけで危機感を 持って自主的に自粛的行動抑制しただろうと考えられないだろうか。
  　つまり検査制限などせず、実際の感染状況を的確に把握し、すべての情報を速やかに 公開し、国民と共有することで、私たち国民は自主的に判断し、最適な行動を採ると言 えるのだ。
  　きっとお店や企業なども、感染者数情報公開により、それぞれが工夫して的確な行動 をとるはずだと信じている。国民を信じることが一番なはずだ。
  　的確正確な情報を開示しないままでは、決して緊急事態宣言や休業や時短などの強制的 要請や命令などは無意味であり、非効率かつ反対に逆効果だろうと恐れる。
  　やるべきは、科学的な対策であり、市中感染者数 に対応して、民間自費検査なり無料PCR検査数を増減して、感染者数の特定隔離により 感染縮小できるはずなのだから。
  折角民主主義の自由競争資本主義社会に生きているのだ。その特徴を最大限活かすべき だろう。万民が、ヒトとしての第四の 欲望である協力欲を満たすべく、 自由にそれぞれの工夫を凝らして努力できるからこそ、この社会で効率よく経済成長も できるのだ。
  　どうして全体主義的なロックダウンや緊急事態宣言やら統制的な発想での要請をする のだろうか。効率も悪く、かつ国民個々人が当事者意識を無くしてしまう。「依らしむ べし、知らしむべからず」というのは、権力者の思考であり、民主主義に反するだろう。 殿様の発想だ。未だにこの日本でもよく起こる、官僚の情報隠蔽と同じことであり、 すべての情報の迅速・正確な開示こそが、この民主主義社会で一番効率よく対処する 方策のはずなのに。危惧するのは、フロム著の『自由からの逃走』の轍を踏むのかと いう点だ。
• その他に同類の各種の的外れなコメントが目白押しだった。実際の市中感染者数の 正確な情報把握開示さえされていれば、と悔やまれる。
  1. 医療逼迫もほとんど不必要だったのだ。検査を広範に行い、市中感染者数を正確に 把握すれば、その感染者数に対応するマスの療養施設だけで十分対応可能なのだから。
  2. 「ゼロコロナ」なり、「ウィズコロナ」なりを騒ぐ人々。またそれをたしなめる人々。 でも彼ら皆、実はこの間抜けな公表新規感染者数情報に踊らされていただけだ。その 間抜けさを見抜けないでネット・世間を騒がす。
  3. 公表新規感染者数情報中の陽性率が20％を超えているから、検査が足りないことを 示しているなどとコメントする人たち。有症者を積極的に検査する行政検査の陽性率に ほとんど意味がないことも分からないのだ。一番重要なのは、市中感染率だろうに。 それを最も反映するのは、広域モニタリング検査、しかもそのいい代替情報が民間自費 検査情報のはずだ。その陽性率を誰も要求しないように見える。不思議だ。誰も実は 市中感染率など興味が無いのだろうか。それでコロナ感染拡大と騒ぐ。
  4. 「政府のコロナ対策、特に緊急事態宣言は要請であり、強制力がない。欧米のような 強制力のある、ロックダウンのような私権制限を法制化すべきだ」とまで騒ぐ人々。 自分たちの自由をそんなに「お上」に差し出したいのか。『自由からの逃走』を願うとは、 戦争と戦後の歩みを無視している。単に自ら検査の間抜けさも見抜けない視野狭窄者と いうことを自らさらけ出しているだけなのに。
  5. 人流変化の二週間後くらいに、新規感染者数にその効果が顕れてくると、したり顔に 議論する人々。日本での有症・無症割合やウィルス暴露からの感染可能性の時間経過を どこかで調査したのだろうか。現検査体制の間抜けさに踊らされてしまっているだけなの かもしれない。
  6. 人流50％減との専門家の要請なのに、まだ人流20％減程度でしかないと報道では自粛 警察をする。人流と感染率の相関を調べているのだろうか。実際の市中感染者数情報を 把握もしないで、どうしてそんなデタラメな50％減などという数字が出され、かつそれを 要請でき、またどうしてそれに盲目的に従えるのだろうか。
  7. 報道の煽りも全く不必要だった。だって、感染者数が正確に把握され、市中感染率 も情報公開されれば、誰も急拡大や保健所逼迫を心配するに至らないはずだから。
  8. 当然日本の医療界の病院体制に対する批判も、不必要だった。だってマスの療養施設で 隔離が効率よく行われれば、どこにも医療逼迫は起こり得なかったはずだ。
  9. 経済の被害も起こり得なかった。当然だろう。人々は、正しい情報を公開により共有 でき、それに対応する検査体制で感染状況の推移を科学的に判断できる。すると行動の 抑制度も自主判断でき、どこにも経済停滞を起こすようなボトルネックなど生む可能性が なくなるのだから。
  10. その他、例えば感染症対策か経済かの二者択一的議論はじめ、感染症法2類相当か インフルエンザ並みの5類なのかなど、種々雑多な日本の対策への批判やコメントがあった。 ところが、どれも不思議なことに、公表新規感染者数情報はホンの一部の感染状況情報で ほとんど間抜けといえる代物であることを指摘しない。そして実は市中感染状況情報を 把握しようとしていないことを批判もしなかったのだが。
  11. ひとつだけ、大変評価するポイントがある。首相のワクチン接種突貫宣言だ。 そのおかげでワクチン接種も進み、人々の気持ちに少し余裕が生まれた。

さて、こんなにいろんな批判コメントが出ているのだから、その中心阻害要因になっている 市中感染状況情報としての民間自費検査数と陽性率などの情報をまず収集公開すべきだろう。 報道もその情報の収集公開に努めるべきだ。何故日本では、根本原因除去には後ろ向きで、 表面的な現象だけに拘って右往左往するのだろうか。だからこんなにもひどい各種被害が 引き起こされてしまい、それぞれの被害現象個々に対して、上に挙げたようなもろもろの 批判やコメントが発せられてしまったのだ。とにかくコロナ感染症対策における根本治療 を期待する。

そして、この出来事で明らかになった唯一の大きな問題点は、政府自治体のみならず、 野党も専門家も報道もその各種コメンテーターたちも、そして私たち国民までも皆、 間抜けな検査体制を見抜けず、その間抜けさに易々としてつきあっていたことだろう。 戦中の御用学者・御用報道と同じだ。誰も“裸の王様”を、“権威という衣”に惑わされて、 裸であることを見ていても見えていない程度だったということだ。
　この元凶は、日本の教育にあるのだろうか。誰もが義務教育を受けたはずなのに、 基本的な原理的思考を身につけてきていないことを示しているのでは、と危惧する。

　さらにブレークスルー感染が増えてきた。その理由を専門家が説明する。またまた アホ丸出し。１）すべての接種者が抗体価が高いわけではない、２）抗体価が落ちてくる、 ３）デルタ株だから、とか。アホか。免疫学を医師なら習っているはず。また国民も 知っているはず。まず、抗体は液性で血液中にある。でも感染はまず喉・鼻・舌などの 細胞の受容体に結合、それを血中の抗体は阻害しにくい。感染成立の細胞でのウィルス増殖 も当然血中抗体は阻害しない。だから感染源にもなりうる。そこから血中に入って他の臓器 に移動する際、抗体がウィルス粒子に働き、不活化する。つまり、感染しもするし、 させもする。その効率は低いだろうけど。でも重症化は抑える。そうした免疫の基本、 原理を知っていれば、すぐ理解できるだろうに。こんなコメンテーターたちが、間違った 知識を報道で広めて、国民に誤解を与え、誤誘導する。何という低能・無責任・罪深い 報道・専門家か情けなくなる。

• 感染は縮小して、でもむしろ定常状態。未だに民間自費検査情報は非公開のまま。 緊急事態宣言は延長中。もはや日本の対策は破綻している。その中で自民党総裁選とか。 何とも情けない。その意味で、ここでの記載も繰り返しのみで、意味がない。
  　この元凶である専門家、分科会、厚労省担当者たちの国民をバカにした詐欺行為を 何度も告発してきた。あの37.5度 以上発熱4日以上の検査受診制限は、重症者重視の日本医療界の方針に従い軽症者軽視、 でも実は発熱者はコロナ患者しかいないという何ともとぼけた勘違いが原因だったのだろう。 さらに、公表新規感染者数情報中での 民間自費検査情報の隠蔽は、行政・保険適用検査での有症者とクラスター対策だけの 日本のコロナ感染症対策方針を固執し、普及しだした民間自費検査情報を単にあの“誰でも どこでも”検査さえ許可すれば国民は満足するだろうという安易で間抜けな発想のせいで、 重要な民間自費検査数や陽性率の情報を無視してしまったことが原因だった。つまり、 無知無能、思考停止の専門家、分科会、厚労省担当者が未必の故意の罪を問われるだろう。 そのせいで、本人たちも国民の誰も理解できない、世界標準と似ていても全くの似非情報 にしてしまい、国民を煙に巻き、騙し、欺き、自分たちの利権を守り、国民の命、健康、 経済、自由、医療の逼迫、分断などに大被害を被らせたのだ。それらの件について、 医療ガバナンス学会への投稿をリンクしておく。 まるで中国皇帝の周りの宦官が如く、国と国民を蝕む害虫と見なすべきだろう。
  　ところが、これだけ各所に訴えても、どこも無視。つまり政府自治体報道専門家や国民 は皆、目が開いていても見えていないのだ。曇らされた目では、何も見えず、易々と騙さ れるだろう。
  　もはやこれ以上告発しても日本では無効なのだろうか。報道も国民も“裸の王様” の権威には弱いということだろう。見て見ぬ振り、長いものには巻かれるのだろうか。 残念だ。そしてまた『自由からの逃走』に突き進まないか、心配だ。
• 最近ネットや報道で、お盆ピーク後の感染縮小が急激な原因は何か、よく話題になる。 緊急事態宣言中なのに、感染は拡大し、かつ縮小した。専門家たちには訳が分からない のだろう。そして実際誰も分からないと言う。大抵ワクチン効果と急激な感染拡大に驚いた 国民の行動抑制のおかげだろうと言う。
  　ずっと前から緊急事態宣言や休業や時短など無効で、実際の市中感染状況を詳細に公開 することで、国民と情報共有し、国民は自主判断できると主張してきた。ただ単に、その ことのおかげで感染縮小しているのだ。
  　未だに民間自費検査情報などは隠蔽したまま、緊急事態宣言解除だとか延長だとかで 騒いでいる。税金の無駄遣い。国民の健康と生命への侵害だ。そして自由を奪い、経済を 破壊する。実際の感染状況情報を国民と 共有するだけで、自主判断して、緩い自粛だけで普段通りの生活を暮らせるはずなのに、 情報を隠蔽し、国民には「依らしむべし、知らしむべからず」で、国民をコントロール しようとする。やるべきは、国民の協力を得て、コロナ感染症をコントロールするべきな のに。何という政府自治体報道そして専門家たちだ。許し難い人災だ。（同じことの 繰り返しで、もう書き飽きた。）
• 民間経済界によるシミュレーションとか。同じく間抜けなままだ。何故なら、未だに あの公表新規感染者数情報しか用いないのだから。
  　そして来年には感染拡大は無くなるという。条件は、１）ワクチン接種3回目、２） 検査拡大、３）医療病床1.5倍準備、４）抗体カクテル治療の普及、５）ワクチンパスポート 導入だとか。何ともアホな、今更の提案だ。未だに情報収集の重要性を認識しない。
  　ここではずっと公表新規感染者数 情報の隠蔽を糾弾してきた。モニタリング検査や民間自費検査件数と陽性率などの 情報が無いため、市中感染者数情報が得られない。的確詳細な情報を国民と共有しない限り、 国民の協力は得られないのに。
  　本来その情報と人流情報から、すぐの感染拡大状況を 推定でき、それを基に民間自費や無料PCR検査の増減を行い、国民への検査協力要請で 無症状市中滞留感染者の特定を進め、感染縮小に持っていけるのだ。そうした科学的・ 論理的・合理的な感染状況情報の国民への説明により、 国民は自主的に判断して、少し緩い自粛的行動で普段通りの生活を暮らしていけるはず なのだ。
  　日本国民を信じない輩が、政治や経済を専横する。許されるヒトのあり方ではない。
  　総裁選でも、誰も検査情報の瑕疵を問わない。こんなことでは、 日本に蔓延る〜ムラをそのまま存続させるだけだ。何も改まらない。これ程も長期に わたり、これ程も国民に生命・健康・自由・経済と財産・医療逼迫・分断などの被害を 及ぼしておきながら、そのままこの検査情報収集・公開の瑕疵＝不作為による未必の故意 の罪を免れ、かつ権限と利権を我が物顔に貪る輩が、ノウノウと生き残る。どれだけ 日本国民はお人好しなのか。どれだけ報道も学者も御用報道、御用学者なのか。太平洋戦争 突入遂行の歴史も諾なるかな、と納得してしまう。
• 報道では感染者が減り、今月末には緊急事態宣言解除可能、そして10月中旬には リバウンドが始まるとコメンテーター。未だにアホ丸出し。市中感染者数も分からない ままなのに。
  　そして人流データでは、この連休中に大増大。いつもの感染拡大パターンを学ばないのか。 連休前には民間自費検査に多くが行き、その陽性者が保健所休みで市中に滞留、それが 連休中の新規感染者数見かけの減少に繋がり、連休明けの公表新規感染者数急増大になる はず。おまけに連休中での人流増大なのだから、すでにこれからリバウンド。今週の 明後日くらいから増大、来週には拡大が明確になるだろう。その中で緊急事態宣言解除 するのだろうか。当然宣言など必要なく、民間自費検査情報を収集し公開すればいいだけ なのに。
  　何とも無駄な対策ばかり。肝心の情報収集開示が未だに無しのままなのだ。
• 9月28日追加。昨日154人。本日248人。すごい減少。国民の個々の自粛行動による。
  　それにつけても、民間自費検査 情報の隠蔽を、この1月以来各報道や関係各所に訴え続けても、また何度も 医療ガバナンス学会のメルマガに訴えたが、政府自治体行政専門家も報道もどこも 取りあげない。不思議。こんなに国民が困っているのに、その根本原因の厚労省のポカを 見逃すのだろうか。どうしてこの根本原因を指摘・批判しないのか。
  　誰も不思議に思わないのだろうか。未だに日本の市中感染状況を把握できないままなのだ。 それで緊急事態宣言や休業や医療逼迫や補償やだ。情報を詳細的確に把握しないと、どう 対処するかも分からないだろうに。まず報道がその責として自ら行うべきだろう。ところが 一市民が訴え続けても、どこも動こうとしない。これで報道なのか。
  　戦争突入・継続・敗戦も頷ける。おまけに、今後の日本の行く末が思い遣られる。
• 9月30日追加。昨日267人。本日218人。定常状態。
  　さて、シルバーウィークで行楽、その前の民間自費検査、保健所休みの陽性判明者の 市中滞留、その間の行楽で全国に広がる、かつその後の公的検査受診で陽性確定者の増加。
  　そのシナリオを、この[9.21]の最後部分に予想しておいた。先週はずっと減少のまま だったけど、今週になりついに定常状態。当然人流も増大しているのだから、感染は また拡大するだろう。昨年秋のGoToによるダラダラの高止まり感染と同じになるだろう。 何とも学ばない。今月末でついに緊急事態宣言解除とか。すぐに拡大するのに。
  　緊急事態宣言ではなく、民間自費検査の検査情報を収集し、公開し、国民と共有して、 科学的なコロナ対策を行うべきなのに。国民を 信じない。日本なら、自主的な緩い自粛 だけで、普段通りの生活を暮らせるはずなのだ。
  　ずっと専門家・分科会・厚労省は、 杜撰で間抜けな検査情報制度を作り、国民を縛り、困らせている。これを訴えても、 どこも取りあげない。国民全員が“裸の王様”の権威の衣が気になって仕方がないの だろう。裸が見えないのだ。「赤信号、皆で渡れば恐くない」か！？

• 確かに本格的な減少。すぐ上の9.25や9.30で恐れたようには、人流増大や行楽での感染 拡大はなく、ずっと減少中だ。どうしてか？
  　当然ワクチン効果なのだろう。もちろん人々の注意が重要。でもきっとワクチンで 重症化が起こらず、だから無症割合が増大したと考えられる。その感染予防効果も重要。 つまり感染拡大しようにも、感染がまず防がれ、さらに人流増大で増えようにも、ワクチン 接種者感染でも症状が有症化しないと考えられる。すると日本の行政・保険適用検査 による公表新規感染者数情報には、ほとんど感染者が捕捉されなくなったと考えられる。 だから見かけ上、公表新規感染者数がとても急激に減少したように見えたのだろう。
  　このワクチン効果は大変いいことだ。しかし、このままの検査情報体制では、市中の 無症感染者数の把握が悪いままであり、よりひどい混乱を引き起こしかねない。当然 シミュレーションもデタラメなものになってしまう。
  　このシミュレーションについては、日本では ほとんど不可能だと考えられる。それは、日本では公表新規感染者数情報しかなく、 それを隔離としているのに見かけ上治癒仲間には入れず、むしろ市中無症感染者数情報の 代用にしてしまっているからだ。隔離効果を考慮せず、市中無症感染者を無視している のだ。たまたま数的には相当するようなシミュレーション結果をもたらしていたのかも しれない。しかし、それは有症無症割合が大体5割近いときに起きうるものなのだから。 実効再生産数も見かけ上同等の値になっているのだろう。でも、ワクチン効果で有症割合が 1割や5分になるとしたら、市中感染者数は10倍や20倍いることになり、実際のコロナ 感染者数シミュレーションは全くデタラメなものになる。
  　分科会も専門家も厚労省も、おまけに数理のシミュレーション研究者たちも、全く 間抜けで、思考停止状態のまま、政府自治体行政報道国民皆を誤誘導してしまっている ことになる。何とも罪深いことか。
  　このページの8.20でもうコロナ関連は終わりにしようと思った のに、これでは日本に終わりはないのではないか。せいぜいワクチン効果が十分浸透し、 かつ人々が国民性と生活習慣で注意深く 行動してくれることを祈るのみだ。このまま減少が続いて、もはや拡大しないこと を祈る。検査体制もシミュレーションも全く似非情報を流すのだから、信用しないことだ。
  　感染再拡大阻止は、見かけ上日本では達成可能かもしれない。欧米などでは“誰でも どこでも”無料検査を広範に行い、そのために見かけ上ブレークスルー感染などで感染者数 が再拡大するという現象に見舞われている。しかし日本ではこの“誰でもどこでも”検査 をせず、あとは民間自費検査の情報も収集しないのだから、市中無症感染者数は見かけ上、 全く見えてこないことになる。だからこのまま日本では感染者拡大は無いことになって しまうだろうと予想する。ただし、本当は市中無症感染者が、特にワクチン接種者の ブレークスルー感染を中心にして、新規感染者として20倍も、つまり市中滞留無症感染者数 としては1000倍もの潜在感染者を抱えている日常になってしまうだろうと予想する。
  ただでも、見かけ上公表新規感染者数は拡大しないまま抑えられている、という状況が 今後予想される。それも怪我の功名なのだ。何ともアホらしい、間抜け、バカ丸出し ではないか。このまま日本は非科学のまま突っ走るようだ。日本沈没も頷ける。これまで、 この検査制度設計やシミュレーション報道に、日本では誰も「王様は裸だ！」と叫んで こなかったのだ。日本はどうしようもなくなったのかもしれない。やはりこの辺でこの ページも終わりにした方がいいのかもしれない。つまり諦めか？！残念。
• 今後どうするのか。このワクチン効果を見ると、上に書いたように、当然重症化は 抑えられ、逆に無症状感染者がほとんどということになるだろう。例えば、上のように 1000倍の市中感染者というような時、やはり“誰でもどこでも”検査を行うのが必要なの だろうか。効率も悪く、しかも無症状者を隔離するなんてしなくても、むしろこれまでの ように検査は有症だけ、隔離も適当な方がいいような気がする。せいぜいこれまで同様の 行政検査で大きな感染者ピークが見えてこない限り、もう無症状感染者のことは無視して 過ごしてもいいのではないだろうか。
  　しかし、政府自治体行政専門家報道が当然やるべきは、少なくともこれまで程度の民間 自費検査とその情報の収集開示であり、国民との市中感染者状況の正確詳細な把握・情報 共有だ。それで市中感染者が1000倍いるとしても、その情報とワクチン効果の正しい説明 により、国民が「今何が行われているか、どうなっているか」の状況が判り、その上で 協力が十分に得られるはずだ。これが科学的なコロナ対策と言えるものだろう。
  　それでこそ、上述したように、今後日本では大きな第六波などの感染拡大は起こらない という気がする。病床準備も不必要、検査体制も縮小するのでいいのではなかろうか。 あとはワクチン接種の順調なことを願うのみだ。それで日本では、 国民性と生活習慣から緩い自主的な自粛だけで普段の生活を暮らせると思う。 もはやそれほど恐れることはないし、緊急事態宣言も休業や時短なども全く不必要だろう。
  　つまりは、日本では検査も絞り、感染者の健康被害にも冷淡で来たが、ワクチン接種 だけは、突貫態勢で進めてきた。そのおかげで、検査も医療体制も何もしなかったが、 その延長のままで今後は進めていけるという気がする。だから、このコロナ感染のページ もこの辺で打ちきりにしてもいいようだ。あとは、民間自費検査情報の収集公開を必ず 絶対に追加遂行することを要望する。
  　それで、一段落、一安心というところかもしれない。
• しかし、どう考えてもこの日本のコロナ対策にはほとほと情けなくなる。滑稽だが、 嗤うに嗤えない、悲惨な結果をもたらした。そのくせ、何の罪にも問われないとは、 どうなっているのだろうか。
  　分科会メンバーのネット配信で分かったのだが、 あの専門家たちは、行政・保険適用検査主体の公表新規感染者数情報がすべてだと捉えて いるのだ。市中無症感染者など全く目に入らぬらしい。
  　また、入院率なるもので無症者入院でも病床 補助金を詐取していると言えるだろう。本来有症で医療が必要な人に対し、どの程度 しっかり入院できているかを示すべきだろう。無症状の自宅などの療養者を勘定に入れて 感染症法に則ったつもりかもしれないが、無意味なことはやらないことだ。
  　さらにシミュレーション研究者たちは間抜けで デタラメな研究をして、研究費を貰い、かつその結果を報道に流して政府自治体専門家 報道そして国民を誤誘導してきたのだ。
  　こんな人たちがコロナ対策を先導してきたのだ。それを政府が何ら検証することなく 依頼してきたのだ。報道も何ら検証することなく、そのままを垂れ流してきたのだ。 彼らに責任をとって貰いたいものだ。厚労省の 37.5度以上発熱4日以上の検査受診制限という未必の故意による罪、および 公表新規感染者数情報のみで、 民間自費検査情報も大規模モニタリング検査情報も収集公開してこなかった情報隠蔽の 罪に問われるべきだろう。
• 10.12。都で77人。減少したまま。国会審議でまた間抜けであっち向いた議論、さらに それを報道。何ともアホらしい。上のようなワクチン効果と日本の行政検査と国民性を 未だに考えない。
  ロックダウンだって、アホか、「自由」をお上に差し出すのか。無料PCR検査拡充 だって、間抜け、逆効果だろう、もういい加減に検査体制とワクチン効果をしっかり理解 しろ。行動制限と休業補償だって、未だに国民を信じないで国民を困らす、無駄な金を使う。 オリンピックでの外からの感染拡大はないとだけ主張、焦点をずらせた答弁、当然オリン ピック開催での人流増で感染拡大じゃないか。公立病院のコロナ専門病院化だって、今更 遅すぎる、そしてあのマスの療養施設はどうした、かつもはや重症化は減るのにこれから 専門病院だって。さらにまたGoTo2.0だって、感染拡大原因を分かっていない、無駄な金を 使う。
  　そして、またまたあの原理も知らず、間抜けな公表新規感染者数情報だけを用いた シミュレーションで、今後3ヶ月で再急拡大だと予想、何とも情けない。アホ丸出し。 昔中学生頃、数学で公式に当てはめたのに間違いだって、という生徒がいた。原理的に 公式がどういう状況で成立するか理解していない。単に数字を適当にはめ込んだだけ。 京大、東大、筑波大、北大などのこれらシミュレーションは、それ並み。日本の 研究者連中がこんなに劣悪な脳しか持っていないのだ。驚き。
  　もうアホらしくって、どうしようもない。何とかしてくれ。何とも手の施しようがない。 今後日本がもっと落ちて、世界でも下位の方で反省してから、 じっくり教育に取り組み、原理から理解できる人社会を取り戻すことを祈り、願う。
  　（しかし、報道のニュースを見るだけで、最近はこんなにも鬱々とした感情に襲われる。 行われている日々活動が、結局はこんなにも浮ついた底なしの表象しか示さないのが 気になる。つまりは、日々活動にどんどん ヒトとしての活動の意味が無くなってきていることを示しているのかもしれない。 あのローマ帝国滅亡前を思い起こさせる。人類として危ないのではないか。）
• ここで述べた間抜けさ程度は、専門家やシミュレーション研究者だけでなく、普通の 免疫学者や医者連中にもまん延しているようだ。何とも情けない低能ぶり思考停止だ。 政府自治体行政報道国民など、理系のコロナ関連研究者ではない人たちが単純に 騙されてきただけではないのだ。理系のコロナ関連研究者や医者連中までもが、何の 疑いもなく、易々と騙されているのだ。
  このすぐ上で指摘した間抜けさ・滑稽さに追加する。イスラエルやシンガポールでは ブレークスルー感染拡大だ。そこで三回目ワクチン接種を始めている。彼はADE（ワクチン による抗体産生での感染増強効果）を心配して研究。彼は三回目でもADEはほとんど無い から、日本でも容認するとのこと。だが、日本、和歌山県の調査ではブレークスルー感染 割合がとても少ないと引用する。しかもイスラエルなどでも、やはりワクチン接種 で重症化は抑えられ、かつ感染者の多くはやはり未接種者だとのこと。日本では国民性で マスクなど自主的自粛も行き届いているから、ブレークスルー感染も恐ろしいが、諸外国 ほどは広がらないと予想する。だから三回目接種は慎重になるべきという。
  　この彼の論理のなかの間抜けさが、これまでの政府自治体行政専門家報道そして国民 全員の間抜けさと同じなのだ。「赤信号、皆で渡れば恐くない」「『王様は裸だ』と叫ぶ 人がいても、権威の衣が見えて“裸”が見えない」のだ。
  　つまり、ずっと告発してきた 厚労省の公表新規感染者数情報中でのモニタリング検査や民間自費検査情報の隠蔽に、 誰も気づかないのだ。諸外国では“誰でもどこでも”無料PCR検査を行う。だから市中 無症状感染者の特定が進む。ワクチン接種者の無症状・軽症感染者の捕捉も多く発見される。 ブレークスルー感染者も多く見つかってくる。ところが日本では、有症者対象中心の行政・ 保険適用検査が主体だ。市中無症状感染者の捕捉は進まない。当然ワクチン接種で増加する 無症状・軽症感染者の捕捉は無い。だから公表新規感染者数情報を信じている限り、当然 ブレークスルー感染もほとんど無いと見えてしまう。市中には、公表新規感染者数の1000倍 もの数の無症感染者がいることになっていても、見えないのだ。
  　これが日本の各種専門研究者たちの知能程度なのだ。誰も公表新規感染者数情報の虚飾、 つまりは“裸”なのにそれを疑わないのだ。日本の厚労省、分科会、専門家たちのこの 大罪を誰も疑わず、見ようとしない。戦中の参謀本部・大本営の虚飾を国民の誰もが 疑わない、見ようとしないことに重ならないと言えるのだろうか。

10.17追加。都の感染者はとにかく2桁、減少したまま。底打ちでこれから少しは増加 だろうが、でも基本上の10.11に書いたように、ワクチン接種、その 無症割合増加効果と、日本の有症者中心の行政検査、無症者軽視の検査のサボりとその 無症者感染者数状況を反映する民間自費検査情報の隠蔽で、無症者捕捉失敗による見かけの （有症）感染者数減少を維持したまま、今後も低レベルで推移するだろう。
　さて、やはりそのコロナとは無関係で、総選挙戦の各党候補公約ニュースでは、どこも 現金給付とか。アホ丸出しで、おまけにコロナ対策も10.11のような間抜けぶりでどこも 市中無症感染者数状況の把握失敗・情報隠蔽を訴えない。「今どうなっているか」の情報 なくして、何の対策が打てるのか。
　ついでに、ネットでも識者たちが、まず地球温暖化CO₂問題・災害対策・ 原発・少子高齢化人口問題・宇宙開発等々の政治課題や貧困対策・物価GDP・物価上昇・ 格差問題等々の経済対策や景気動向や諸外国との外交問題や身近な人生の生き方問題などを 論じるが、どうしてこうも間抜けぶりが目立つのか。例えば、現象の相関を並べ立てて、 論点すり替え、それで原因を特定した気になっている論者たち。例えば、生きづらい世の中、 見方を変えたらどうかや、台湾中国軋轢に対して軍備増強や外交でのなだめ対処などの 提案をする人たち。その他、各分野各種のコメントがあるが、それらどれもが、まず この地球の制限環境状況に対する生物世界における生存戦略としての利己的戦略優勢化 およびヒトの本性・貨幣の本性という、この世のヒト世界の原理を分かっていない。 だから、どれも現象面だけの対処法しか思い至らない、言及しない。 まるでコロナ対策の表面的な弥縫策百出状況と同じだ。これで政治や専門家たちが 高給を取っているのか。情けない。
　（昔はあの山登の視点という原理に基づく視座 を獲得していなかったから、専門以外の各分野に対する批判的視点を欠いていたからかも しれないが、それほど各専門家の話に矛盾や違和感を感じなかった。昔の論者たちが 偉かったのかもしれないが、ひょっとして今同様程度であり、単に山登の目が肥えて いなかったからかもしれない。）
　とにかく早くこの山登の視点を普及させるべく努めよう。教育が大事だ。

• 10.26追加。本日報道で久しぶりに大変納得できる議論を聞いた。テーマは憲法改正。
  　緊急事態宣言でなく、ロックダウンは不必要。何故なら緊急事態条項をすでに利用して いるし、また法律で変更して対応できる。むしろロックダウンなどは、政府の透明性 （対策の妥当性、情報の開示など）、信頼感が上がれば、自然に可能なはず。Yes!
  　むしろコロナに対しては、その危険性に対する認識の違いで、ロックダウン賛成や反対 の発想に繋がっているだろう、との意見。その通りだ。それは、 政府自治体が的確詳細なコロナ情報を国民と共有しなかったからで、 すべて政府、厚労省、自治体、専門家、報道の責任のせいだ。このことをずっと告発 してきた。
  　個人情報保護法改正した。マイナンバーカードに健康保険や運転免許などを紐付ける のは反対。個人の情報は、それで個人がどういう自分の生活環境を作るかに不可欠であり、 それを勝手に利用され、公開されることはあり得ないとのこと。Yes!やはり政府の透明性、 信頼感ができてこその話だとのこと。
  　敵基地攻撃についての憲法改正。皆と仲良くすることを最終目標にして、どうやって そこに到達するかが第一義のはず。戦争や攻められた時のことを議論するのは筋違いだ。 やはりその透明性や信頼感ができてこそ、憲法改正の議論が可能になる。Yes!
  　すべて同意する。この程度の良識をいつも持って議論して欲しい。
• 10.27追加。今週は衆院選に向けて、各政党の公約に対する各種テーマを議論。
  　月曜日は経済、エネルギー政策だった。現状況に対しての対処法が中心。妥当だが、 結局制限環境下の地球という視点が無く、山登の 視点からの分析も無く、原理からの提案もなかった。その批判は 経済欄の現代貨幣理論の胡散臭さに追加して、10.25に書いた。
  　本日はコロナ対策。またあの危機管理議論。だからまたあっち向いた提案、どうしようも ない。ただ、コメンテーターの一人が、実に的を射た批判。つまり、政府自治体の対策と いうより、百年一日の厚労省内半永久職員がキャリア官僚に対してサボりの大間違い 提案を誘導するという官僚体質に根ざす問題点を引っ張り出したのだ。よく見ている。そして 是非その点を事後検証して欲しいものだ。
  ただ、きっと多分どのような事後検証調査委員会でも取りあげないだろう。だって、 彼ら皆がその間違いにだまされ続けているのだから。
  そして、最大の間抜けぶりが、どの政党もどのコメンテーターも、未だに コロナ感染状況の詳細的確な情報収集公開欠落について触れないことだ。戦中から何ら 変わらない体質を誰も批判告発しないことだ。ずっと「裸の王様」の“裸”には、権威の 衣に騙されて気づかないのだ。報道の質の低下が情けなくなる。（「今どうなっているのか」 という情報を知らずして、どんな対策が可能だというのか。ヒトとしての智慧の無さ丸出し じゃないか。）
• 10.29追加。なかなか報道やコメンテーターやネット記事でも本質をつく議論が無い。 大抵が各個別現象に対する現体制内での対処法を述べるのみ。『ネオ・ヒューマン』という 題材に対しても、テクノロジーと倫理と感覚から述べるのみ。丁度あの ハラリ氏の議論のような上辺の議論になる。外交でも経済でも貧困でも、また生き方 についても、大抵が現自由競争資本主義を前提とした議論になる。金、名誉、権力も前提 とされる。このコロナに関連するページの中でも、何度かそうした浮ついた議論の批判を してきた。
  　彼らは山登の視点という原理から議論しない。 だから本質に至る議論ができない。早くこの山登の視点を普及させたい。教育が大事だ。
  　原理から、生命体の成り立ち・本性や貨幣とヒトの成り立ち・本性・協力欲を理解する。 するとまず現自由競争資本主義体制という枠組みに拘泥しない本来あるべき姿がすぐに 浮かび上がってくる。現制限環境下において生命体本体が示してしまう利己的戦略優勢状況 において、何が原因で何がまずいのか、どうすればそれを回避できるのか、をすぐに分析 解析できる。そうした思考過程を経て、誰もがヒトとして本来あるべきフェアな生き方とは どんなものになるか、さらに現在現れた各種歪み現象に対する根本的な対処法までをも 簡単に回答可能になるのだ。現制限環境下の自由競争資本主義体制下でのフェアな生き方と 各種問題点の根本的原理的な解決法を判断できるのだ。
  すぐ上の10.26追加分で、納得する議論と評価できたのは何故か。一目見てすぐに理解 可能だろう。
  　それぞれの議論の出発点が、この原理的な視点、問題の根本・原理を基に議論している からだ。
  　ただ、コロナに対してだけ、「今市中にどれだけ感染者がいるのか」という情報が 収集公開されていないという根っこの原因に気づいていないのだ。専門家と報道が、 こんなにも「裸の王様」の“裸”を権威により覆い隠してしまい、国民のほとんどを 誤誘導してしまっているのだ。大きな罪に問われるべきだろう。しかし、国民はどうして こんなにも易々と騙され、目隠しされてしまうのか、やはり教育が大事だ。
  　どうしてこの現制限環境下の自由競争資本主義体制という枠組みを前提にしてしまう 思考しかできないのだろうか。あまりにも視野が狭く、思考停止に陥ってしまっていないか。 あまりにも偏狭な見方ではないだろうか。

• 昨日衆院総選挙。自民単独過半数とのこと。投票率56％、低い。やはりこのコロナ禍 でも、国民は現状維持を望んでいるのか。どうしてこんなひどい行政を行う政府を承認 するのだろうか。不思議だ。
  　ただ、どの政党も給付金だとか。似たり寄ったり。どこも根本的な問題点を指摘せず、 分析もせず、だから明快な解決法も提案しない。各現象に対する表面的な対処法しか 言わない。だからどこも任せられないと判断するしかない。日本の知の劣化が甚だしい。
• 報道をちょっと囓っただけで、またひどいデタラメ報道。何ということか。専門家も 報道もまったくデタラメで間抜けで、これが日本広範に報道されるかと思うと、彼らには、 知能を働かせないという未必の故意の罪状を突きつけたいと思う。
  　大学と感染研で、デルタ株の大抵のゲノムに変異が入っている。特にゲノム増幅の誤り 修復遺伝子に多いとか。だから自滅コロナになっていると分析、それが第5波の激減理由 と提案。そんなバカな。こんなことを発表する研究者って、どんなアホなのか。どれだけ 恥知らずなのか。それをそのまま報道するなんて、どんな頭と責任感を持っている報道 関係者なのか。
  まず、自滅株がどうして普通の株に優って増えることができたのか、考えてみれば デタラメさがすぐ分かるだろうに。（自滅するのに、自滅しない株に優って増殖拡大する なんて、どんな頭を持ってして、恥ずかしげもなく発想できるのか。）
  　そして、未だに民間自費検査情報も収集しない。きっと市中感染者数は公表新規感染者数 の1000-2000倍はいるはずだ。その市中感染状況を調べも知りもしないで、ウィルス自体の 自滅現象だと、どうして厚かましくも言えるものだ。呆れてものが言えない。（呆れて ものが言えないのは、ずっと毎度のことだが。）

• 例えば、経済成長を日本はできないでいる。その原因を 〜ムラの利権や縄張りのせいと考える。これは原発にもコロナ対策にも当てはまる。
• また中国のGDP世界2位の一方で台湾問題、ウィグル強制労働問題、香港問題などの 人権侵害について、識者は歴史認識の重要性は 指摘しつつも、もの・ヒトの本性と資本主義とフェアのあり方について勉強不足なのだ。 本性としての自由・平等・博愛の正義、つまりフェア感覚の意味を分かっていない。 山登の視点を勉強し直して欲しい。
• そして、低成長やフェア感覚を辿れば、きっと日本人の無意識の意識として、この地球 の制限環境状況に配慮して、地球に 負荷を掛けない生き方をしようとしていると分析できるのではなかろうか。一方 報道も政府自治体もコメンテーターも常に経済成長を求めようとし、それを善とする風潮 なのだが、その他の途を考えられないでいるのだ。何とも狭量で間抜けなことか。 ヒトへの進化により獲得することに なった本性である協力欲を理解して欲しい。
• 最近はMMT理論とかで、インフレが無い 限り自国貨幣を無制限に発行できるという。しかしそのまやかしは明らかだ。自国の インフレが起こらなかったとしても、世界がグローバルに繋がっている以上、世界の中に インフレの種をばらまいているのだ。そのような大きな視点を欠いている。ただ単に 自国の利益だけ、つまりこの制限環境下の利己的戦略そのままなのだ。
• 経済を論じる経済学。その程度が間抜けそのままだ。 地球資源も宇宙ですら有限であることを弁えないのだ。無限を仮定し、その上で 理論を創ろうとするから、すべて誤る。 無制限環境の“いい人”戦略と制限環境の“利己的”戦略の囚人のジレンマ、生命世界 では常識となりつつあるのに、経済ではそれをまるで無視する。
• 今後AIだとか、IoTだとか、宇宙だとか騒ぐ。最近まではITだとか、GAFAMだとか、 ビッグデータだとか騒いでいた。それらへの進出企業が世界を席巻し、大きな利益を獲得 している。将来AIとヒトの区別もできにくくなり、 “マザーコンピュータ”に操られる恐れが警告される。でもそのハラリ氏も勉強不足 なのだ。彼はヒトの認知限界が50人規模 であることを知っていても、弁えない。だから不特定多数の社会を当たり前として しまっている。ここで将来像として描く「50人規模 を基盤とする自給自足圏のネットワーク社会」なる発想が、彼にはできないのだ。
• 同じことになるのかもしれない。これまでのヒトの営みとして、 協力欲に基づいて、人々は生産し、お互い助け合って生きてきた。制限環境では 利己的戦略優勢になりながらでも、少しの ニッチで経済成長してしあわせを生きてきた。しかし、それもかなり限界に来た。 地球温暖化然りだ。そんな時、利己的戦略優勢になり、上記ビッグデータやITやAIやで 大衆を相手に荒稼ぎだ。ものもエネルギーも作らない、情報をやりとりするだけだ。 釈迦の言うように、この世にはものとエネルギーの “輪廻”および情報の“縁起”がある。ものを作り、エネルギーを産み、それで 生きている。その生産者が第1に重要視されるべきだろう。そして情報の関係を分析し、 理解することも重要だ。
  　しかし、例えばアマゾンでは大衆は簡単にものを発注できる、配送者が運搬して それを届ける、その配送者の労力は無視だ。ヒトの協力の上に成り立っていることを 無視している。50人規模の認知限界内での協力ではないからだ。ヒトがロボットと 見なされ、“もの”扱いだ。労働者は自分の時間を 売っている。それがヒト社会のあるべき姿だろうか。
  　さらに、例えばテレビなどのタレントだ。多くが希望する。成功者はお金を獲得し、 有名になる。いい人という評価の代替尺度である金、名誉、権力を利己的に奪い合う。 それが本来のヒトの目指す社会だったのだろうか。 農作業する農夫、魚を捕る漁師、建物を建てる建築労働者などのおかげで世の中成り 立っている。しかし、そういう職業につこうとする若者が減っている。人の世の中、 社会が成り立たなくなってしまうのではないか。特に今“情報”のやりとりを起業しよう とする若者が多く、その邪魔だけは行政にして欲しくない、と注文をつける。現代 資本主義社会では妥当な要求だろうが、それが本当に この世で生を受けてやるべきこと、やりたいことなのだろうか、立ち止まって考えて 欲しい。情報のやりとりの結果を支える多くのロボット的労働の人々の協力をしっかり 認識すべきだと思う。そんな非人間的な経済社会組織体制の中にいるのだ。
  　またビットコインなど貨幣本来の 交換価値から進化した、ある意味利己的な貨幣もどきがのさばりだしている。 それがヒト社会、貨幣社会の期待される姿だったのだろうか。当然制限環境下のなせる ワザだと思う。では、その利己的戦略優勢になる制限環境 を制限して、できるだけいい人戦略優勢になる無制限環境を招来する努力をすべき だろう。将来像に描く自給自足圏も一考に値する と思うが。
• ついでに、米中対立とは、今や専制主義と民主主義の戦いと見られる。専制国家の 方が多数になっている。貧困で国民が混乱する場合、権威により統合して治める方が 効率がいい。特に、ビッグデータやAIなどで監視 データ含め各種情報を中央に収集してそれを解析する方が、国民・経済などを把握し やすい、効率もいい。だからこのAI普及時代には、自由より平等を求める専制国家の 方が、平等をおいても自由を求める民主国家よりも効率よく政治・経済運営ができる。
  　それは確かだ。でもAIなど集中管理方式では、まず学習が必要になる。今のところ、 欧米の先例に倣って政治・経済運営をすればいいだろう。その場合は、専制国家の方が 当然効率がいい。しかし、ひとたびトップに立てば、先例はなく、自らアイデアを出す しかなくなる。その時集中管理体制では、既存の枠を出られず、体制総崩れになる可能性 が大になる。
  　一方、あの資本主義の起こりを思い 出して欲しい。個人主義が普及し、各人が人間に還ることができた。すると万民が自由に 発想して、特に無制限環境下での“いい人”戦略をとって、フェア感溢れる活動と経済 成長を行い、しあわせに生きることができたのだ。万民の活動のおかげで、大変効率よく 経済成長できた。それが資本主義だ。自由がその要になる。 制限環境になってきて、“利己的”戦略優勢状況に、個々人の心に齟齬/軋轢が産まれ、 ふしあわせ感を抱くようになった。より平等を求める雰囲気にもなった。しかし自由が 抑えられれば、実はその先の見えなくなった時代には、全く非効率な活動・経済成長に 落ちぶれてしまうのだ。
  　今中国は破竹の勢いかもしれない。しかし、ひとたび世界のトップレベルに並んだが 最後、そこから自身の矛盾が露呈してくることが確実だと思う。
  　民主主義を守り、自由・平等・博愛を目指すべきだろう。その時自由の幾分かの制限が 必要かもしれない。将来像に描く50人規模の自給 自足圏のネットワーク社会を参考にして欲しい。
• その他、もろもろの世間の騒動があり、それらに対する報道やコメントがあるが、大抵 的外れに感じてしまう。教育が大事だ！
  　その大抵が、もの・ヒトの本性や原理を 勉強せず、ただ短絡的に現社会経済体制を前提とした上で、その枠内での妥協案しか 提示しないのだ。政府自治体行政専門家たちのコロナ対策の間抜けさ・不手際程度と 同レベルにしか見えないのだ。
• ちなみに、先週金曜日11月19日MLB大谷選手がMVP獲得。満票。すごいことらしい。今年 の彼の活躍は二刀流で素晴らしかった。人間として、その能力も、人間性も、とても素晴 らしい。高校からの育ち方がとてもすごい。その事実は確かに頷ける。彼は野球そのもの を楽しんでいる。それが素晴らしい。子供のままだ。
  　しかし、大の大人が、この自由競争資本主義時代の制限環境下に子供そのもので 居続けることが、どれ程違和感を抱かせ、間抜けぶりを振りまいていることか、想像 できないのだろうか。
  　ひょっとしてあの大坂なおみ選手も同様な感じだろうか。
  　大坂なおみに対しては批判した。この 自由競争資本主義時代、制限環境下で利己的戦略優勢状況の中、 ヒトとしての協力欲に従って協力できたことを確認するために、協力的だったという評価の 代替として、現代では金、名誉、権力を競争して利己的に求めざるを得ない。他を蹴落と さざるを得ない。特にスポーツにおいては顕著だ。勝負の世界だから。
  　大谷選手はそんなことを感じないのだろうか。自分なら、やはり負けたくはないが 勝ちたくもない。できれば勝負事からは距離を置きたい。そしてデカルトのモットー 「よき人生を送るためには、人に見られないで生きる」を選ぶだろう。彼らは、こうした ヒトの本性に対する現代社会の矛盾・齟齬を意識しないのであろうか？
  　正義やフェア感について書いたことだ。一昔前なら、 個々人の帰属集団が明確で、お互いの協力無くしては皆が生き残れなかった。その意味で それぞれ協力が要請され、協力できたおかげでヒトの本性に従ってしあわせに生きられた。 しかし現代ではコンビニに行って一人だけでも生きることができ、かつ競争社会の中で 皆が敵に見える。但し、ヒトは皆仲間と知られ、殺し合いはできない。そんな時、 帰属集団も必要なく、すると協力するべき対象も見えず、協力できない日々を送ること になる。ヒトとしてのしあわせを感じられず、そのため協力的だとの指標とされる金、 名誉、権力を競争しながら求めることになる。彼らの気持ちを代弁する言葉を使うなら、 「人々に感動して貰いたいとの願い」の一心で頑張る、何をか、感動して貰うことを 競争し合って他を蹴落とすことを頑張っているのだ。それぞれ競技を主催する側の枠組み の中で、主催者たちの“儲け”のために。どうしても、ローマ時代のコロッセウムの中で 戦わされた奴隷たちを思い描いてしまう。きっと心の中のどこかには違和感、軋轢、 アンフェア感を産み、ふしあわせ感を抱く。そんな世の中なのだ。こんな状況を前提にした どんな生き方もフェア感溢れるしあわせに到達できそうには思えない。大谷も大坂も そんなフェア感を持たないのだろうか、と疑問に思ってしまう。この ホームページの根幹・中心がそのことなのだ。または彼らは親からか、学校の教育でか、 または読書から（大谷は中村颯風氏とかのポジティブ思考の本によるようだ）、ある意味 マインドコントロールを受けているのかもしれない。彼らには世界を見渡して考えてみる 努力を是非行って欲しいと思う。
  何故なら、今地球はCO₂で温暖化が大変だ。世界中での対処が必要だ。 さらに、中国の香港、ウィグル、そして台湾問題。似たような状況がロシアでもある。 ミャンマーのクーデターも宙ぶらりんだ。トルコも極端な物価上昇で国民は苦労している。 またタリバン支配のアフガニスタンやイラクのISなどが問題を孕む。そしてその影響が ベラルーシの難民問題など世界的な広がりを見せる。また大きな問題になることが 懸念されるのが、現在の米中覇権争いだろう。経済でも政治制度でもだ。アフリカの 経済成長はこれからだろうが、地球温暖化で足踏み状態かもしれない。
  　ちょっと考えただけでも、地球上人々は大変な苦労をしている。それに対して、 テニスだ、野球だ、と騒ぐ。本人たちは観客に感動を提供できて、また自分たちも 楽しめて、満足かもしれない。ファンたちもローマ市民の観客同様、見て楽しんで 満足かもしれない。でも彼らはこの地球上の同時刻の多くの人々の苦しみを思い浮か べない。本当は、今彼らは別のことをやっているべきではないのか。少なくとも、もの とエネルギーを余分に使いすぎる娯楽を少し控えて、この厳しい制限環境の母なる地球に もう少しやさしさといたわりを差し出してもいいように思うのだが。
  　おまけに、彼らの稼ぐ金額が突出している。先日来例を挙げた農夫や漁師や建設労働者 などのものやエネルギーを産み、情報を分析提供している実質的な生活支援者の給与額と 比較して、桁が違う。タレントもまたIT長者たちも株長者たちも桁違いだと思う。同じ ヒトなのに。単にこの今の資本主義社会での経済効果というものさしで測っただけなのに、 絶対的な正当性を主張しているようだ。そんなバカな！と思う。やはり社会経済制度を 変更して、将来像に描くような自給自足圏のネット ワーク社会を目指すべきだと思う。そのためには、あくまで教育が大事だ。
  　もの・生命体の原理を学ぶべきだ と思う。生命体はRNAに由来して、自己増殖が当然であり、自死はあり得ない。変異し、 進化し、無制限環境では“いい人”戦略、制限環境では“利己的”戦略優勢になり、生き 続けている。多分それをイエスは“エデンの園”と 呼んだのだろう。ヒトへの進化で協力欲を獲得した。ところが制限環境で不条理な 日常に出くわし、自分たちの存在や有り様に疑問を持ちだした。“エデンの園”から追放 され、日々鬱々と生きる羽目になった。でも生命体の“生きているだけでしあわせである” 論理に従い、生き続ける運命を定められている。そこでその不条理を解決するために、 宗教や学問が生まれ、日々悩みながらでも“しあわせな生き方＝フェアな生き方”を 求めるすべを獲得しようとしている。今やこのホーム ページには、その根幹の知識をまとめることができたと信じる。宗教は科学に基づく ものに衣替えの時期にきている。そんな知識に裏付けられた生き方、つまりはフェアな 生き方をして、ヒトは生命体の本来持っている生きているしあわせを満喫できる時代に なったのだと思う。是非そのことを勉強して、しあわせな人生を送って欲しいと思う。 その時、この自由競争資本主義体制という制限枠に縛られた如何なる“生き方読本”や “生き方指針”にも惑わされることなく、自分の意思で自分の思考によって、その しあわせな生き方を選択できるようになると期待する。教育が大事だ。